ローカル缶詰選手権
http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/local_foods/kan_profile.html
『つい他人(ひと)に自慢したくなる無敵の雑学』 なるほど倶楽部/編集 角川文庫 2003年発行
・カニ缶にはなぜ紙が入っている?
カニ缶を開けると、必ずカニの身が半透明の紙に包まれています。この半透明の紙は「酸性パーチ」といい、カニの身と缶詰の間で起きる化学反応を防ぐ働きをしています。
実は、カニやエビの身を金属の缶の中に長く入れておくと、鉄や錫(すず)と化学反応を起こし、ガラス状の結晶物質を作り出してしまうのです。この化学反応を「ストラバイト現象」といいますが、これを酸性パーチが防いでくれるのです。
しかし、酸性パーチも万全ではなく、カニ缶を生産販売しているメーカーによると、今でもときどき「カニ缶買ったらガラスが入っていた」という苦情があるそうです。
なぜガラス状の物質が発生するのかは、わかっていません。それと同様に、なぜ酸性パーチがそれを防ぐのかもよくわかっていません。経験的に「この紙が効くようだ」と入れているにすぎないのです。
ちなみに、カニ缶に入っているカニの身は、どのように剥(む)いているのかご存知ですか。実は、人海戦術で剥いているそうです。ただでさえ高価なカニが、人件費を大量にかけることによってますます高くなっているというわけですね。
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『雑学大王385 身の回りの「謎」がわかる!』 日本雑学研究会 中経出版 2008年発行
・缶詰はハンマーや銃であけていた!?
缶詰のルーツは瓶詰である。18世紀末、フランスの政府が賞金つきで食品保存法を募集し、ニコラ・アペールという菓子職人がガラス瓶を用いた保存方法を考案し、応募した。
それは広口の瓶に料理したものを詰め、コルクで栓をし、熱湯につけて加熱殺菌したあと、栓の上から蝋(ろう)をかぶせて密封するという方法であった。それが当選し、アペールは賞金(1万2000フラン)を獲得した。
このアペールの瓶詰が今日の缶詰のルーツである。いわゆる缶詰は1810年、ピーター・デュランドというロンドンの卸売商が開発しており、英国海軍の軍用食に利用された。
缶詰を開けるには缶切りが必要である。ところが缶詰が発明されたとき、缶切りはなかった。缶詰とともに、缶切りが発明されたわけではなかった。缶切りが登場するのは約50年後のことである。では、缶詰はどうやってあけたのか。
1824年、イギリスの探検家が北極の探検に子牛の缶詰を持って行った。その缶詰には「鑿(のみ)とハンマーで上面を丸く切ること」という使用説明がついていた。缶切りが登場する以前には、そんなふうにしてあけていた。また、英国兵たちは軍用食の缶詰をナイフで切り裂いたり、銃で撃ったりしてあけた。
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『日本経済新聞』 2010年3月27日 「何でもランキング」 (一部抜粋しています)
・ふた開ければ広がる美味
1.船泊(ふなどまり)漁業協同組合「宝うに」(北海道礼文町) 1缶2900円
http://item.rakuten.co.jp/funadomari/c/0000000207/
2.レインボー食品「スモークドオイスターオイル漬」(広島県竹原市) 1缶577円
3.沖縄県物産公社「『わしたポーク』シリーズ」(那覇市) 1缶378円
4.若狭湾観光「鯖へしこ油漬」(福井県小浜市) 1缶1200円
5.味の加久の屋「元祖いちご煮」(青森県八戸市) 1缶1365円
6.信田缶詰「サバカレー」(千葉県銚子市) 3缶630円
7.シンヤ「ふくら印たらの子味付」(金沢市) 1缶525円
8.日光ゆば製造「味付巻ゆば」(宇都宮市) 3缶1050円
9.木の屋石巻水産「金華さばみそ煮」(宮城県石巻市) 1缶330円
10.高木商店「『ねぎ鯖』シリーズ」(茨城県神栖市) 1缶320円
ベスト10の缶詰のうち、8つは海の幸のうまみがぎゅっと詰まったもの。中でも1位になった船泊漁業協同組合(北海道礼文町)の「宝うに」は特産のエゾバフンウニがひとつの缶にぎっしり。ふたを開けると、北海の磯の香りがふわりと広がる。礼文島の海域は北からのリマン海流と南からの対馬海流がぶつかり、海産物が豊かなところ。
「宝うに」は高級品として有名なエゾバフンウニを蒸し、職人が厳しい目で選んだ塩だけで味付けをした。
http://www.nikkei.com/news/ranking/genre/article/g=96958A96889DE2E6E4EBE4E6E3E2E0E4E2E1E0E2E3E285E2E1E2E2E2;p=9694E3E6E3E0E0E2E2EBE3EAE3E0;o=9694E3E6E3E0E0E2E2EBE3EAE2EB
どうでもいい、じじぃの日記。
朝、散歩がてらに、コンビニに寄った。どう魔が差したのか日経新聞を買ってしまった。
日経新聞は140円から160円に値上がりしたばかりだった。株をやっているわけでもないのに・・・・。
ただ、新聞に厚みがあって、なんだろう、この厚みはというのがあった。
「何でもランキング」が別紙になっていた。今回の「何でもランキング」は缶詰だ。
ランキング1位。船泊(ふなどまり)漁業協同組合「宝うに」。1位から10位までの写真が付いている。「ウニ」がお皿にのっかっている。
「エゾバフンウニ」。馬ふんのようなウニ。馬ふんの香り?が新聞から漂ってくる。うまそお!。
2月に、NHK 『クローズアップ現代』に「お年寄りの食が危ない」というのがあった。
不況のなか、近くのスーパーが閉店し、遠くの大型スーパーにまで買い出しにいかなければならない食の砂漠「フードデザート」が起きている。
お年寄りが遠くのスーパーに買い物にいくのだが、かさばるものを避けて簡単な食材を買っている映像があった。この日、お年寄りが買ったものはツナの缶詰、ブロッコリ、インスタントみそ汁だった。
年金生活で一食あたり300円程度でやりくりしないといけない。
じじぃの場合は昼食はほとんどインスタントラーメンだ。シーフードのカップヌードル、日清食品のチキンラーメン、マルちゃんの赤いきつね、・・・・。
インスタントラーメンだけだと寂しい。かつ夜までもたない。モチを焼いて中に入れて食べる。これに何か1品つける。缶詰だ。
今の缶詰はハンマーで開けることはない。缶切りも必要ない。缶コーヒーのような感覚で開けられる。
昼食にカニ缶とはいかなくとも、それなりの缶詰を付けることによって、贅沢な昼食が出来上がるのだ。
缶詰も東金市内のスーパーを回ると同じメーカーのもので20〜30円、値段が異なる。
近くのスーパー「KAZUMI」が一番安い。サバ、サンマ、イワシ、イカ等の缶詰が97円だ。
今日の昼食はモチを入れた塩味の日清チキンラーメンとサバの缶詰なのでした。
新聞の「エゾバフンウニ」を思い出しながら。