じじぃの「激震、マスメディア〜テレビ・新聞の未来」

The Politico Reports 動画 Youtube
http://youlist.jp/v/hPLrbOGqLPg
放送記念日特集 「激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜」 2010.03.22 NHK
【パネリスト】日本新聞協会会長 内山斉(読売)、日本民間放送連盟会長 広瀬道貞、株式会社ドワンゴ会長 川上量生、ITジャーナリスト 佐々木俊尚学習院大学法学部教授 遠藤薫NHK副会長 今井義典 【キャスター・司会者】藤澤秀敏、黒崎めぐみ
今、テレビ・新聞といったマスメディアが、かつてない事態に直面している。若者を中心としたテレビ離れ・新聞離れが懸念され、景気の悪化により広告収入も減少。アメリカでは、経営難に陥るマスメディアが相次ぎ、日本にも、危機が迫ってくるという見方が強い。今後、マスメディアはどう変革していくべきなのか? そのためには何が必要なのか? そして、私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのか? 徹底的に議論する。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-03-22&ch=21&eid=9647
どうでもいい、じじぃの日記。
3月22日放送、NHK 放送記念日特集 「激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜」を観た。
去年の12月、NHK BS 「世界のドキュメンタリー 新聞が消えた日▽報道の未来は?」を観たが、その延長線上の番組のように思えた。
パネリストは以下の人たちだ。
日本新聞協会会長 内山斉(読売)
日本民間放送連盟会長 広瀬道貞
株式会社ドワンゴ会長 川上量生
ITジャーナリスト 佐々木俊尚
学習院大学法学部教授 遠藤薫(女性)
NHK副会長 今井義典
夜の10:00〜11:30(90分)の時間帯の番組なので、ばばぁ(女房)に録画してもらって、次の日にゆっくり観た。
大体、こんなことを話していた。
最初、街の人に新聞、テレビを見ているかの質問している映像が流れる。
「テレビ観てますか」「新聞見てますか」
「新聞、最近止めました」
森田さん(男)というネット系の会社に勤めている人が出てきた。新聞は大学卒業してから取っていない。
情報の入手はほとんどインターネットから。ニュースは携帯でチェックしている。
「ネットで書かれているもので、批評の無いものは何も書かなかったことと同じなんです」
司会者 今の映像をみて一言ずつお願いします。
内山 テレビ、新聞の存在感を問われている。
広瀬 テレビ、新聞が無くなったら、民主主義が無くなるという危機感がある。
川上 ネットを使う人はテレビ、新聞を見ていない。
佐々木 テレビ、新聞に替わって、ネットが最も身近なメディア空間になった。
遠藤 去年の政権交代と同じように、メディア交代が起きている。
今井 来年テレビのデジタル化が始まることと無関係ではない。
司会者 共通しているのは、マスメディアが激動の時代を迎えているということです。
新聞やテレビなどのメディアがネットへの参入を模索してしています。マスメディアで何が起き、どこに向おうとしているのでしょうか。
アメリカの現状の映像が流れる。
去年2月、アメリカのコロラド州デンバーの名門地元紙ロッキー・マウンテン・ニュースが創刊150年を目前にして廃刊になりました。ピュリツァー賞を何度も受賞するなど、その報道内容が高く評価されてきた新聞でした。インターネットの普及と読者離れ、広告が集まらなくなる現実、経済危機などが主な原因です。
2007年以降で廃刊になった新聞は150以上、去年1年間で1万人のジャーナリストが職を失いました。
インターネットのニューザーズ社。社員は16人。ネットでニュースを配信している。自分たちで一切取材をしていない。記事も数行のみ。見出しで勝負している。
これまでの本社、支局があってというビジネスモデルは崩壊しているのです。
テレビから視聴者が離れています。夕方のニュース番組を見る人が10年間で700万人も減っています。
ローカルニュースに力を入れたWYOUは低視聴率に苦しみ、ついに去年番組を打ち切りました。今は系列局からの番組配信のみです。
3大ネットワークの一つ、ABCニュースも人員整理をしました。
日本の新聞の発行部数が去年から100万部以上減りました。テレビは20代の人の平均視聴率は5分です。
テレビ。新聞の広告は徐々に下がり、インターネット上の広告は去年新聞を抜きました。
司会者 アメリカではマスメディアの衰退は民主主義の衰退という考え方があるのです。
佐々木 需要と供給のバランスが崩れてきた。
内山 日本の宅配は95%だ。広告をみてもアメリカの新聞は8割が広告からだが、日本は3割しかない。アメリカとは事情が違う。
今井 NHKを見ていないという人が24%いる。我々は自己改革をしないといけない。
川上 うちの場合、平均して1日2時間、うちのサイトを見ている。このような人はテレビ、新聞を見ていない。
遠藤 若年層はテレビ、新聞を見ていない。テレビはつけっぱなしだが、見ているわけではないのです。日本もアメリカも傾向は同じだ。
川上 ネットで情報を持っているのはグーグルだ。マスメディアはグーグルと関係がない世界だ。
遠藤 マスメディアはインターネットの表面だけを見て、どうしたらインターネットユーザーを取り込めるかだけを考えているように見える。テレビでも新聞でもネットでもユーザーが必要なものをどう提供するかから見れば同じなんです。
アメリカの新しい模索が流れる。
ポリティコ(Politico)が出てきた。ネットでスクープ記事を連発しています。ニューヨーク市元市長ジュリアーニが愛人との旅行に公的資金を使ったと報じた。他の3大ネットワークが後を追ってニュースを流した。24時間のスクープ工場です。取材対象を搾り、的を搾って取材をしています。
ネットサービス会社AOL。独自のニュースを発信してきた。アクセス数は全米5位のウエブサイトです。既存のジャーナリストがAOLに仕事場を移して仕事をしています。
日本のネット企業ドワンゴニコニコ生放送を行っている。先日、岡田外務大臣の会見を生で流した。このネットニュースを見た人は約4000人。見た人の応答が画面上に流れている。
ツイッターTwitter)などもマスメディアを通さずに、直接ユーザーに伝えるようになった。
日本経済新聞は電子新聞を月4000円で始めた。
NHKの場合、会員登録をするとNHKオンデマンドで見逃した番組を見られるようになった。
メールの紹介
マスメディアは情報を都合がいいように編集している。
ネットには私たちの声があるが、マスコミにはマスコミの声しかない。
テレビはネットで全部見られるようにしてほしい。
以上。手抜きじじぃのレポートでした。