じじぃの「見過ごされたウイルス!生活ほっと」

iPS細胞から「腸」成功、臓器で初 奈良県立医大 2010.3.10 MSN産経ニュース
あらゆる組織や臓器の細胞になることができる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から「腸」をつくることにマウスで成功したと、奈良県立医科大学の中島祥介教授(消化器・総合外科学)らのグループが10日、明らかにした。立体的な臓器ができたのは世界初といい、18日から広島市で開かれる日本再生医療学会で発表される。
中島教授らは、マウスのiPS細胞を液体中に浮かんだ状態で6日間培養するなどして、管状の腸のような組織をつくった。この組織は、腸の中の食べ物を移動させるのに必要な「蠕動(ぜんどう)運動」と呼ばれる収縮をしているほか、粘膜や筋肉、神経細胞などが腸と同じ層構造を持っており、「機能も形態も本物と同じ」(中島教授)という。
iPS細胞は、京都大の山中伸弥教授が世界で初めて作製。再生医療創薬に有用と世界的に期待されている。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100310/scn1003101218002-n1.htm
生活ほっと 「見過ごされた“ウイルス”」 2010年3月10日 NHK
【専門家ゲスト】東京大学大学院教授 HTLV-1研究者 渡邉俊樹 【中継で参加】元宮城県知事 浅野史郎 【ゲスト】松本明子 【司会】黒崎めぐみ永井伸一 【リポーター】石井かおる
母乳を介してわが子へ感染するHTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型)。感染すると白血病や神経性の病気などの重篤な病気を引き起こす危険性があります。国内では約108万人が感染しているといわれていますが、感染防止の対策は一部の地域のみで行われており全国的には徹底されていません。感染者のほとんどが九州沖縄に集中しているといわれていたためです。しかし、厚労省が20年ぶりに感染実態を調査した結果、感染者が全国的に拡散している事実が判明しました。どうしたら感染から身を守れるか、HTLV-1ウイルス対策の問題点と今後のあり方を探りました。
HTLV-1ウイルスとは?】
ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型。現在日本に108万人以上感染者がいる。
感染者のほとんどの人が無症状。発症する人は一部のみで潜伏期間が数十年と非常に長いのが特徴です。発症すると非常に重い症状につながる恐れもあります。
【ウイルスが引き起こす主な病気】
ATL(成人T細胞白血病
全身のけん怠感。肌のかゆみ、赤く発しんが出たりします。急性のものは免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなります。生涯発症率は5パーセント。死亡者数は年間1,000人以上。
HAM(HTLV-1関連脊髄症)
ウイルスの感染がきっかけで脊髄(せきずい)が傷つけられる病気です。手足が思うように動かず、足を引きずって歩く。トイレが近く、我慢できなくなるなど人によって症状はさまざま。症状は徐々に悪化し歩けなくなることもあります。生涯発症率は0.2パーセント。患者は1,400人ほど。
【発症は予防できないの?】
現状では難しいとされています。ウイルスが感染したのち、どのようなメカニズムで発症するかが解明できていないため発症予防の薬の開発は進んでいません。
【自分が感染しているかどうかはどうすればわかる?】
一般の医療機関HTLV-1感染確認の血液検査をお願いすれば調べられます。
http://www.nhk.or.jp/hot/2010/03/10.html
どうでもいい、じじぃの日記。
3/10、朝 NHKのテレビをぼけっと観た。
ニュースで「マウスのiPS細胞から『腸』を作ることに世界で初めて成功しました」というのがあった。
じじぃも「大腸に炎症」をもっているので、このニュースは新鮮なうれしい驚きだった。
たとえば、大腸の一部が狭窄していて、お腹が痛い。将来的には、この狭窄している腸の部分をiPS細胞から作った「腸」に置き換えることが可能ということなのだろう。
うれしいニュースではあるけれども、人への移植はいつごろからなるのだろう。じじぃの場合、痔持ちも「大腸に炎症」からきていることが分かっている。
その後、続けてNHKの『生活ほっと』を観た。
番組の最初に「あなたもこんな症状がありませんか?」で始まる。
足がもたれる、トイレが近い、突然目がかすむ、コードに足を引っかける。
こんなのしょっちゅうじゃん。
テレビに浅野史郎宮城県知事が出てきた。頭に毛糸の帽子をかぶっている。何があったのだろう。
去年、5月に定期健診で採血をしたら、白血病と診断されたのだという。
「もしかしたら、HTLV-1?」
年配の女性が出てきた。
さらに神経症も併発します。横断歩行の白い塗料がありますね。あれもひっかかります。
番組のタイトルに「見過ごされた“ウイルス”」とあるように、そんなにあるという病気ではなさそうだ。
浅野さんは、よくテレビに出ているので、こんなに身近な人が白血病とは驚いた。ATL(成人T細胞白血病)なのだそうだ。
早期発見のおかげで、治療が早く始められ、回復に向かっているのだそうだ。
菅付加代子という女性が出てきた。HAM(HTLV-1関連脊髄症)患者なのだという。
30歳代の始め、歩いてよく転ぶようになった。3年前、神経内科でHAMと診断された。リハビリに通って筋肉が落ちないようにしている。
菅付加代子さんは現在、「日本からHTLVウィルスをなくす会」の活動を行っているとのこと。
東京大学大学院教授の渡邉俊樹先生が解説する。
HTLV-1のメカニズムが分かっていない。そのため根本的な治療がない。
病院でHTLV-1が疑われて、診察の結果分かる。または自分で「もしかしたら、HTLV-1?」と気になったとき、一般的な血液検査でHTLV-1の検査を申し込めば検査ができる。
ウイルス感染といっても「息、くしゃみ、キス、接触」で感染することはないとのこと。
母子感染が一番多いのだそうだ。
詳しいことを知りたい方はここを見てください。↓
JSPFAD(HTLV-1感染者疫学調査
http://www.htlv1.org/
じじぃの感想
このHTLV-1ウイルスに感染したからって、ほとんどの感染者はなんの症状も現れず、ずっと気づかずに一生送って生活しているのだそうだ。
まだよく分かっていないウイルスもあるんだ。