日本医科大学付属病院 | 神経内科・腎臓内科
神経内科学教授 片山泰朗
http://hosp.nms.ac.jp/staff.php?id=2
ゲンダイネット 2008年3月27日
脳卒中のリハビリに新兵器が登場した。「パワーアシストタイプのTES（治療的電気刺激）装置」がそれだ。
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=17074
鳥越俊太郎 医療の現場！「脳卒中 〜脳細胞をも回復させる最新リハビリ〜」 3月6日放送 BS朝日
【司会】鳥越俊太郎 【アシスタント】野村真季 【ゲスト】日本医科大学神経内科学教授 片山泰朗
我々を突然襲う「脳卒中」。日本人の死因第三位を占める病気です。
医学の進歩により近年 死亡者数は減少傾向にある脳卒中ですが、その反面半身まひなどの後遺症に苦しむ人々が増えているといいます。
番組では、脳卒中の最新リハビリ現場に密着！
それは身体だけではなく、脳をも蘇らせるという画期的なものでした。
はたしてそのリハビリ法とは一体！？
スタジオには、日本医科大学 片山泰朗教授をお招きし、脳卒中について詳しく訊いていきます！！
http://www.med.or.jp/housou/genba.html
どうでもいい、じじぃの日記。
3/6、『鳥越俊太郎 医療の現場！』の「脳卒中 〜脳細胞をも回復させる最新リハビリ〜」を観た。
日本人の死因で脳卒中で死ぬ人はがん、心疾患に次いで3位だそうである。
映像に救急車で搬送されてきた一人の救急患者。右半分がまひして身体を動かすことができない。
脳卒中で倒れる前に何か予兆はあるのだろうか。
日本医科大学教授の片山泰朗先生に聞く。
鳥越 脳卒中は脳の血管がつまった状態です。巨人の長嶋さんも右手足がまひで言語障害になられた。
鳥越 脳卒中を正確にいうと。
片山 「脳卒中」には、大きく分けて脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」、「くも膜下出血」があります。
野村 脳卒中の原因は何ですか。
片山 高血圧、糖尿病や肥満や喫煙などです。
脳卒中で倒れた患者が映像に出てきた。
葛西さん（男：60歳代）。都内のマンションで一人暮らし。弁護士。去年7月夜、シャワーを浴びた。リビングに移った直後、倒れこんでしまった。全身の力が抜けたようだった。この時、すでに首の動脈硬化で頭に血がまわらなくなった。休んだら治った。身体の疲れが原因だと思った。その一週間後、コンビニで飲み物を買って歩いていたら持っていた左手に力が入らない。持っていた袋を落としてしまった。次の日に病院へ、診断は脳梗塞。脳の一部が壊疽（えそ）していた。
鳥越 怖いねえ。左手がまひした時に、病院に行ってたらよかったのに。
片山 一時、良くなったとしても脳梗塞の原因は隠れている。
野村 治療はどんなものがあるんですか。
片山 TPA（血栓溶解剤）があります。約3時間しか効かない。早期治療で治ります。
野村 後遺症は。
片山 まひが起きる。大体右脳の場合は左半分、左脳場合は右半分まひが多い。
脳卒中の患者の映像が出てきた。
森田さん（男：40歳代）。駅のエスカレーター上で突然、右手がまひ。リハビリを3ヵ月したが、あまり効果がない。最新のリハビリに変えた。まひして自分では動かせない右手を、電気刺激により無理なく動かす。少しずつ、右手で物をつかむことができるようになった。診断してみると脳が活性化していた。これは去年、日本で開発されたPASシステムというのだそうだ。電動アシスト自転車に乗ったときのようにアシストしてくれる。
リハビリを始めて5ヵ月、今は2週間に一度、通院している。最近、ピアノを習い始めた。
鳥越 リハビリでかなり、回復するんですね。
片山 指導員の指示に従うこと、連続して行うことが大切です。
野村 この新しいリハビリの期間は。
片山 3ヵ月間で効果がいちじるしい。
鳥越 症状が出たら、すぐ救急車ですね。
じじぃの印象
早期発見で、すぐ治療です。
ここにも糖尿病が出てきたよ。
