じじぃの「働く老人!世界ドキュ」

PENSIONERS INC 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Ky0EsgO0sbc
未来ビジョン『高齢者パワーを生かせ』1/3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=eRVW-GerhJU
『世界のドキュメンタリー』 「働く老人−−わが工場 96歳もエース」 2009年9月18日 NHK BS
制作:DENKmal-Films(ドイツ) 2008年
ボストン郊外の人口2万7000の町、ニーダム。ここに、40人あまりいる従業員のほとんどが65歳以上の高齢者という、ユニークな町工場がある。最高齢者は、実に96歳。実験用注射器の部品を製造している工場だが、従業員の中には、NASAの元エンジニアや、会社の役員だった人など、華々しい経歴の持ち主も含まれている。彼らの経験の幅が、この企業の競争力を生み出しているという。
高齢者を活用する経営に切り替えた先代の社長は、「すぐに辞めてしまう若い女性より、年寄りの方が信頼できる。」と話す。従業員たちも、「働くことによって社会から隔絶されることもなく、自らの尊厳を保つことができる」と語る。職場で同世代の仲間と悩みを分かち合うことができるのも心強いという。一方、若い従業員も、「大手企業のように、社員同士が出世のために相手を出し抜こうとすることもなく、皆が謙虚に、互いの立場を尊重しながら働いている」と雰囲気の良さを評価している。
工場は、出勤時間も退社時間も決まっていない。従業員は家庭環境や自分の体力に合わせて、好きな日に、好きな時間だけ働く。通院や家の都合などで、急な欠勤も珍しくない。そうした高齢者の事情に対応するため、この企業では生産工程を細分化し、作業の内容を簡素化した上で、それぞれの工程を何人かの従業員が受け持てるように研修を行っている。誰かが抜けても、別の誰かがカバーに入り、互いに穴を埋め合うことで生産効率を確保することが、業績好調の秘訣のようだ。
「もし工場がなければ生きる意味がなくなり、すぐにでも旅立ってしまいそうな人は大勢いる」と冗談めかしながらも、暖かい口調で語る若手たち。そして、こう付け加える。「そうならないためだったら、自分たちは何だってやる…」
【担当者メモ】
日本でも高齢化が進む中、労働力人口の急減が問題となっています。高齢者を労働能力喪失者として扱うのではなく、労働力としてカウントできれば、社会保障制度の崩壊や、経済マイナス成長といった問題も回避できるのでは?そんな気にさせてくれる作品でした。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/090918.html
どうでもいい、じじぃの日記。
3/3、再放送だったがNHK BS 「世界のドキュメンタリー 働く老人−−わが工場 96歳もエース」を観た。
60過ぎて思うことは、同じ年寄りといっても体力的に個人差がかなり大きいことだ。
年寄りを雇う場合、雇う側はまず、フルタイムで仕事ができるかを考えるだろう。そして生産性だ。
テレビで時々、年寄り集団の会社が出てくることがある。だが、例外的なものではないだろうか。
と思いながら、観た。
アメリカ東部マサチューセッツ州のニーダム市にヴァイタ・ニードルという会社がある。
平均年齢76歳。従業員の中には元NASAの職員だった人もいる。全員で35人の小さな会社だ。
この会社は注射器や実験用注射針などの特殊な部品を製造しており、従業員が皆、腕利きの職人だ。
映像は番組担当者が従業員に質問するような形式で進行する。
従業員、「隠居が嫌でね。もうすぐ85歳になります」
今まで解雇された人はおりません。
この女性は夫を亡くして30年、96歳。フルタイムで仕事をしています。
ここでは、みんな肩書きはありません。自分でできることをやっています。誇りをもって仕事をしています。
従業員、「この国では、年寄りは尊敬されないんです」
くる時間も自由、帰る時間も自由です。タイムカードを押して帰ります。
従業員、「家に閉じこもっているより、ここで みんなと一緒に働いている方がずっと楽しい」
社長、「経験は何よりも尊い。そのことが生産性を高めている」
社長は50歳代で、従業員には40歳代のマネージャーが2人いる。
従業員(マネージャー)、「尊敬する人たちばかりです。このような人たちと仕事ができて生きがいを感じています」
アメリカの優良企業の一つに選ばれた。
雇用問題の専門家がこの会社を訪ねてきた。
専門家、「納期が厳しいときもあるでしょう」
従業員(マネージャー)、「そういうことも想定し、何人か単位で仕事をこなせるようにしています」
この会社の職場は2階にあり、社長および従業員は毎日19段の階段を上り下りしなければならない。
従業員、「この階段を上れるかぎり、働くつもりです」
この会社の従業員のほとんどが自分で車を運転し、通勤している。
90歳ぐらいの女性が、タイムカードを押して、車で帰る映像が流れた。
じじぃの印象
このドキュメンタリーはドイツの制作だ。何でドイツの放送局がわざわざアメリカに来て作っているんだ。
やっぱり、こんな会社は例外なのか。
それにしても、80、90歳で車を運転してるよ。びっくりした。