じじぃの「未解決ファイル_57_粘菌」

爆笑問題のニッポンの強要 動画 「単細胞は天才なのだ〜生物学・中垣俊之」 TV小僧
http://veohdownload.blog37.fc2.com/blog-entry-3662.html
イグ・ノーベル賞 日本人が受賞 動画 デイリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xf123t_yy-yyyyy-yyyyyy_tech
栄えある?「イグ・ノーベル賞」受賞 「迷路を解く粘菌」って?! 中垣俊之・北大准教授ら研究−北海道新聞[現代かわら版]
迷路を解く粘菌。上から「迷路全体に広がった粘菌」「餌を置いた4時間後、まだ複数の経路が残る」「さらに4時間後、最短経路だけに残った粘菌」(中垣准教授提供)
受賞の記念盾を手に「全部手作りで、部品をマジックテープで外せるところがイグ・ノーベル賞らしい」と話す中垣俊之北大准教授
「粘菌が考えた」北海道の交通網(中垣准教授提供)
 日本人科学者のノーベル賞受賞が次々と伝わる中、ユーモアにあふれた研究に贈られる「もう一つのノーベル賞イグ・ノーベル賞を受賞した北大電子科学研究所の中垣俊之准教授(45)が、ボストンでの授賞式を終え帰国した。受賞理由の「迷路を解く粘菌」とは、どんな研究なのか、中垣さんを訪ねた。
「単細胞」だけど… 最短経路導く賢さ
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/kawaraban/39680.html
爆問 「単細胞は天才なのだ〜生物学・中垣俊之」 2009年12月15日 NHK
【キャスター】爆笑問題 【出演】北海道大学准教授 中垣俊之
動物でも植物でもなく菌類でもない、謎の単細胞生物「粘菌」。そこに人間もびっくりの意外な知性が備わっていることを明らかにしたのが、中垣俊之北海道大学准教授だ。脳も感覚器官も持たないはずの粘菌が、記憶し、時間の感覚を持ち、迷路まで解いてしまうという。「思考」とは「知性」とは何なのか?粘菌は下等で人類は高等といえるのか?爆笑問題が粘菌との知恵比べに挑戦。その衝撃の結果とは?
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20091215.html
どうでもいい、じじぃの日記。
12/21、再放送であったが、NHK 爆問 「単細胞は天才なのだ〜生物学・中垣俊之」を観た。
新聞のテレビ欄には「粘菌は天才」と出ていたので、てっきり納豆菌かなんかだろうと思って見たら、「イグ・ノーベル賞」を取ったという「粘菌」というキノコの胞子のようなものだった。
爆笑問題の2人が北海道大学教授の中垣俊之さんを訪ねる。さすが、北海道大学、キャンパスが広い。
研究室に入ると、先生がいきなりポリバケツに入っている粘菌を2人に見せる。黄色い苔がびっしり、ポリバケツの縁に付いている。
粘菌は動物でも植物でもなく、たった1つの細胞からできています。あなたは単細胞だと思っていませんか。この番組を見たらそんなことが言ってられなくなります。
先生がエサ、市販されているオートミールをあげる。
この粘菌は、いつもあなたのそばにいます。(ナレーター)
粘菌がエサを食べている映像が流れる(早回し)。大体10時間で倍になる。メキシコのある部族はフライにして食べているというが、うまいというものではないらしい。
緑色の絵具を溶いたような感じの変性体。アメーバのようにも見える。
粘菌に秘められた驚異の能力。
粘菌に対していい環境を与え、次に悪い環境を与える。1時間ごとに3回。その後、ずっといい環境にするとどうなると思いますか。4回目のいい環境で、一瞬立ち止まるのだそうだ。粘菌は刺激の周期性を覚えていて、この刺激感覚によって立ち止るのだという。学習能力があるのです。
田中 すごいですね。
太田 体で覚えている。
先生が「迷路」を出す。粘菌と田中氏との競争。田中氏は迷路の外側を選ぶ。粘菌は内側を選ぶ。結果は最適解を選んだ粘菌の勝ち。田中氏。「エエッ」
太田 (先生に)どうしてこれをやろうと思ったのですか。
中垣 (粘菌は)エサはオーガニックで、素朴なものが好き。好き嫌いがある。たばこの煙では死んでしまったりする。考えたり、賢さといったものが何からできるのかということを考えるにはいい対象なんです。
太田 この先、何があるんですか。
中垣 体が覚えている。イチローも計算して野球をしていない。本当のところ考えるというのは意識に上らないところでやっている。意識に上らないところでやっている粘菌は人間の対極にある。
太田 考えているんですか。
中垣 僕は考えていると思う。
粘菌の能力はこれだけではなかった。
関東の地図のいくつかにエサを置いて粘菌を置く。粘菌は迷路の実験のように最短距離を結ぶか。粘菌はほぼJRの鉄道ネットワークと同じような経路を作ったのです。粘菌は光に弱いので、光を与えるとさらによく似てくる。
中垣 基本はよく栄えるところは、ますます栄える。決して1人立ちしない。
太田 僕はニューヨークに行ったことがあるが、そこの道路はどうも落ち着かない。新宿だと迷路のようだ。新宿は人が勝手に道を作ったという感じで落ち着く。自然にできた道というのは、もしかしたら、人工的に作った道よりも効率がいいのかもしれない。
中垣 もう1つの特徴は司令官がいない。でも、ばらばらになるわけではない。
太田 人間の場合だと、オートミールを置く人がいるんじゃないですか。何億年も生きてきたのだから、人間もどうにかなるってことだ。
中垣 やらなかったほうがよかったということもあるけど、やらないほうがいいという論調はどこか危険だ。浅はかだと知りつつやるのが正解なのではないか。
最後に粘菌で「田中」という文字を描こうとした。見ようによっては見えなくはない。
中垣 ちょっと失敗かな。(笑い)
じじぃの印象
イグ・ノーベル賞」取った日本人って、たくさんいる。
ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出。というのもあった。
「納豆菌」を見るつもりで「粘菌」を見てしまった。
21世紀は「菌」の時代なのだ。