じじぃの「北極のペンギンの真実」

Flying Penguins - 空飛ぶペンギン 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Czr3escvvdg&feature=related
転ぶペンギン  動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=0VCsQb-cuNE&feature=related
『雑学全書』エンサイクロネット 光文社 2000年発行
南極のペンギンを北極に連れていくと、どうなる
答えからいうと、ペンギンは南極にいたとき同様、普通に生活しているだろう。
南極などの寒流域で生活しているペンギンは、同じ寒流域である北極に連れていかれたところで、さして生活に不便は感じないと考えられる。
ではなぜ、ペンギンは南半球にしかいないのだろうか。動物園以外で、北半球にはペンギンはただの1羽も存在しないのだ。
その理由は、まだよくわかっていない。動物学者にしても、ペンギンの起源が南半球だったから、そして赤道を越えて移動しなかったからとしか答えようがないようだ。

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『雑学大王385 身の回りの「謎」がわかる!』 日本雑学研究会 2008年発行
昔は北極にもペンギンがいた!?
南極に棲んでいる動物といえば、ペンギンが真っ先に思い浮かぶ。ペンギンは南極だけでなく、ガラパゴス諸島にも生息しているが、その分布は南半球に限られている。
ところが昔は北極にもペンギンがいた。というのは、北極地方にオオウミガラスという鳥が生息しており、この鳥がペンギンとも呼ばれていたのだ。
ちなみにペンギン(penguin)という名は、白い頭を意味する古ウェールズ語のペングィン(pengwyn)に由来するという説がある。オオウミガラスは目の近くに白い斑点があった。
18世紀のフランスの博物博物学者のビュフォンは、オオウミガラスをペンギンと呼び、南極にいる海鳥(=現在のペンギン)をマンショ(manchot)と呼んだ。マンショは手や腕が不自由である。不器用であるという意味である。
オオウミガラスはその姿形や、飛べないことでも、南極にいる海鳥(=ペンギン)と似ていた。だがこの島は19世紀半ばに絶滅してしまい、それとよく来ている、南極の海鳥(ビュフォンがマンショと呼んだ海鳥)が、ペンギンと呼ばれるようになったのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『雑学大王385 身の回りの「謎」がわかる!』という本を見ていたら「昔は北極にもペンギンがいた!?」というのがあった。
「あれ、北極にもペンギンがいたの」と思いながら、『雑学全書』にもペンギンのことが書かれていたのを思い出した。
『雑学全書』の「南極のペンギンを北極に連れていくと、どうなる」は「北極にペンギンがいない」ことを前提に、「南極のペンギンを北極に連れていくと、どうなる」が書かれている。
確かに、「北極にペンギンがいない」のは真実ではあるが、「昔、北極にペンギンがいた」のである。
ウィキペディアWikipedia)にも、「北半球にいたオオウミガラス(ペンギン)が絶滅した・・・・」
「南半球の探検が進み、南のペンギンの研究・利用が増える一方、オオウミガラスは乱獲により17世紀ごろから激減し、18世紀には猟が商業的に成り立たなくなり、1844年には絶滅した。これにともない、「ペンギン」は南のペンギンを指すことが徐々に多くなり、ついには完全に南のペンギンのみを指すようになった」
と書かれている。
つまり、『雑学全書』には「昔、北極にペンギンがいた」ことがすっぽり抜けていて、「赤道を越えて移動しなかったからとしか答えようがないようだ」で済ましている。
まあ。ペンギンのことはともかく、それでは北極に白クマはいるのに、何で南極に白クマはいないのか。
それは
「赤道を越えて移動しなかったからとしか答えようがないようだ」