じじぃの「アタカマ砂漠・紀行」観

プレミアム8<紀行>世界一番紀行▽“世界で一番乾いた大地”〜チリ アタカマ砂漠 2009年11月25日 NHK HI
【出演】写真家 桃井和馬 【語り】広瀬修子
チリ北部に広がるアタカマ砂漠。日中の気温50度、しゃく熱の太陽が照りつけ、“世界で一番乾いた大地”といわれる。アタカマ砂漠のほぼ中央にあるキリャグア村は、1972年から2009年までの37年間で、雨が降ったのはわずかに6回。年間の平均降水量は東京の1万分の1で、世界で最も雨が降らない場所として、ギネス世界記録集にも認定された。写真家の桃井和馬が、この辺境の地で生きる人々の命の営みを見つめる。
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20091125-10-11032&pf=p
どうでもいい、じじぃの日記。
昔、ブログに「じじぃの『ちょっとチリ』考」という題名で書いたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20090224/1235425888
このチリのアタカマ砂漠とチリ国境近くのボリビアには、世界埋蔵量の半分以上といわれるリチウムイオン電池の原料となるリチウムが眠っている。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20091031/1256936720
アタカマ砂漠とは実際、どんなところだろう。
11/25、NHK HI 「世界一番紀行▽“世界で一番乾いた大地”〜チリ アタカマ砂漠〜」を観た。
写真家の桃井さんが、レポーター役で出ている。
世界で一番乾いた土地、アタカマ砂漠。日中の気温50度にもなるが、夜は氷点下にまで温度が下がる。
桃井さん。「聞こえる。岩が泣いている」。岩が急激な温度変化で割れる。その音が大地から悲鳴のような音を出す。
向かったのはアタカマ砂漠のほぼ中央に位置する村、キリャグア。一面、砂漠の中に緑の谷が現われる。100人ほどの人が住んでいる。
家の中に入ると屋根がない。村人。「雨がどういうものか知らない」。「ずいぶん昔、30年前に雨が降った」
雨が降らないのに、なぜキリャグアは緑なのか。川がある。川の源泉はアンデス山脈だ。
村人がトウモロコシを植えている。しかし、トウモロコシを収穫したことがない。トウモロコシが育つころに川の水がほとんど流れなくなってしまう。それでも、希望を捨てずトウモロコシを植える。
川の水は塩分を含んでいて飲み水には適さない。飲み水はタンクローリ車で毎日1回、隣町からやってくる。
村人。「昔は川の水が飲めた。川の水量が減った分、塩分が多くなってしまった」
桃井さんがキリャグア博物館に案内される。博物館には古代インカの人のミイラが置かれていた。彼らが生きていた当時、キリャグアはどうだったのだろうか。
桃井さん。「ここが理想郷とは言わないが・・・・」
じじぃの印象
このアタカマ砂漠は昔から、乾燥した土地であった。が、このキリャグア村にも地球温暖化の影響と思われる気候変動が起きている。
サウジアラビアが石油の上に浮いているように、このアタカマ砂漠はリチウムという金属の上に浮いている。