じじぃの「人の生きざま_11_萩本・欽一」

萩本欽一 - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E8%90%A9%E6%9C%AC%E6%AC%BD%E4%B8%80/3526/
08073027086 動画 FC2
http://video.fc2.com/content/20150808mzJ2w15n/&otag=1&tk=TXpBek5EZzBORFE9&start=102.711
茨城ゴールデンゴールズ〜欽ちゃん、ありがとう! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=45bwUhs86so
Charlie Chaplin - Titina (Modern Times,1936) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OUxg162QbDw
サワコの朝 2015年8月8日 TBS
【聞き手】阿川佐和子 【ゲスト】萩本欽一
萩本が今年2015年、70歳を過ぎて駒澤大学に入学したことは大きな話題を呼んだ。
今なぜ大学受験に挑戦しようと思ったのか、萩本のパワーの秘密に司会の阿川佐和子が迫る。またコント55号として命運をともにした坂上二郎に関して、萩本は「コンビを組みたくなかった」と吐露し、その理由やコントへの思いを明かす。
記憶の中できらめく曲
歌:チャーリー・チャップリンの映画『モダン・タイムス』で流れる「ティティナ」
映画の余韻にひたりながら家路についた当時の思い出を語る。
今元気になれる曲
歌:北島三郎「函館の女」
北島三郎さんはデビュー当時に助けてくれた恩人。
http://www.tbs.co.jp/program/mbs_sawakonoasa.html
萩本欽一 ウィキペディアWikipedia)より
萩本欽一(1941年5月7日 - )は、日本のコメディアン、タレントである。日本野球連盟茨城ゴールデンゴールズ監督、司会者、演出家としても活動している。
【概要】
東京都入谷出身。両親は香川県小豆島出身。身長164cm、体重65kg。血液型A型。駒込高等学校卒業。浅井企画佐藤企画(業務提携という形で所属)、萩本企画(個人事務所だが浅井企画の関連会社)所属。
大衆からはもとより、芸能界でも先輩・後輩問わず「欽ちゃん」の愛称で呼ばれる。その他の愛称は「萩モー」「萩」「欽坊」など。また、彼の番組や舞台から育ったいわゆる欽ちゃんファミリーからは「大将」と呼ばれている(ビートたけしが弟子たちから「殿」と呼ばれているのと同様である)。ゴールデンゴールズの選手からは「欽督(きんとく)」と呼ばれている。
1970年代〜1980年代に、「なんでそーなるの!」というギャグや、「欽ちゃん走り」と言われる独特の走り方(原点は師匠の東八郎)など体を使った笑い、さらに素人および素人っぽさを残す才能を開花させるなど活躍した。「どっちらけ」、「バンザーイなしよ」等今も語り継がれるギャグも多い。現在ごく普通に使われる「ウケる」(ややウケ、バカウケ等)という言葉も、最初は『欽ちゃんのドンといってみよう!!』から広まったと言われている(芸人言葉を一般にも広めた)。「天然」「天然ボケ」を初めて使ったのも彼である)。
チャップリンとの面会】
萩本が「尊敬するコメディアン」としてチャップリンの名を挙げていたことから1971年1月にフジテレビの番組企画で、当時スイスに隠棲していたチャップリンに面会している。実のところ、萩本は「世界で一番有名な人だから」という程度の意識で彼の名を出していたに過ぎず、このときはチャップリン映画も2本しか見たことがなかったという。
その頃、チャップリンは誰にも面会しないと言われており、企画した側も実現するかどうか危ぶんでいたが、萩本はむしろそういう相手だからこそ会ってくれるだろうとスイスに出かけていった。萩本に与えられたスケジュールは4日間。初日は、予想通り警護の人間から「チャップリンはいないから会えない」と謝絶を受ける。翌日、車で帰宅するチャップリンと窓越しの対面を果たすが、邸内にはやはり入れなかった。3日目には、かつてチャップリンのマネージャーを務めた高野虎市の「日本人、特に女性が好きなので女性を連れて行けば会えるだろう」とのアドバイスに基づき、土産の博多人形を携えていくが、マネージャーから「預かりはするが、日本からの客人が置いていったとだけ伝える」という冷たい対応を受ける。そして最終日、せめて敬意を持っているという気持ちだけでも伝えたいと粘ったものの、マネージャーはやはり会わせないという返答であった。萩本が怒りと失望から、日本語で「あの(ヒューマニズムにあふれた)映画は嘘だ」などと大声で叫んでいると、それを聞いたチャップリン本人が「何事か」と出てきて暖かく迎え入れた(萩本によると、いろいろとたかりに来るような訪問者がいたため、マネージャーが来客を会わせないようにしていたという)。
この面会以後萩本はチャップリンに対して心からの敬意を抱くようになり、作品も全てきちんと見ることとなった。1977年12月、ニッポン放送ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』の生出演中にチャップリンの訃報を伝えられると、萩本は思わず泣き出した。

                                                    • -

快話術 誰とでも心が通う日本語のしゃべり方 萩本欽一/著 飛鳥新社 2000年発行 (一部抜粋しています)
「ボケ」方のうまい人が世の中を救う
「キレる、キレさす」っていうのはもちろんマズいけど、「キレる」まではいかないにしても、突っ込まれることを苦にする人っていうのが、ものすごく増えてる感じがする。これって、相当マズいよね。
突っ込みっていうのは、相手の弱点や欠点をつくってこと。要するに、イジメなの。会話の中におけるイジメ。
でも、突っ込まれた人にボケる術があれば、「イジメてる、イジメられてる」ってことにはならない。ケンカにもならない。それどころか、笑いが生まれる。
ボケるって、とても大切なことなの。なくてはならないものなの。
それなのに、弾のよけ方を知らない人が多すぎる。特に若い子は、よけ方がヘタクソ。ワザと撃ってますよ〜、っていうわかりやすい弾でもまともに食らって、顔色まで変えちゃう。この場合、突っ込んだほうとしては、直ちに弾の発射を中止するしかないから、会話が成立しない。
オシャレのつもりで、無精ヒゲを生やしていたら、それを見た友達が、
「なんだよ、おまえ、強盗みたいな顔しやがって」
って、突っ込んできたとき、
「違うよ、コソドロだよ」
って、挙動不審な動きをしながらボケときゃ和むのに、すぐに「なんだよ、てめぇ!」だもん。突っ込むほうも、ボケを期待する気持で言ってるわけじゃなくて、ただ乱暴な言葉を投げつけるだけだから、てんで話にならない。
それにしても、ボケ方のうまい人が、減っちゃったせいで、ギスギスした世の中になってきてるよ。
突っ込みの人とボケの人が半分くらいずついたら、会社だって、学校だって、かなり楽しくなるのにね。突っ込みの人ばっかりだと、つまらないし、殺伐としてくる。
突っ込みのほうが頭がよさそうに見えるし、出世も早そうだし、ってこのなのかな。そんなことないのにね。ボケのできる人って、すごい人なのにね。ボケられるって、すごい能力なのにね。
ボケが絶滅の危機に瀕してるかわりに「天然ボケ」っていうのが、もてはやされてるけど「ボケ」と「天然ボケ」は全然違うからね。「コイツ、天然だからさ〜」とか言って、仲間の頭をたたいてるヤツとかいるけど、見てて、気分が悪いもんな〜。ただ面白がって、たたいているだけだもん。「天然ボケ」って、言われているほうの子は、おどけているわけじゃなくて、困っているというか、しょうがないから身をゆだねるというか、ボクは、そういうのを見ているとつらくなる。
ボク、自分の劇団(欽ちゃん劇団)で、いいボケを育てようとしているんだけど、これがなかなか育たなくてさ。みんな学校のお勉強をちゃんとやりすぎてるから、自分を自分の言葉で守っちゃうところがある。ある意味、突っ込みとしてはそれでいい部分もあるんだけど、ボケとなると、難しいのよ。
芸人になろうとするヤツらがそうなんだから、ますますボケがいない世の中になっちゃうのかな〜。いいボケが欲しいよな〜。
天然じゃない本物のボケの素晴らしさが理解されるようになったら、世の中、変わるよ〜。
会話を楽しむには、ときにお金が必要
「欽ちゃんて、お金にキレイですよね」
って言われることが、よくあるんだよね。税理士さんにもよく言われる。
「萩本さんの場合、相当の税金を払ってますから、節税対策としてですね、もっと高い外車に乗ってください」
とかね。
ボクは、こう答えるの。
「なんで? なんで、税金の額を少なくするために外国の高い車に乗るの? ボクはトヨタの車が大好きだからトヨタの車に乗る。税金払って、気持ちよく、トヨタに乗りたいの」
すると、税理士さんは、納得いかない顔して、こう言うよ。
「普通、こういうことを助言するのが、私の仕事なんです。何千万円かくらいは節税するのが私の仕事なんです。そんなことを言われると、私の仕事はありません」
税理士さんじゃない人にも言われるよ。
「国に大金を払うくらいなら、いい車に乗ればいいじゃない」
って。
ボクはこう言うの。
「国に払ったほうがいいでしょう。高級外車に乗るより、税金払って、トヨタに乗ったほうが、気持ちいいでしょう」
って。
でも、これ、ホントは遊んでいるの。
お金使って、言葉で遊んでいるの。
ボクだってね。ハッキリ言えば、お金に余裕のないときには、節税するよ。なんとしてでも節税する。だけど、お金に余裕があるなら、遊びたい。高級外車に乗るよりも、言葉で遊びたい。高級外車に乗らなくたって、トヨタのけっこういい車には乗れるわけだし、それなら、言葉で遊んだほうがいい、っていうのがボクにはあるの。
ボクが好きなのは、お金があっても、基本的にお金はないものとして、こまめに電気を消しまくるような生活。で、貯めたお金を無駄に使う。
お金の無駄な使い道として、一番大きいのは映画(昭和44年『手』、昭和45年『俺は眠たかった!!』、平成5年、6年『欽ちゃんのシネマジャック』を製作)。映画って、お金がすごく出ていくからね。ドーンとなくなるから、お金をなくしたいときには、ちょうどいい。
お金をドーンとなくすと、その分、運が来そうだから、楽しみが増えるじゃない。
考え方としては、誰かに貸したお金が返ってこないときと同じ。ただ、ドーンとなくすといっても、ある程度のお金は残しておかないとダメ。お金に余裕がなくなると、言葉で遊べなくなるからね。
そうすると、言葉がせこくなる。せこい言葉で会話するのは、つらいもん。
言葉で遊ぶためには、ある程度のお金が必要。
だからボクは、お金はなくちゃイヤだという気持ちを、いつも持ってるの。
インチキじゃないウソ
チャップリンは歩くのも困難な様子で、人に会わせないような遮断してたマネージャの気持ちがわかった。パッと見て、次回作はないな、と思った。
「妻が風邪をひいててね。看病してやりたいから、話すのは20分でいいかい?」
チャップリンはそう言って、ソファに座ると、
「キミ、カメラをぶら下げてるね。ぶら下げてるだけじゃもったいないから、写真を撮ったほうがいいんじゃないの?」
って、微笑んでくれたの。
で、チャップリンと並んで、写真を撮ったら、
「同じところで撮ってもつまらないだろう。庭に出るかい?」
って、今度は庭でパチリ。
テレビのカメラは「ボクは人を撮る仕事をしているから、人に撮られるのは好みじゃない」ってことで、回せなかったけど、予定の20分が過ぎて、ボクたちが「そろそろ・・・・」って帰ろうとしたら、
「まぁまぁ、そう言わずに、こっちにもおいで」
って、書斎にも入れてくれたの。
「本当は日本に住みたくて、土地を探しに行ったこともあるんだけど、飛行機をおりた途端にマスコミにワイワイされたから、やめたんだ。スイスは静かだから。静かにしていたいから、スイスにしたんだ。でも、日本も大好きなんだよ。さっき、下のほうから、キミの日本語が聞こえてきたから、おりてきたんだよ」
そんなふうに、いろんな話をしてくれた。40分間もね。
チャップリンさんが大好きです。だから、チャップリンさんのようになりたい。ひとりで全部やっちゃうチャップリンさんが、大好きです。チャップリンさんを追いかけます」
ボクがそう言ったらチャップリンは「ウンウン」ってうなずきながら、すっごく優しい顔で聞いてくれた。
やっとのことで「尊敬するのはチャップリンです」と、ちゃんと言えるようになったボクは、日本に帰ってきて、スイスでのチャップリンとのことを聞かれるたびに、
チャップリンは元気でした。軽やかに歩き回って、すごく若々しかったですよ〜」
と大ウソをついた。
「いやぁ、これは次回作が楽しみですね。すごい作品になると思いますよ〜」
尊敬するチャップリンのことを思いながら、ボクは一生懸命に大ウソをつき続けた。

                                                    • -

萩本欽一 Google 画像検索
http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E8%90%A9%E6%9C%AC%E6%AC%BD%E4%B8%80++%E7%94%BB%E5%83%8F&um=1&ie=UTF-8&ei=gf8MS6UF14KRBYHolIwE&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CBIQsAQwAA