じじぃの「未解決ファイル_38_キタオポッサム」

opossum playing dead #3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=tA7ebU-C_lI
ダーウィンが来た! 「南米・珍獣オポッサム サバイバル大作戦」 (追加) 2014年3月23日 NHK
【語り】首藤奈知子龍田直樹豊嶋真千子
アルゼンチンの森にすむシロミミオポッサム。かつて南米に数多くいた有袋類の貴重な生き残りだ。
天敵だらけのジャングルで驚きのワザを編み出した。恐ろしいヤマネコに襲われたとき繰り出すのは、秘技“死んだふり”。突然動かなくなって相手の戦意を喪失させる。子孫を残す方法にも秘策がある。1度に20匹もの子どもを産む“超”子だくさんなのだ。でも、子育てはハプニングの連続。珍獣のサバイバル大作戦を追う。
オポッサムがヤマネコなどに襲われ死んだふりするとき、悪臭のある唾液を分泌するらしい。悪臭は死臭に間違えてしまうような匂いだそうです。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=605&date=2014-03-23&ch=22&eid=31895&f=175
『トンデモない生き物たち』 白石拓 宝島社 2006年発行
タヌキ寝入りがタヌキよりうまいキタオポッサム (一部抜粋しています)
お腹に袋を持っている有袋類といえば、カンガルーやコアラがいるオーストラリアが有名だ。というより、有袋類はオーストラリア近辺にしかいないと思っている向きも多いようだが、実際にはただの1科のみ、南北アメリカ大陸にもすんでいる。その名はオポッサム。別名フクロネズミとかコモリネズミともいう。
はるか昔には、有袋類は世界中に分布し反映していたという。しかし遅れて出現した有胎盤類にその地位を奪われ、かろうじてユーラシア大陸から遠く隔てたオーストラリア(やタスマニアニューギニア)と南米大陸でのみ生き残った。有胎盤類とは、私たち人間も含めて、胎盤をもつ通常のほ乳類のことである。
オポッサムは1科とはいえ、11属75種もの仲間がいて、現在いちばん繁殖している有袋類である。その中の1種キタオポッサムは、名前のとおり唯一北米大陸にも進出し、広くすみついている。
これだけでもキタオポッサムは十分珍しい生き物といえるのだが、彼らは特別な特技があることでも有名だ。それは"死にまね"である。
死にまねとは、もちろん死んだフリをすること。擬死ともいう。死にまねで有名なのは、日本でもおなじみのタヌキだ。タヌキをおどかすと気絶したように倒れ、そのまま動かなくなる。「タヌキ寝入り」という言葉がここから生まれたのはご承知のとおり。このような死にまね行動は、昆虫、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類と、ほとんどの高等生物に見られる。
昆虫の死にまねなら、テントウムシを思い出す人も多いだろう。テントウムシをいじっていると、仰向けになったまま硬直してしまう。筋肉が硬直して一定の姿勢をとり続ける状態をカタレプシーといい、体の反射運動を抑止する機構が働いていると考えられる。西野浩史博士らのフタホシコオロギを使った研究によると、コオロギの胸部を側面から指ではさむと、死にまね行動を起こさせることができる。コオロギは6本の脚を折り曲げ、テントウムシ同様仰向けのまま動かなくなる。呼吸は著しく低下するか完全に止まり、光や音、軽く触れるくらいの刺激にはまったく反応を示さなくなる。ただ、興味深いことに、心拍数はふつうの停止時よりむしろ活発であるという。
死にまね行動には、弦状器官という脚にあって脚の運動をモニターしている器官が関係しているらしい。弦状器官にある特定の神経の活動が、死にまね行動の引き金を引くのだという。ただし、何が神経の活動を活発化させるのか、そもそも死にまね行動は人間が関与しないところでもよく起こっているのか、そして死にまねによって本当に助かる確率が高くなっているのかなど、くわしいことはよくわかっていない。
とはいえ、動物たちは(私たちの前では)しばしば死にまねをして見せる。キタオポッサムの場合は、つかまえようとするとはじめは威嚇してくるものの、そのかいなく捕えられると死にまねをする。捕えられたそのままのかっこうで、口を半開きにし、舌までべろっと出して、いかにも「死にました」といわんばかりの演技をするのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「たぬきの死んだふり」というのがある。
本によると死にまね、死んだふりは「擬死」なのだという。
「死んだふり」して何か得することがあるのだろうか。
ネットで「死んだふり 擬死」をキーに検索してみた。
どうも、それらしいのにヒットしない。
「死にたく ごまかす」だったらどうだろう。
「もしかしたらずっと汗の臭いとか臭かったのかなと思うと死にたくなります。ワキガのにおいというような脇からのにおいではなく・・・ エイトフォーや香水でごまかしています 」
居酒屋で、さんざん飲んだり、食ったりした後で請求書が回ってきたとき「死んだふり」する奴がいたような気がする。
クレヨンしんちゃん」の作者が「死んだふり」だったらよかったんだが。