じじぃの「最先端、カテーテル手術」

狭心症カテーテル治療 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=r5rbRk2mSlw
“高血圧”最先端治療とは 動画 ディリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xqd8ep_yyy-yyyyyyy_tech
再狭窄防ぐ新ステント登場
血管内に溶け出す薬剤
急速に普及しそう
http://www.47news.jp/feature/medical/news/1207sutento.html
ステント 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ステントとは、人体の管状の部分(血管、気管、食道、十二指腸、大腸、胆道など)を管腔内部から広げる医療機器である。多くの場合、金属でできた網目の筒状のもので、治療する部位に応じたものを用いる。
【主なステント治療】
狭心症
冠動脈の狭窄している部分にカテーテルを使ってバルーンとステントを入れる。ステントの中にはバルーンが入っている。バルーンを広げるとステントも広がり、狭窄が改善される。広がったステントを残してバルーンカテーテルを抜き取ると、ステントは狭窄部分を内側から支え続ける。ステント表面から再狭窄を防ぐ薬剤が溶出するものもある。
癌による気管や食道、十二指腸、大腸、胆道などの狭窄
癌により気管や食道、十二指腸、大腸、胆道が狭窄し、呼吸不全や食事が取れなくなることや、便通不全を防ぐ。当然のことながら、癌そのものの治療ではないが、癌が切除不能の場合、患者の生存期間中のQOLを維持するために、使用される。胆道ステントの場合は、胆汁が肝臓内から排出されることを助け、よって黄疸の発生を防ぐ。
脳梗塞
バルーン、もしくはフィルターを狭窄部位より脳に近いところに準備したあと、狭窄部位を風船で広げ、その後にステントが格納されたカテーテルを狭窄のあった部位まで誘導して留置する。

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文藝春秋 2009年10月号
尿道があぶない! 評論家 立花隆 (一部抜粋しています)
 心臓の冠動脈にステントを入れた。ステントというのは、細いステンレスの金網で作られた円筒である。冠動脈が動脈硬化によって狭窄をきたしており、このまま放っておくと遠からず狭心症から心筋梗塞にいたる確率がきわめて高いと診断され、場合によっては突然死にいたる可能性もあると診断されたので、狭窄部分にステントを入れて血流を確保したのである。なにしろ、ただの狭窄ではなかった。造影剤を入れて検査したところ、主な冠動脈3本のうち1本は90%狭窄、もう1本が75%狭窄をきたしているのがわかった。90%狭窄のほうは本当に見るからに細くなっており、かろうじてつながっているという感じだった。何が狭窄を起こしたのか。動脈硬化がもたらした病変部にカルシウムが沈着し、それが石灰化したのだ。石灰化部分はCTで白く映るからそれがハッキリわかった。はじめは心臓にカテーテルを入れての2泊3日の検査入院のつもりだったのに、検査結果がハッキリ出たところで、医者からこの際、一挙にステントを入れる手術までやったほうがいいとすすめられて、そうしたのである。
 手術といっても、開胸したわけではない。すべては手首からカテーテルを入れておこなうカテーテル心臓手術なのだ。しかもこの手術、心臓外科が行うのではない。循環器内科で内科医が行う施術である。かっては、心臓の血管に検査用のカテーテルを入れることさえとんでもないことといわれていたのに、いまや、カテーテルの先にバルーンを入れて、通りの悪い血管をふくらませたり、ステントを入れてそれを留置したりといった治療が日常茶飯に行われている。それどころか、ミクロのダイアモンドカッター付きのローターを超高速回転させて石灰化部分を削りとったり、エキシマレーザー光線で焼き切ったりといったことすら行われている。しかもこのカテーテル手術、全身麻酔でなくカテーテルを入れる部分の局所麻酔だけで行われるから、術後の回復が早い。手術の翌日には歩いて退院できる(私もそうだった)。麻酔をしないから、手術の経過を全部知ることができる。私の場合、バルーンを入れて、狭窄部をふくらませるところからはじめるのだが、私の動脈は、相当硬化がすすんでいたそうで、徐々に圧を高めていって、最終的には20気圧以上の圧を加えたので、「そんなに圧を高めて大丈夫か?」とヒヤヒヤした。
 この手術、本当に驚異の手術としかいいようがない手術で、詳細を書きはじめるときりがないが、手術の次の日から私は大学で授業をはじめられた。1ヵ月後には海外取材に出かけ、丸1ヵ月間、毎日が移動の連続という強行取材をしても何も問題もなかった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
9/9、テレビ朝日の『ナニコレ珍百景』を観てたらPPKが出てきた。
PPKとは「毎日ピンピン元気で、死ぬときはコロン」だそうだ。
「死ぬときはコロン」とは、狭心症脳梗塞などでコロンと死ぬことなのだろうか。
文藝春秋』 10月号に立花隆さんの「尿道があぶない!」が載っている。PPKの手前で生き延びた手記だ。
PPKで簡単に死ねない時代になったのだ。
カテーテルとは関係ない、じじぃの話。
神奈川から千葉の東金に移る時、通院していた横浜のMクリニックから佐倉のT病院への紹介状をいただいた。
それでT病院で大腸・小腸の再検査をした。おしりからの内視鏡検査だった。
大腸のS字結腸のあたりで腸が狭窄してしまってて、内視鏡がそれ以上中に入っていかないということで、3日後、今度はおしりからバリウムを入れてレントゲンで大腸検査を行った。
去年の横浜のMクリニックの時とほぼ同じだったが、狭窄がひどくなっているようだ。
T病院のS医師によると、腸の狭窄部分にバルーン、ステントを入れて腸を拡張することができるそうだ。
今のところ、お腹が痛くなるということもないし、便通も普通に出ている。とりあえず、様子をみましょうということになった。
それにしても、一昔では狭心症脳梗塞で「コロン」していたのが、そんなに難しい手術でなくて治ってしまう世の中になってしまったんだ。
ネットで「狭窄 ステント」をキーにして検索してみたら、「血管内で溶けるステントが開発され既に実施されている」とのこと。
テレビに出ていた、おじいちゃん、おばあちゃん。簡単にPPKしちゃ。ダメですよ。