じじぃの「未解決ファイル_20_麻酔薬」

鳥越俊太郎 医療の現場!「命の見張り番〜麻酔科医という仕事〜」 8月22日放送 BS朝日
【司会】鳥越俊太郎 【アシスタント】野村真季
第73回目のテーマは「命の見張り番〜麻酔科医という仕事〜」。
日本の医療の現場で、欠かすことのできない「麻酔」。特に手術の際に行われる“全身麻酔”。この麻酔は、世界で初めて成功したのは、日本だったんです。
そんな、麻酔薬を緻密な計算の上で扱う医師たちがいます。それが…「麻酔科医」。
しかし、身近な麻酔ですが、これまでそれを扱う医師が表に出ることはあまりありませんでした。
そこで今回スタジオに、横浜市立大学附属病院 麻酔科 後藤隆久教授を迎え、さらに後藤医師の日常に密着します。
後藤医師が語る「存在が消えてこその麻酔科医」。その言葉の真意は?
さらに「命の見張り番」この言葉の裏に隠されている真実とは?
http://www.bs-asahi.co.jp/genba/0908.html
どうでもいい、じじぃの日記。
8/22、BS朝日 「命の見張り番〜麻酔科医という仕事〜」を観た。
横浜市立大学附属病院の麻酔科、後藤医師が出演していて「麻酔」についての説明があった。
「麻酔」というのは、なぜ効くのか分からない。意識というのはそれだけ複雑なんです。
麻酔が人の神経に効いて無痛にするのはわかっているが、麻酔がどうやって効いて無痛にしているのかは未だに解明されていないのだ。
解明されていない「麻酔薬」を手術で使うというのも、怖い話だ。
番組では年配の女性が脳に「こぶ」ができて、その摘出手術する映像が流れた。
後藤医師が手術を前に、少しでも患者の不安を取り除くために「麻酔薬」の説明を行う。そして患者の体重等から「麻酔薬」の量を決める。
全身麻酔を手から点滴で行い、呼吸のコントロールを行う。意識は無くなり、自立の呼吸も止めてしまう。かわりに人工呼吸器を取り付ける。
ちょうど、人工呼吸器を取り付け終わったところに脳外科チームがやってきた。
手術中、後藤医師はずっと患者の血圧の状態をチェックする。脳の手術で動脈瘤をクリップで止める。血圧が上がる。血圧を下げる薬を患者に投与する。
手術は約5時間かかった。ちょうど「麻酔」も切れた。
後藤医師の言葉。麻酔医の仕事は絶対失敗が許されない。麻酔医は手術の山場をコントロールしているんです。
番組のスタジオの中で鳥越氏が後藤医師に聞いた。
鳥越 硬膜外麻酔を必ずやりますね。
後藤 脊髄の硬膜外腔に麻酔薬を注入し、脊髄神経を麻痺させる局所麻酔です。
後藤医師が鳥越氏に硬膜外針の先端より約5cm硬膜外麻酔カテーテルを挿入するところを実演して見せる。
6月に死去したマイケル・ジャクソンの死因は麻酔薬の投与ミスの可能性があるとのニュースがあった。
麻酔医の仕事の役割は大きい。