じじぃの「未解決ファイル_16_アリ」

#Eテレ 進化論に異議アリ!? 働かないアリにも意義がある! #サイエンスZERO 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4pZFRAEPd1I
サイエンスZERO 「徹底解説!科学の“未解決問題” ダーウィンの進化論に異議あり!?」 (追加) 2016年12月25日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央(女優)、竹内薫(サイエンス作家)、中村慶子NHKアナ) 【語り】土田大NHKアナ) 【解説者】長谷川英祐(北海道大学准教授)
働き者だと思っていたアリだが、巣のメンバーの2割以上が休んでばかり。
働くアリは卵をきれいにして卵が死なないようにする。一方で働かないアリというのも全く働かない訳ではなくて、カビがどんどん生えてきて刺激が大きくなると目が覚めて働くようになる。
カッコウは、他の鳥に卵を託すという効率が悪い方法で子育てを行う。
もしかしたら、カッコウが自分で子どもを育てたら成功率100%かもしれないのに失敗することもあるようなことをわざわざやっている。逆にオオヨシキリの立場からいったら、托卵なんていうことをされたら自分の子どもが全部死んじゃう訳だから自分たちの繁殖には害になってるだけです。でも、こういう行動が何で進化の結果残ってるのかっていうのが問題になる訳です。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp568.html
『生き残る生物 絶滅する生物』 泰中啓一/吉村仁 日本実業出版社 2007年発行
第4章 次世代に残す最適な子孫の数は (一部抜粋しています)
09 働かない「働きアリ」
●実は勤勉でないアリ
自然選択とは、環境にとって最適なものが生き残ることをいいます。しかし、生物の物質の形態の中には、どうしても最適化では説明できないものがあります。働かないアリが多いということも、そのひとつです。
アリというと、勤勉に働いているイメージをもつ人も多いと思います。しかし実際には、群(コロニー)にとって意味のある行動をしているアリは多くありません。つまり、仕事をしていないアリが多くいんるのです。
なぜ、アリの世界では、このような怠け者が多いのでしょうか?
●働きアリの6〜7割は働いていない
北海道大学の長谷川英祐氏がそれぞれのアリを個別識別し、行動追跡の研究を行った結果、アリは1日中働き詰めに働いているわけではないことがわかりました。
ある瞬間をとって見ると、コロニー内の6〜7割のワーカー(働きアリ)は、コロニーにとって意味のある行動をしていません。さらに驚いたことに、まったく働かないアリたちもいます。カドフシアリの調査では、コロニーの働きアリの1〜2割が1シーズン中ずっと働いていませんでした。別種のアリやミツバチでも、一生のほとんどを働かないで過ごすものが存在します。したがって、「怠け者」はアリやハチなどの社会性昆虫で広く一般的に見られる可能性が高いといえます。
では、そもそも働かないアリは、なぜ存在しているのでしょうか?
病気や老齢で働けないからか、繁殖ワーカーのようにコロニーにとって不可欠な存在なのか、あるいは突然の環境変動(緊急事態)に備えているのか、さまざまな理由が考えられます。しかし、はっきりとした理由はまだわかっていません。
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●ノイジーな要素の重要性
広島大学の西森拓氏らの研究は、働かない「働きアリ」の謎を解くひとつのヒントになっています。彼らは、採餌行動を再現するシュミレーションを行ない、興味深い発見をしました。すなはち、彼らは、構成要素(アリ)の非一様性が集団としてのタスク効率を上昇させることを発見したのです。
ここでいう非一様性とは、「かしこい」リーダーを入れるわけではなく、むしろ「いいかげん」なアリともいえるノイジーな要素を集団中に混入することです。「かしこい」者ばかりでは非効率であり、コロニーの中にいろいろなアリが存在することによって、最適な経路を速く探索できるし、コロニー全体の適応度が上昇するのです。
自然選択による最適化は、生物の完璧な適応を生み出すとしばしば思われてきました。しかし、変動環境下では、生物にかかる自然選択は単純な最適化を起こしません。「いいかげん」なアリが、変動する環境下では必要なのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ネットで「最適化 働かないアリ」をキーに検索してみた。
第24回茅場町バイオカフェレポート「働かないアリ」 (一部抜粋しています)
平成18年11月10日(金)、茅場町サン茶房にて、第24回バイオカフェを行いました。お話は、東京大学大学院後期博士課程1年、土畑重人さんによる「働かないアリ」。
始まりは山形一恵さんのフルートの演奏。働き者のアリをイメージして選曲しというモーツアルトのコンチェルトなどが演奏されました。
働かないアリの出演はかなわなかったものの、社会性昆虫であるアリの話はつい擬人化されやすく、会場参加者はアリのことなのか、人のことなのか、楽しい錯覚の中で活発な話し合いを致しました。
http://www.life-bio.or.jp/topics/topics240.html
蟻社会もミツバチ社会もまったく働かないのが数パーセントいるそうですが?これは... (一部抜粋しています)
興味深いことに、大阪府立大の西森拓氏によれば、餌場がランダムに変化する環境では、フェロモンを忠実にたどって効率よく餌を収集できる勤勉アリのみからなるコロニーより、フェロモンをたどることのできない「大バカアリ」が少数いるコロニーの方が効率よく餌を集めることができるそうです。ちなみに、ある程度道草を食う「ややバカアリ」より、全く働かない「大バカアリ」の方がコロニーの効率化への寄与が大きいとか。
勤勉アリだけと、決められたルートを往復して餌を運搬し続けるだけですが、大バカアリは全く見当違いのところをうろつくので、新たな餌場や近道を発見できるのです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411702969
本当に、「働かないアリ」がいるのかなあ。
じじばばのことを言っているような気もするのだが。
人生、最適化されたら、つまんないかもな。