じじぃの「科学・芸術_63_働きアリ(2対6対2)の法則」

#Eテレ 進化論に異議アリ!? 働かないアリにも意義がある! #サイエンスZERO 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4pZFRAEPd1I
worker ants

サイエンスZERO 「徹底解説!科学の“未解決問題” ダーウィンの進化論に異議あり!?」 (追加) 2016年12月25日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央(女優)、竹内薫(サイエンス作家)、中村慶子NHKアナ) 【語り】土田大NHKアナ) 【解説者】長谷川英祐(北海道大学准教授)
働き者だと思っていたアリだが、巣のメンバーの2割以上が休んでばかり。
働くアリは卵をきれいにして卵が死なないようにする。一方で働かないアリというのも全く働かない訳ではなくて、カビがどんどん生えてきて刺激が大きくなると目が覚めて働くようになる。
カッコウは、他の鳥に卵を託すという効率が悪い方法で子育てを行う。
もしかしたら、カッコウが自分で子どもを育てたら成功率100%かもしれないのに失敗することもあるようなことをわざわざやっている。逆にオオヨシキリの立場からいったら、托卵なんていうことをされたら自分の子どもが全部死んじゃう訳だから自分たちの繁殖には害になってるだけです。でも、こういう行動が何で進化の結果残ってるのかっていうのが問題になる訳です。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp568.html
クローズアップ現代+ 「生きづらさを抱えるあなたに〜障害者殺傷事件が投げかけたもの〜」  2016年9月29日 NHK
【キャスター】伊東敏恵 【ゲスト】池上彰(ジャーナリスト)、向谷地生良(「浦河べてるの家」理事・北海道医療大学教授)
「障害のある人たちが働ける企業は成長する」「多様性こそ人間の繁栄を支えてきた」いま、様々な分野の最新研究から分かってきた障害者と社会が関わることの意味だ。
相模原市知的障害者施設で起きた殺傷事件から2ヵ月。偏った見方で命の“価値”を決めつける考え方をどうやったら乗り越え、共生社会を実現できるのか?
池上彰、「均質は危険」
均質な社会は脆い。出来ないことを補い合う。人の役に立つために助け合う。多様性のある社会が大事。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3869/index.html
『すぐ役に立つ法則のすべて 頭がいい人は知っている!使っている!』 博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2016年発行
2対6対2の法則(働きアリの法則) (一部抜粋しています)
●怠け者は、じつは「必要な存在」だった
なぜアリの集団に、必ず怠け者のアリが生まれるのか。
それはアリの集団にとって、そうした怠け者のアリも必要だからなのではないかと推測されている。
その後の研究から、アリには行動を起こすまでの時間に個別差があり、すぐに行動を開始するアリと、なかなか行動を開始しないアリがいることがわかってきた。こうした行動を起こすのが遅いアリが怠け者のアリになってしまうのである。
人でも共同生活している集団の中に、きれい好きな性格で部屋の掃除をすぐしてしまう人がいると、残りの人は掃除をしなくなってしまうのと同じだ。
このようにアリに行動面での個別差があるのは、すべてのアリが常に良く働いていると、短期的には作業効率が良いのだが、長期的には一斉に疲労してしまい、ある時点から急速に作業効率が悪くなってしまうのを防止するためだと推測されている。要するに、ある一定数のアリが常に補助要員のように存在しているのではないかというわけだ。
会社組織の中でも、経営者ならできるだけ優秀な社員の割合を増やしたいと思うだろう。だが、ある面、生産性の低いうだつのあがらない社員がいるからこそ、生産性の高い優秀な社員が生まれているとも言える。
このように、この法則から読み取れることは、それぞれ異なるだろう。だが、一人ひとりの個人の立場から見れば、誰でも属する集団によっては、働き者の2割にも怠け者の2割にもなりうる可能性があるということが重要なのだ。
だからこそ、今現在、自分が属している集団で自分がどこのグループにいるのか、その理由は何か、自分が属したいグループはどこか、どうすればなれるのか、といったことを考えるきっかけとして活かすことが大事なのである。