じじぃの「ノルドストリーム計画!日高義樹レポート」

日高義樹のワシントン・リポート』 2009.8.9 テレビ東京
ドイツ・ロシアがエネルギー同盟〜ノルドストリーム計画が始まった
【司会】日高義樹 【ゲスト】EU委員長エネルギー顧問 クローディア・ケムフェルト(女性)、ノルドストリーム計画ドイツ事務局 イェンス・ミューラー、ドイツ銀行チーフエコノミスト ノルベルト・ウオルター
●第1部「世界第2の石油大国ロシアとドイツがエネルギー同盟」
●第2部「バルト海底1200キロの大プロジェクト」
●第3部「ノルドストリーム計画の全貌を聞く」
●第4部「ドイツはなぜロシアとエネルギー同盟を結ぶのか」
●第5部「ドイツはどこまでドルを信用するのか」
バルト海海底に1200キロにわたって敷設したパイプを通じてロシアから直接ドイツに天然ガスを送り込む計画が動き始めた。計画ではドイツだけでなくEU諸国にも供給することになっている。
このノルドストリーム計画は、ドイツをはじめヨーロッパ諸国が、中東の石油を管理してきたアメリカから離れて独自の国家エネルギー政策を発動したことを象徴している。
ドルをはじめとしてアメリカの力が弱くなり、混乱が深まる国際社会で注目すべき新たな動きが始まっている。ノルドストリーム計画の全貌と、ドイツの新しいエネルギー戦略について伝える。
http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/newtitle/2009/07/035183.html
最終段階にきたノルドストリーム
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/3/3285/0906_b04_motomura_russia.pdf
どうでもいい、じじぃの日記。
8/9、テレビ東京日高義樹のワシントン・リポート』「ドイツ・ロシアがエネルギー同盟〜ノルドストリーム計画が始まった」を観た。
印象に残った言葉をピックアップしてみた。
番組のオープンニングで日高氏の声とともにドイツ、ベルリンの町の映像が流れる。アメリカ離れをするドイツ、去年の金融危機でドルが信用されなくなっている。首都ベルリンに活気がない。
ドイツの天然ガスの42%をロシアから供給している。世界第2位のエネルギー大国ロシア、天然ガスは世界最大の産出量を誇り26%を占めている。バルト海のフインランド国境に近いロシアからドイツのザスニッツまで全長1200キロに天然ガスパイプラインを埋設する計画が進んでいる。
●第1部「世界第2の石油大国ロシアとドイツがエネルギー同盟」
 ロシアの元大統領(現・首相)プーチンアメリカと対決する姿勢を持ち続けている。いろいろなロシアとのエネルギー計画はドイツ、ヨーロッパ諸国はアメリカを離れロシアに接近している。オバマが大統領になってもヨーロッパ諸国との関係に変化がない。
●第2部「バルト海底1200キロの大プロジェクト」
 バルト海に埋設しているパイプラインは北海油田で埋設されたパイプラインと同じで、環境とかは実証済みで問題がない。
●第3部「ノルドストリーム計画の全貌を聞く」
 ノルドストリーム計画はヨーロッパの民間企業からなっている。完成予定は2011年でドイツから他のヨーロッパ諸国にも供給される。ロシアのガスプロムと2030年まで契約をしている。ロシアとドイツの政治的な関係で何も問題がない。パイプラインが完成すればドイツが受ける天然ガスは60%になる。全エネルギーの1/3になる。ドイツで石炭を利用するのは環境面で問題がある。原子力に代わって天然ガスを使うことになるだろう。天然ガスはそれほどCO2を出さない。
●第4部「ドイツはなぜロシアとエネルギー同盟を結ぶのか」
 ノルドストリーム計画はドイツの新しいエネルギー戦略である。ロシアに対して歴史的な恐れは過去のもので、恐れる必要がない。アメリカとドイツの関係は肯定的なもので、ロシアとの関係とは異なる。
●第5部「ドイツはどこまでドルを信用するのか」
 ロシアとドイツが2009年、2010年でGDPがプラスになることはないだろう。中国、ロシア、中東諸国は今のドル体制に不安を持っている。この3年、ドルが信用を取り戻すことはないだろう。
日高氏の番組エンデイングの言葉。ロシアとドイツのエネルギー同盟関係は、今後世界に大きな影響を与えることになるだろう。