じじぃの「中国経済の力」

欧米の景気後退は長期化、中国も世界経済のけん引役にはなれず=内閣府「世界の潮流」 2009年6月 マネーニュース
[東京 5日 ロイター] 内閣府は5日、「世界の潮流」と題する世界経済に関する報告書を公表した。世界経済見通しについて、米欧景気後退は長期化するリスクが高く、米国は2010年に、欧州は10年後半に遅れて持ち直すとの見通しを示した。アジアでは中国が、景気刺激策の効果もあり09年後半には緩やかに回復に向かい、周辺国のアジア諸国の回復に寄与する可能性もあるが、世界経済全体の回復をけん引することまでは期待できないとした。
09年の世界経済は戦後初めてマイナス成長となる見込み。10年には米国経済が持ち直すにつれて世界経済全体も持ち直すが、米経済が回復のエンジンとなれないことから、回復のテンポは世界経済全体で1%程度と緩やかなものにとどまるとみている。
米国では、国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費が、戦後最悪の雇用情勢や信用収縮の継続の影響などから2010年までは本格回復に向かうことは困難とみている。さらに実体経済の悪化により貸出の不良債権化で金融機関の損失が拡大。金融システム安定化資金も金融危機が早期収束しない場合には枯渇するおそれがあるとしている。欧州も雇用情勢悪化により消費を中心とした自律的回復が困難な上、中東欧経済の悪化による外需の回復も期待できないとし、早期回復は望みが薄い。さらに財政の持続可能性への懸念から国債金利の上昇も懸念材料だとしている。
一方、中国は4兆元の内需拡大策により固定投資の伸びが加速するなど内需は堅調に推移しているが、GDPに占める消費の割合が他のアジア諸国と比べても低く、安定成長のためには消費主導の成長への転換が必要だと指摘している。中国経済の世界経済に占める割合は7%強にすぎず、中国の景気回復が世界経済全体の回復をけん引することまでは期待できないが、アジア地域では、中国の回復が周辺国に寄与する可能性があるとしている。http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK029526220090605
06年に発表の科学技術論文数、世界第2位に―中国 レコードチャイナ
モバイル版URL : http://rchina.jp/article/12895.html
2007年11月15日、中国の科学技術研究者が国内外で発表した論文の統計分析を行ってきた中国科学技術情報研究所の発表によると、2006の年中国人が国際的に主要な科学技術定期刊行物や研究会で発表した論文は17万2000本に上り、世界全体の論文総数の8.4%に当たると中新社が伝えた。この数は全世界で第2位。
主に基礎研究分野の情況を反映するとされる『科学文献引用索引』(SCI)では、2006年は7万1000本の中国の論文を収録しており、前年と比べ4.3%の増加、全体の5.9%を占めており、その数は世界第5位となっている。工学分野の科学研究情況を反映するとされる『工学文献索引』(Ei)では、2006年は中国の論文が3万6000本収録され、世界全体の14.6%、アメリカに次いで世界第2位だった。
また、2006の年中国の科学技術研究者が主要な国際会議で発表した論文数は3万6000本で、世界全体の9%。これもアメリカに次いで世界第2位となっている。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=12895
どうでもいい、じじぃの日記。
6月18日、NHK BS 香港PHX:時事弁論会 「中国経済の力」を観た。
「中国は世界経済のエンジンになりえるか」がテーマである。
印象に残った言葉をピックアップしてみた。
・中国の指導者、毛沢東は「中国はイギリスを追い抜き、アメリカに追いつく」と言った。
・経済は技術革新と労働人口の増加で成長する。技術革新の進歩が最も重要だ。
・中国が世界経済のエンジンになるほど、まだそのレベルに達していない。
アメリカは過去20年間で最低の経済だが、中国に経済危機の影響が感じられない。中国経済は前進している。
・経済成長をするには、技術革新に資金が必要だが、中国には高い貯蓄率がある。資金力で科学技術を引き上げることが可能だ。
・中国の国内の労働レベルが高くなっている。医療のレベルもよくなっている。
・海外留学組が中国に帰国するのが多くなった。
・1970年までアメリカが世界経済のエンジンだった。その後、日本に移り、インターネットで再びアメリカに移った。今後の世界経済のエンジンは?
・インターネットによる投票結果
   18%・・・アメリカが世界経済のエンジンであり続ける
   82%・・・中国がアメリカに代わって世界経済のエンジンになる
・メールの内容
 中国共産党の時代がやってくる。
 10年前まで社会主義を信じている人は1人もいなかった。現在は社会主義を支持している。
じじぃの印象。
中国の人々(香港)が中国共産党を信頼しているのが以外だった。中国経済がそうさせているのだろうか。
中国の科学技術分野での論文数が日本を抜いて、世界第2位になっている。その内、中国人のノーベル賞が出るのかもしれない。(今のところ、外国籍を除けばゼロ人)