アメリカ映画 【英雄の条件】 Yahoo!映画
英雄の条件(原題 Rules of Engagement)は、2000年のアメリカの戦争映画、法廷もの映画である。主演サミュエル・L・ジャクソン、トミー・リー・ジョーンズ。監督ウィリアム・フリードキン。
トミー・リー・ジョーンズ、サミュエル・L・ジャクソン共演のサスペンス・アクション。究極状態で群衆に向け発砲命令を出した男と、罪を問われた彼の正義と信じる戦友の苦悩を描く。中東イエメンでアメリカ大使館包囲事件が起こる。アメリカ政府の要請で大使館員救出に向かった海兵隊は、暴徒と化した民衆に向け“銃撃”を命令。結果、一般市民百数十人に死傷者を出した。発砲命令を出した男は罪に問われ、やがて糾弾される。そんな彼に対し、かつて命を救われた戦友が弁護を引き受けるが……。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id160315/
どうでもいい、じじぃの日記。
5/27、久しぶりに、テレビ東京で映画 【英雄の条件】を観た。
オープニングでベトナム戦争がドキュメンタリータッチで出てくる。サミュエル・L・ジャクソン演じるチルダース大佐とトミー・リー・ジョーンズ演じるホッジス大佐はベトナム戦争の戦友である。
イエメンで米国大使館包囲デモ事件が発生する。米国政府の要請で大使館員救出に向かった海兵隊は、発砲を命令したチルダーズ大佐の命令で暴徒と化した民衆に銃撃し、一般市民83名もの死者を出す。
ここでの戦闘もドキュメンタリータッチで描かれている。このイエメンでの約20分の戦闘行為が正当だったかが問題になる。映画の中では何も武器を持たない一般市民を殺すように、チルダーズ大佐が部下に命令を下した。命令を受けた隊員は一度、命令を断っている。チルダーズ大佐は「皆殺しにしろ」と再度、命令を下した。
発砲を命令したチルダーズ大佐は軍法会議にかけられる。
ゲリラが民衆に混じっていたと主張するチルダーズ大佐を弁護するのはベトナム戦争の戦友、ホッジス大佐だ。
軍法会議の法廷の中で、またイエメンでの戦闘シーンが流れる。今度は一般市民が銃をとり、海兵隊に向けて発砲している。これはチルダーズ大佐からみた戦闘シーンだ。
結末はチルダーズ大佐が無罪になって、法廷を後にするところで終わっている。
よくできている映画だと思う。チルダーズ大佐を弁護するホッジス大佐も説得力があったし、糾弾する側にも迫力があった。
この映画を観て、南京事件を思い出した。
「火のないところに煙は立たない」のことわざがあるように、南京事件も数百人規模の虐殺があったのかもしれない。
正義は必ずしも真実でない。法廷での結果が必ずしも正義でないし、真実でもない。と、この映画が語っている。
日本で、刑事裁判「国民の司法参加」を実現する裁判員制度が5月21日始まった。