じじぃの「ガイアの夜明け」ぱーと2

日経スペシャル「ガイアの夜明け 5月19日放送 テレビ東京
日はまた昇る 〜逆境に挑む不屈の技術魂〜
世界中が深刻な景気後退の波にさらされ、日本企業は、軒並み業績不振に陥った。多くの企業で人員整理が始まり、消費も落ち込んでいる。しかしそんな状況を悲観せず、日本の「強み」をしっかりと見据えて動く人たちがいる。それは、日本が誇ってきたモノ作りの担い手たちだ。合言葉は、「ニッポンの生産現場で、新しい技術で、斬新なモノを作り、売ろう」だ。
世界で初めてとなるフルカラーのプラズマテレビを開発した、世界が認める日本人技術者、篠田傳さん(60歳)。今また、これまでにない超大型・極薄ディスプレーを開発中だ。それは、「見る人をすっぽり包みこむような」超大画面だという。日本独自の技術にこだわる篠田さんの執念の技術開発、そして売るための努力…。ガイアのカメラが2年半の長きに渡って現場を見つめた。一方、2003年に大手家電メーカーから独立した熊本社長(33歳)が手がけてきた新しい家電ブランドの「アマダナ」。これまでデザイン性の高い家電製品で感度の高い人たちから支持を得てきたが、初めての大量生産に乗り出すという。
彼らが作り出す製品の共通項は、これまでの発想とは、まったく違う「モノ作り」の仕組みで産まれてくる点にある。いずれも日本発(初)の技術「メイドインジャパン」にこだわり、開発されてきた製品だ。果たして、彼らは新たな市場を作り出せるのか?100年に1度の危機を突き抜け「メイドインジャパン」復活の狼煙が、今あがる。
【独占取材900日…世界初!超極薄ディスプレーに賭ける男】
「私は10年先の市場を見ています。モノ作りの発想がメーカーとは違うから」と語る篠田傳さん(60歳)。「篠田/shinoda」の名を知らぬ家電メーカーのディスプレー関係はいない。世界で初めてフルカラーのプラズマを開発し、“プラズマの父”と称される。しかし、そんな篠田さんは富士通時代、自ら開発したプラズマ・ディスプレイの撤退という苦渋を味わった。病魔にも冒され、技術者として再起不能になるまで追い詰められた経験もした。しかし何度苦難を味わっても新しいディスプレー開発だけを夢見て、開発を続けた。そして2006年.神戸の埋立地に、かつての仲間(部下)たちと、ベンチャー企業を起こし工場を建てた。その名も、「篠田プラズマ」。篠田が持てる技術と知識と知恵のすべてを注ぎ込んだ、超大型・極薄ディスプレイを開発するための会社だった。篠田さんの新たなディスプレーは、超大画面にも関わらず、「超軽量、省電力」。重さは、150インチで60キロ。仮に同じサイズのプラズマテレビと比べると、その重さは実に10分の1しかない。消費電力も3分の1。「軽く、薄く、曲がる」画面なのだ。今までの常識を覆す篠田ディスプレー。2009年春には、生産体制が本格化し、超薄型大画面の製品化が始まった。
【美しき家電メーカー 新しきモノ作りの挑戦】
自らを21世紀型家電メーカーと標榜し、デザイン性の高い家電製品で知られる、「アマダナ」。2003年に、大手家電メーカーから独立した、熊本浩志社長(33)らが起こしたベンチャー企業・リアル・フリート社が展開する家電ブランドだ。アマダナの最大の特徴は、自分たちの工場はもたない、いわゆる「ファブレスメーカー」であること。生産は国内の家電メーカーに委託、製品の企画・デザインに徹することで少量生産・高品質の独創的な家電製品を作ってきた。このアマダナが新商品の大量生産に初めて乗り出す。販売目標台数、100万台。その商品とは、老若男女でも、簡単に操作できる「コミュニケーションツール」で「動画の交換機能」が特徴だという。
今回のプロジェクトで熊本社長が、頼りにした人物がいた。製造請負会社・日本マニュファクチャリングサービスの小野社長。小野社長の強みは、メーカーの生産現場を熟知していること。早速、小野社長は日本有数のメーカーと、金型メーカーに生産の協力を取り付けてきた。減産でラインを止めていたり、稼働が落ちているメーカーや下請け業者にとっては、いまのご時世、受注が入るのは有難い。仕事がなくなった人々も、現場に復帰して仕事が入る。不況を救う新発想のものづくり、果たしてその行方は…。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview090519.html
富士通フォーラムで、145型「篠田プラズマ」が参考展示 AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090512_168378.html
軽量・省エネ 145型ディスプレー 篠田プラズマ 2009年5月8日 産経関西産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)
プラズマチューブを使った次世代の大型ディスプレー開発ベンチャー篠田プラズマ神戸市中央区)は7日、表示部分の厚さが1ミリの145型(縦2メートル、横3メートル)超薄型ディスプレーを報道関係者に公開した。昨年5月に125型を試作したが、さらに大型化させた。製品化にめどが付いたとして、今秋から本格生産する。
また、同社はこの日、本格生産と販売に向け、パネル製造装置開発会社のワイエイシイと伊藤忠商事と提携したことも明らかにした。両社と連携し、効率的な製造装置の開発と海外などでの販路開拓を図る。平成23年度には30億〜35億円の出荷を目指す。
プラズマチューブは同社独自の映像表示装置。フィルム状で薄く、軽量で消費電力が少ないのが特徴だ。平成17年の会社設立以来、製品化を目指して研究開発を続けてきた。プラズマパネルなど同サイズの薄型パネルと比べると、重量は10分の1、消費電力は2分の1から3分の1以下に抑えられるという。
篠田傳会長兼社長は「駅や空港などに掲示するデジタル広告の市場は今後急拡大する見込みで、日本発の新産業に成長すると思う」と話している。
http://www.sankei-kansai.com/2009/05/08/20090508-009533.php
どうでもいい、じじぃの日記。
5/19、日経スペシャル「ガイアの夜明け」 「日はまた昇る 〜逆境に挑む不屈の技術魂〜」を観た。
イオニアは、1997年に世界初のプラズマテレビを発売した。静岡の組み立て工場では残り3000台を生産して、今年中に閉鎖される。
ところが、山口市電気店にはパイオニアの高級薄型テレビを買いに客が殺到している映像があった。
“プラズマの父”が挑む超薄型テレビ…極秘開発900日を独占取材。
日本の未来を開け、技術屋の不屈の技術魂。
世界で初めてフルカラーのプラズマテレビを開発した技術者、篠田傳さん。これまでにない超大型の極薄ディスプレーを開発中だ。
2007年10月、幕張で世界で最初の次世代ディスプレーがベールを脱いだ。ペラペラの薄いディスプレーに映像が流れる。
篠田さんは1973年富士通に入社し、ずっと薄型ディスプレーの研究に従事した伝説の技術者だ。富士通が薄型ディスプレーから撤退した。
篠田さんは神戸に篠田プラズマという会社を作った。社員はほとんど篠田さんを慕ってついてきた富士通の人間だ。本社に併設された工場で極秘にディスプレーの生産が行なわれている。手作業で技術者が開発。細い管が並ぶディスプレーは他で真似のできない技術だ。工場では徹夜の作業が続く。篠田さんの目標は大画面を1年で作り上げようというもの。
超大画面フィルム型ディスプレイ「プラズマチューブアレイ(PTA)」は、曲面や円筒形の壁面にも設置できるフィルムのようなフレキシブルな形状が特徴。プラズマの原理を応用し、RGB蛍光体をそれぞれ塗布したガラスチューブを並べ、電極フィルムで挟み込んだ構造にすることで、表示部厚さ約1mmという薄型化や軽量化が行え、省エネ性能などに優れる。
製品を見学にきていたJRの人は「柱に巻きつけて表示したら面白い」とか言っていた。
この最初のPTAの超極薄ディスプレーは富士通フロンテックに500万円で納入された。
もう一つ、金融危機で人材・派遣会社を経営している小野さんの会社は約半数の人員がいなくなった。北見市の金型成型工場でも生産がストップしてしまった。
ガイアの夜明け」でアマダナが取り上げられていた。携帯端末ぐらいの大きさで動画もとれる情報記憶装置などを設計している会社だ。
小野さんはアマダナの社長熊本さんと交渉。北見市の金型成型工場にアマダナの新製品の外枠作りを打診。北見の生産ラインも動き始めた。
小野さんの会社ではアマダナの製品の検品、修理を行うことになった。
じじぃの印象。
成功のチャンスはあるんですね。
日本の再生を観ました。