週刊朝日 5月15日号 しがみつく女/長生き、怖い 室井佑月 (一部抜粋しています)
元タレントの清水由貴子さんが亡くなった。父親のお墓の前で、硫化水素自殺をはかった。その傍らには、車椅子に乗ったお母さんがいた。
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家族の『介護疲れ』が原因とみられる自殺や殺人、無理心中が増えている。今年だけで少なくとも3件はニュースになった。
厚生労働省の研究班が2006年にまとめた報告書によると、在宅介護者の4人に1人が軽い鬱病であるという。さらに介護者の年齢が50歳前後の場合で約2割、60歳以上の高齢者が高齢者を介護する「老老介護」では約3割が「死にたい」とまで考える状態にあるという。
なのに国は、なんら対策を打っていない。厚労省は、2011年度までに介護型ベッドを全て廃止する方向でいる。逆の方向へ動いている。
法律で明確に決められたことではないが、現在、病院では高齢者かどうかに限らずリハビリの場合、180日で退院させる、という方針をとっているみたいだ。それ以上入院をつづけられると、採算が合わなくなるから。これまでは補助金などの制度もあったが、小泉改革以降、社会保障費を抑制する動きはつづいているため起こっている現象だ。
医療の必要性は薄いが、独居などのため入院をつづけざるを得ない老人もいるだろう。病院を追い出された介護難民はどうするのか。
民間の老人向け高級マンションに入居できる人ならいい。だが、それは一握りの金持ちだけだ。
所得が低く、介護が必要な高齢者は、特別養護老人ホームへ。しかし、東京だけでも入居の待機者が3万8300人もいる。
となると、民間の無届け有料老人ホームに入居するよりない。火災で10人もの犠牲者を出した、群馬県『静養ホームたまゆら』のような。
スプリンクラーも防災扉もない、部屋に職員を呼び出す緊急ボタンもない。べニア板で建て増しをくり返す、無許可の老人ホーム。職員の数も少ないから、徘徊する人に対しては部屋の外側から鍵をかけることもあったという。
日本は世界有数の長寿国だ。そして日本は先進国の中でNo.1の自殺大国でもある。年間、約3万3千人の人が自殺で亡くなっている。60歳以上の高齢者の自殺は一昨年で1万2107人もいた。
長生きすることは、もはや目出たいことではないようだ。あたし自身、両親の介護問題を乗り越えて、その先、自分の問題を解決する余力などないように思える。愛する一人息子の迷惑にならないような、死に方を考えておくべきか。長生きすることに耐えられず自殺をする。・・・・それが日本人のスタンダードになりつつあるなら。
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「自殺大国」日本…主要7ヵ国トップ “超格差社会”の中で 2008/10/31 Yahoo!ブログ (一部抜粋しています)
「自殺大国」日本…団塊世代リタイア後に増加 20年度版白書
2008年10月31日10時14分配信 産経新聞
政府は31日午前の閣議で、平成20年版「自殺対策白書」を決定した。19年の自殺者数は前年比938人増の33093人で過去2番目の多さとなった。いわゆる熟年離婚したり、団塊世代で退職したりした壮年以上の男性自殺者が増加したことが一因とみられている。年間の自殺者数は10年連続で3万人で推移しており、政府は同日、自殺予防への重点施策を盛り込んだ「自殺対策加速化プラン」を策定した。
白書によると、19年の男女別の自殺者の内訳は男性23478人(前年比665人増)、女性9615人(273人増)。原因や動機は「健康問題」(14684人、63.3%)が最多で、「経済・生活問題」(7318人、31.5%)、「家庭問題」(3751人、16.2%)が続いている。
年齢層でみると、男性は55〜64歳、女性は75歳以上が最も多い。職業別では「無職」が57.4%と半数以上を占め、次いで「被雇用者・勤め人」(27.7%)、「自営業・家族従事者」(9.9%)、「学生・生徒など」(2.6%)−となっている。
場所は「自宅」(54.7%)、曜日は「月曜日」が最多で、時間帯では、男性が早朝の午前5〜6時台、女性は昼下がりの午後2〜4時台に頻発している。
人口10万人あたりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は23.7で世界8位だった。主要7ヵ国(G7)では男女ともに日本がトップで、「自殺大国」日本の実態が改めて浮き彫りになった。
19年で顕著だった自殺の傾向について内閣府は「団塊の世代の自殺者が増えている。退職や熟年離婚などで配偶者や友人、職を失う『喪失体験』が自殺の原因の一つではないか」と分析している。
一方、自殺対策加速プランプランには、昨年策定した「自殺総合対策大綱」に基づき、自殺の予告や方法の紹介などに関するインターネットの有害情報への対処を柱に強化すべき施策が打ち出された。
たとえば、今年に入って周辺住民らを巻き込む硫化水素による自殺が相次いだため、ネット上の違法・有害情報の通報先となっている団体を通じ、硫化水素の製造方法を掲載するホームページを削除する。
このほか、ネット上の害悪な情報を検出するための技術開発や青少年へのフィルタリング機能の普及、集団自殺の呼びかけに対応する緊急通報体制の整備、市町村への自殺対策担当部局の設置促進などが盛り込まれている。http://blogs.yahoo.co.jp/goecchi_gogo/46000289.html
日本の都市の人口順位 平成13(2001) (約3万3千人の都市を一部抜粋しました)
新潟県の加茂市 33,085人、山梨県の大月市 33,124人、和歌山県の新宮市 33,133人、北海道の根室市 33,150人、佐賀県の鹿島市 33,215人、愛媛県の八幡浜市 33,285人、福井県の小浜市 33,295人、富山県の滑川市 33,363人、山口県の柳井市 33,597人、島根県の大田市 33,609人、和歌山県の有田市 33,661人、岩手県の江刺市 33,687人、沖縄県の平良市 33,701人
http://www.tctv.ne.jp/mkim/geography/city_population_2001.htm
どうでもいい、じじぃの日記。
週刊朝日 5月15日号に 「長生き、怖い」が載っている。
タイトルも含めて、強烈な言葉が書かれている。「年間、約3万3千人の人が自殺で亡くなっている。60歳以上の高齢者の自殺は一昨年で1万2107人もいた。」、「長生きすることは、もはや目出たいことではないようだ。」、「長生きすることに耐えられず自殺をする。・・・・それが日本人のスタンダードになりつつあるなら。」
約3万3千人の人が自殺は「福井県の小浜市」、「山口県の柳井市」などの人が毎年、すっぽり無くなっている計算だ。
日本は世界でもトップクラスの自殺大国だ。
6月20日の東京新聞【社説】に自殺3万人超 生きる道に戻したいが載っている。 (一部抜粋しています)
高齢者についても「社会への信頼を失い、孤独感を深めているから」と指摘する識者もいる。
日本の自殺は「本当は生きたいが、生きる道を閉ざされての死」とも言われる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008062002000115.html
「国別 幸福 ランキング」をキーに検索してみた。
検索結果。
世界一幸福な国・デンマーク。日本はなんと90位だそうです。
http://ameblo.jp/kirimarukun/entry-10225541479.html