じじぃの「粗食のすすめ」

なぜ「粗食」が体にいいのか―「食生活」ここだけは変えなさい!  作者: 帯津良一幕内秀夫 知的生きかた文庫 (一部抜粋しています)
たとえば「健康食品の7割」はただの下剤なのです!
現代の食生活の問題点は、「ワラビをやめればガンにならない」とか、「塩分を減らせば体にいい」とか、「チョコレートを食べれば健康になる」とか、そういう個別的なことで解決できるような小さな問題ではなくて、食生活全体に係わるものなのです。
あくまでも食生活全体を見直さなければ、根本的に解決できません。
それでは、問題点をまとめていきます。
1番目は食べ過ぎです。食べ過ぎだという意味は、摂取熱量に比べて消費熱量が少なくなったということです。つまり、食べている量は以前の生活と変わらないのに、昔ほど働かなくなった、体を使わなくなったということです。昭和10年代の秋田や新潟などの米作地帯の農家では、一人当たり1日にご飯を何杯ぐらい食べていたと思いますか? 15杯から16杯などという人もいました。今よりも食べていたくらいです。だから、食べ過ぎというより、体を使わなくなったということです。電気製品や自動車の普及、子供で言えば家庭内ゲーム機の普及などによって、食べる熱量よりも消費熱量が減ったとことが、まず、1番目です。
2番目は、食生活の欧米化です。パン、肉、食品加工品、牛乳、乳製品、油脂類の急激な増加ですね。あまりにも増え過ぎたことです。
3番目は、ビタミン、ミネラル類、微量栄養素が減り過ぎたことです。その原因はいいかげんな情報のせいで、栄養素を考えすぎている人が増えたことです。わかりやすく言うと、野菜を食べたからすべてとれるという単純な話ではないのです。大まかに言えば、不足した理由は、精製食品の増加です。米や麦の精製度が上がると、微量栄養素が減ってしまうのです。
4番目は、植物繊維の極端な減少です。ダイエタリーファイバーという言葉が出て、植物繊維を謳った商品が売れたり、整腸作用のあるどくだみ茶が売れたりしていますが、これらはだいたい下剤のようなものなんです。じつは。健康食品と言われて出回るものの7割は下剤なんです。米糠健康法や紅茶キノコなど、少し昔に流行ったものもそうだったんですね。
紅茶キノコなんて、あれはただの雑菌だったんですよ。それを飲んでいたんです。あれで体調がよくなった人は、便秘の人だけだったんです。雑菌ですから、下痢してちょうどよかったんでしょうね。
そして5番目が、化学物質の急増です。農薬や食品添加物のどの化学物質があまりにも増えたことが、5番目の問題です。
健康問題を熱心に考えている人は、欧米化されたこと、食品添加物が増えたことの2つについては、かなり認識していると思います。でもやはり5つの問題すべてが現代の食生活における問題点だと、総合的に考えるべきです。もう一度言いますが、決して個別的な問題ではありません。だから、何かをたべれば解決するという話ではなくて、食生活全体をどうするか考えなかればいけないのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
引っ越しでダンボールに詰めていた本を出して、整理していたら『なぜ「粗食」が体にいいのか』の本が出てきた。
去年、フジテレビ「さんま・福沢のホンマでっかニュースSP!」の番組の中で、血液中のテロメアを検査すると寿命が分かるというのがあった。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081229/1230509443
遺伝子の中に、テロメアというのがあり、人の寿命が決められているらしい。
しかし、低カロリー食品を食べる、または腹七分で食べていると寿命が延びるということが分かった。
この本にも、低カロリー食品を食べる(粗食)と若々しく、健康で長生きすることが書かれている。
ちかたんのために書きました。
引っ越してから17日目でインターネットがようやくつながった。
やれやれ。