じじぃの「老化時計・がんの発生を予防するテロメア?細胞を読む」

NHK クローズアップ現代+ 「生命の不思議“テロメア健康寿命はのばせる!」 20170516 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fPiLslFt3Ko
 テロメア (黄色の部分がテロメア

クローズアップ現代+ 「生命の不思議“テロメア” 健康寿命はのばせる!」 2017年5月16日 NHK
【キャスター】武田真一 【ゲスト】石川冬木(京都大学大学院教授)、石川善樹(予防医学研究者・医学博士)
老化を防ぎ、若さを保ちたい。そんな願いをかなえると注目されている研究がある。
ノーベル賞生物学者ブラックバーン博士らによる「テロメア」研究だ。染色体の端にあり細胞分裂のたびに短くなるため、年とともに縮むと考えられていたテロメア。ところがテロメアを伸ばして細胞から若返る方法があり、がんを防げる可能性もあるというのだ。それは日常で実践できる生活習慣。最新の研究から健康寿命を延ばす秘策と命の神秘に迫る。
ノーベル賞受賞者ブラックバーン博士が書いた本『細胞から若返る! テロメア・エフェクト』が今年、発売された。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3974/index.html
『新・細胞を読む―「超」顕微鏡で見る生命の姿』 山科正平/著 ブルーバックス 2006年発行
細胞の老化とテロメア より
細胞は無限に分裂を続けることができるのだろうか? 老化学で高名なアメリカのヘイフリックは、正常な線維芽細胞を培養していると、増殖は無限でなく、ある一定回数の分裂を行うと、もうそれ以上は分裂できなくなり、そのまま死んでいくという事実を発見した。その上、若い人から取ってきた細胞のほうが老人の細胞よりも頻回の分裂を行い、胎児からのものは50回分裂すると死に絶えることを明らかにしたのだ。
面白いことに、寿命が12年ほどのニワトリの細胞は約25回、もっと寿命の短いマウスでは15回なのに対して、175歳にもなる長寿のガラパゴスのゾウガメではなんと110回も分裂するのだという。そればかりか、途中で年余にわたり凍結保存しても、解凍して培養を再開すると残余の回数は分裂できることまで判明してきた。
こうした事実は、細胞には自らの分裂回数を記録し、一定数に達すると分裂を停止させる機構があることを物語っており、今では、その仕組みも明らかになっている。
染色体の末端には、テロメアと呼ばれる特殊なDNA領域があって、ここではタンパク質に翻訳されることのない、いわば無意味な塩基配列が2000回も繰り返されている。写真(画像参照)はこのテロメアを染め出したものだ。テロメアは分裂することにその一部が失われ、完全に消失するともう分裂できなくなるといわれている。だから分裂できる回数が決まっているというわけだ。ところが、細胞によっては、失われたテロメアを再合成する仕組みを持つものもあり、こうした細胞は無限に増殖を続けることができる。そのため、ガン細胞はこのような仕組みを発達させて、いつまでも増殖を続けているのではないかと考えられている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
血液中のテロメアを検査すると寿命が分かる?
山科正平著 『新・細胞を読む―「超」顕微鏡で見る生命の姿』という本に「テロメア」の写真が載っていた。
特殊染色で染められた白血球染色体のテロメア。本では白黒だが、ネット上でのものは染色体の末端が黄色に染まっている。
この黄色のテロメア、私にもあるのかなあ。見たくもあり、見たくもなし。
がん細胞のテロメアはいつまでも増殖を続けるのだという。
がん細胞は最強なんですね。(増殖、止めてくれないかな (^^;; )