じじぃの「トッド氏の予言!未来への提言」考

■世界の国の乳児の死亡率順位) 2005年10月 出典:国連人口基金(UNFPA)
[低い順] 国名 乳児死亡率
 1 日本      0.3%
 1 シンガポール  0.3%
 1 スウェーデン  0.3%
 4 香港       0.4%
 4 韓国       0.4%
 4 フィンランド   0.4%
 4 ノルウェー    0.4%
 4 スペイン     0.4%
 4 ベルギー     0.4%
 4 フランス     0.4%
 4 ドイツ       0.4%
 4 オランダ     0.4%
 4 スイス       0.4%
 - 以下、一部略 -
28 アメリカ       0.7%
82 中国         3.3%
93 北朝鮮       4.3%
146 コートジボワール 11.6%
147 ブルキナファソ  11.9%
148 ソマリア      12%
149 マリ        13%
150 アンゴラ      13.4%
151 リベリア      13.7%
152 アフガニスタン  14.5%
153 ニジェール    14.9%
154 シエラレオネ   16.2%
http://memorva.jp/ranking/unfpa/2005_baby_death.php
未来への提言 「人類学者 エマニュエル・トッドアメリカ“帝国”以後の世界を読む〜」 2009年2月28日 NHK BSオンライン
世界のキーパーソンに徹底インタビューするシリーズ「未来への提言」。今回は、フランスが誇る気鋭の人類学者エマニュエル・トッドさん(57)。世界的ベストセラーとなった「帝国以後」では、イラク戦争の開戦前に「アメリカ帝国の崩壊」を断言し、さらには今日の「アメリカ発世界経済危機」をも予言した。フランスの著名な作家ポール・ニザンの孫として生まれたトッドさんは、25歳の若さで、乳児死亡率の分析から、いちはやくソビエト連邦の崩壊を見抜き、世界的に注目された。現在はパリの国立人口統計学研究所の研究員を務めている。
トッドさんは政治、経済、イデオロギーから世界情勢を読み解くのではなく、その根底にある人口動態や家族構造、文化の多様性こそが歴史を動かしていることに注目、独自の分析を行ってきた。
オバマ新大統領を迎えたアメリカはどこへ向かうのか、グローバル化自由貿易は中国に何をもたらすのか、そしてアメリカへの依存から脱却できない日本の未来に関する考察など、トッドさんの言葉は辛辣だが示唆に富む。未曾有の経済危機に直面し、世界が混迷を深める中、現代の予言者とも言われるトッドさんが、アメリカ“帝国”以後の激動の世界情勢を読み解き、提言する。
インタビュアー:三神万里子(ジャーナリスト)
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090903010030144/
どうでもいい、じじぃの日記。
NHK BSで「未来への提言」を見た。
ソ連の崩壊をソ連の崩壊前の約14年前に予言した。1976年刊行の『最後の転落』
アメリカの金融危機アメリカの金融危機前の約6年前に予言した。2002年刊行の『帝国以後』
フランスの人類学者であるエマニュエル・トッド氏は人類統計学を専門にしている学者である。
ソ連アメリカと軍拡競争をしていた頃、公に出ていないソ連の統計資料を入手した。そこに出ていた資料は、下がり続けるはずの乳児死亡率が、逆に上昇しているという資料だった。ソ連の体制が最も弱い部分から崩れ始めていると直感したのであった。
アメリカの場合は、アメリカ社会の貧富の格差拡大と低所得者層の乳幼児死亡率の異常な高さから、インフラ弱体化が体制そのものの衰退を招いた。さらに、唯一の超大国と自負するアメリカは幻想でしかないと言い切っている。
インタビューの中で、トッド氏は金融危機後の対処方法について語っている。
ヨーロッパが保護主義になるのはしかたがない。保護主義といっても内需拡大を行うことで、決して悪いことばかりではない。
アメリカにオバマ新大統領が誕生したことで、アメリカの崩壊を遅らせる効果はあるだろう。オバマの政権はクリントン時代のスタッフからなっており、あまり期待できないであろう。オバマの基本的なスタンスは金融ベースだが、世界を動かすのはエンジニアであり、日本のチャンスでもあるだろう。とか言っていた。
インタビューの最後に、差し出された色紙にトッド氏が書いた言葉は「知的正直者、リアリズム」だった。
去年、見たテレビ「第2回 たけしの新・世界七不思議」にマヤの大予言というのがあった。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081226/1230285222
マヤの予言で、2012年12月22日に世界の終りがやってくるという。
ノストラダムスの大予言は無かった。
マヤの大予言もなんか、あやしい。
このトッド氏は2つ当てた。
2度あることは3度ある。と言う。トッド氏の予言に耳を傾ける必要がある。
と、どっかのじじぃが言ってました。