じじぃの「民主党、頑張れ」

正論 4月号 【特集】漂流日本、究極の選択Ⅰ 「麻生自民への落胆、小沢民主への不安」 (一部抜粋しています)
屋山太郎:政治評論家、櫻井よしこ:ジャーナリスト、山田宏:東京都杉並区長
保守政党としての覚悟を示せぬ麻生総理の迷走。小沢民主党への支持が高まるなか日本の立て直しには何が不可欠なのか。政権交代、あるいは第三の道の可能性も・・・
    ・
屋山 小沢代表の外交姿勢は、確かに問題です。彼の国連至上主義では党内をまとめることさえおぼつかない。テロ特措法に基づくインド洋上の給油活動は憲法違反だが、国連安保理決議に基づくアフガンのISAF(国債治安支援部隊)参加は可能というのだから、ほとんど理解不能です。
ただ、小沢代表は麻生首相の初の所信表明演説の際、自らも代表質問に名を借りた所信表明演説を行い、外交方針について「日米同盟を基軸とする方針と国連中心主義は両立する」旨を言っている。要は、これまでの国連至上主義の軌道修正ということでしょう。
私は最近、小沢代表の国連至上主義は、手足を持つ運動家を多数抱える旧社会党系を取り込むための戦略だったのではないかと思っています。だから政権が見えてきた段階で、現実的な側面もみせるようになったのではないか。いずれにせよ、民主党が政権を獲っても日米安保体制をないがしろにするような愚行はしないと思いますよ。
櫻井 民主党のこれまでの実績を見る限り、右から左まで幅が広すぎて、国家の基本問題について、意見をまとめることが出来ないでいます。
屋山さんがおっしゃった憲法改正問題についても、自民党は不完全ながら一応のシアンを提示しました。しかし民主党は、未だに試案づくりさえ出来ていません。外国人参政権の問題にしても、賛成か反対かで党内が真っ二つに割れています。野党の立場でならそれも許されるでしょうが、政権与党の地位を、まさに目前にして、一連の基本的政策をまとめきれないとすれば、いつ、まとめることが出来るのでしょうか。
屋山 民主党内の右派と左派の勢力が拮抗していたら、意見をまとめるのに一苦労するでしょう。だが、現実には民主党内の左派勢力は、外から見るよりもはるかに弱体化しているとみていい。
先日、ある民主党幹部に小沢代表と横路孝弘元副代表の関係を聞いたら、背中合わせに立っている関係だと言っていました。横路氏はすでに力を失っており、俺の後ろには小沢がいるんだという顔をすることで辛うじて影響力を保っている。一方、小沢代表は横路グループと真正面から向き合うつもりはなく、単に自分の手足を多く見せたいから付き合っていると。だから政権を獲っても左派にイニシアチブをとられることはあり得ないと。
自民党にもかって宇都宮徳馬のようなゴリゴリの左派がいましたし、現在も右から左までいるわけですから構図は五十歩百歩。極端で現在も現実離れした意見は、政権を獲ったらはじき飛ばされてしまう。

                                      • -

どうでもいい、じじぃの日記。
民主党が政権を獲ったら、どうなるのだろうか。
民主党政権」をキーにして検索してみた。 (google検索)
検索結果は一応、上位に表示されたものから調べたが、選んだのはじじぃの独断による。(あまり、他意は無い)
記事内容は上段、中段はすっぽかして結論部分のみ抜粋して載せた。
民主党政権大恐慌の二の舞に? - goo ニュース
 (R25) 2月6日 「今年9月までに政権交代が!?もしも民主党政権になったら…」
 ただし「弱い政権だと目されれば、役人が言うことを聞かなくなる」(森田氏)可能性も。民主党にせよ自民党にせよ次期政権与党には、不況で強まる閉塞感の打破をお願いしたい。(R25編集部)
 http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/20090226/74c0055beb02ce08ad6123d364420f76.html?fr=RSS
東京新聞:スコープ 日米関係、民主政権なら 小沢氏『対等』を強調:今日 ...
 2月26日 「スコープ 日米関係、民主政権なら 小沢氏『対等』を強調」
 党内でも小沢氏の発言に対し、「発言の狙いが分からない。政権獲得後の対応を縛るようなことを言う必要はない」との指摘も。自民党政権との違いを打ち出すのは衆院解散・総選挙に向け効果的との見方の一方、小沢氏のやりすぎを警戒する空気は党内にも強い。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009022602000109.html
●きょうも歩く: 2/28 社民党民主党を中心とした連立政権に参加して ...
 2/28 社民党民主党を中心とした連立政権に参加して主体性を発揮すべき」
 どうしても連立にあたって社民党が前原を気に入らないのなら、前原誠司の発言力が封印されたり、前原誠司が出て行きやすい環境整備をするような調略をすべきだろう。民主党の横路派が小沢と安全保障に関する基本合意をしたことが、前原などの対米従属派の行動を封じた。社民党の主体性がきちんとあれば、民主党と連立したことでいいようにやられることはない。
 http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2009/03/228-ee42.html
●ポスト自民党政権下の日中関係を考察―中国紙コラム | エキサイトニュース
 3月2日 「ポスト自民党政権下の日中関係を考察―中国紙コラム」
 第一次湾岸戦争以後、自衛隊国際貢献を訴えてきた小沢氏だが、民主党左派の牽制と日本の財政難から、短期的には小沢氏の目指す軍事的な「自治」の実現は難しいと指摘している。日中関係に関しては、小沢氏は関係強化に意欲を見せているものの、同じく対中関係強化に尽力している現政権とどのような違いがでるかは明確ではないと指摘している。政権交代の可能性が高まりつつあるなか、外部の目からは自民党民主党外交政策に大きな違いは見いだせないようだ。(翻訳・編集/KT)
 http://www.excite.co.jp/News/china/20090302/Recordchina_20090302006.html
正論 4月号に屋山太郎櫻井よしこ氏、山田宏氏の対談が載っている。
櫻井氏は民主党、及び小沢代表の政権能力に疑問を持っているようだが、屋山氏は、大丈夫だろうと言っている。
民主党政権」をキーにして検索した結果でも、櫻井氏よりの論調と屋山氏よりの論調に大きく分かれているようだ。
一度、やらしてみたら、と、じじぃが言ってました。