核絡み強まる懸念 イランの国産人工衛星 2009.2.3 MSN産経ニュース (一部抜粋しています)
イラン政府は3日、初の国産人工衛星の打ち上げに成功したと発表した。アフマディネジャド大統領は国営テレビで「われわれは公式に宇宙空間に足場を築いた」と演説し、打ち上げの様子を伝える映像が繰り返し放送された。衛星打ち上げ技術は長距離弾道ミサイルにも応用が可能で、イランの核開発問題とも関連して、国際社会の懸念をさらに強めることになりそうだ。
イラン国営通信など地元の報道によると、「オミド(希望)」と名付けられた衛星は2日夜、国産ロケット「サフィール2」により衛星軌道に打ち上げられた。1日に地球を15回周回して通信実験などのデータを収集し、1〜3ヵ月後に地球に戻るという。ファルス通信は、イラン航空宇宙局長官が今年3月20日までに再び人工衛星打ち上げを行うと語った、と伝えた。
イラン側は核開発について、平和利用が目的だと繰り返し強調している。しかし、イランが核弾頭と長距離弾道ミサイルの両方を保有すれば、イスラエルや湾岸アラブ産油国だけでなく、いずれは欧州の一部も射程にとらえると懸念する声は強い。
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090203/mds0902032309008-n1.htm
イラン革命30年 揺るがぬ保守強硬派 2月7日 産経新聞 (一部抜粋しています)
「白色革命」と呼ばれる西欧化を推し進めたパーレビ国王を追放し、イスラム教シーア派独特の「ベラヤティ・ファギー」(イスラム法学者による統治)を実現して世界に衝撃を与えたイラン革命は10日、30周年の記念日を迎える。イスラム体制は、1980年代のイラン・イラク戦争や革命指導者ホメイニ師の死去(89年)を乗り越え、保守派と改革派のせめぎ合いの時期を経て、いま「革命原理」への回帰を唱えるアフマディネジャド大統領ら保守強硬派が主導権を握る。核開発問題などで国際社会で孤立しながらも、イスラム体制が揺らぐ気配はない。
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『世界潮流の読み方』 ビル・エモット著 烏賀陽正弘訳 PHP新書 (一部抜粋しています)
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では、その代わりに、一体何をすればいいのだろうか。まず最初に自問しなければならないのは、なぜそんなにイランの核爆弾に懸念を抱かなければならないのか、ということである。イスラエルは、核爆弾を公然と開発しており、インドとパキスタンは、過去10年間に核兵器を保有していることを両国とも公に認めている。
そこで、インドとパキスタンそれにイスラエルが核爆弾を保有しているからといって、誰も同国を爆撃せよとは言っていない。ところがイランだけは、イスラエル問題に関連して、その例外となっている。その事実から、イランがなぜ違った立場をとっているかが、よく理解できるのである。
イランはイスラエルに実際に攻撃を加えたことはない。さらに、1979年のホメイニ師による革命以来、他国に対し戦争を仕掛けたこともない。しかし、2005年に選ばれた、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、イスラエルは「地球から抹殺されなければならない」とたびたび明言している。ということは、核兵器が使用される可能性があることを意味している。
このような発言が、単に扇動的なレトリック(巧妙な言い回し)でなく本気であれば、それこそ核兵器を持つイランは、真の脅威となる。イスラエルは、もしそのような攻撃を加えられ、反撃するだけの力をまだ残していれば、間違いなく報復するにちがいない。
幸いなことに、イランの核開発計画は、実際の核爆弾を開発する段階にはまだ達していないので、そのような事態に直面するのは数年先だと思われる。
だが、それ以外の危険性もある。イランがレバノンのヒスボラ(イスラム教シーア派武装組織)や、パレスチナのハマスなどのテロ組織を支援していることは、文書でも確証が挙がっているように明白なのだ。そのことから、イランが将来ある段階で、テロ組織に核物質を提供する可能性は十分にある。
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どうでもいい、じじぃの日記。
2月6日に、再放送であったがNHK BS 第4回「イスラエルからの告発」を見た。
イスラエルの核開発施設に勤務していたモルデハイ・バヌヌがイスラエルの核開発を暴露した。
モルデハイ・バヌヌはイスラエルからの女スパイの色仕掛けで捕まってしまうのだが、今は釈放されている。
当時、イスラエルは核開発しているとも、していないとも意識的に発表することはなかったが、このモルデハイ・バヌヌが暴露したことでイランなどに核開発を行わせる口実を与えることになったと言われている。
2月8日 夕方のNHK 総合テレビ 海外ネット 「イスラエル中東和平は イラン報告」を見た。
イスラエルで2月に総選挙が行われる。そして首相に立候補している3人がすべて極右議員だ。
『世界潮流の読み方』の本の中でイランのアフマディネジャド大統領はイスラエルは「地球から抹殺されなければならない」、そしてハマスを支援していると書いている。
2月4日の産経新聞に核絡み強まる懸念 イランの国産人工衛星が載っていた。
イスラエルは既に核爆弾を持っている。イランも着々と核爆弾の準備をしている。イランが国産人工衛星の打ち上げを平和目的と言っているが、誰が信じるだろうか。
今年はイラン革命から30年目である。
イラン革命からずっとアメリカと国交断絶状態にある。
NHKの海外ネットでアフマディネジャド大統領はオバマと話し合いたいと言っていた。オバマも望んでいるようだ。
歴代のアメリカ大統領が成しえなかったことがオバマにできるのだろうか。