天安門広場から毛沢東の肖像画が消える日

中国がサイト閲覧を規制、人権団体が非難 1月13日 nikkansports.com
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は12日、北京五輪の直前から中国でも閲覧が可能になった同団体のウェブサイトが、中国政府の規制強化でこのほど閲覧できなくなったとし、すぐに規制を解除するよう求める声明を発表した。
中国では北京五輪終了後、ネット規制が強まっており、別の国際人権団体のサイトの一部も閲覧できなくなっている。
アムネスティは声明で、今年が天安門事件20年の節目にあたることなどを指摘し、中国での言論規制がさらに広がることへの危惧(きぐ)を表明。今年に入ってからも、多くのサイトが政府によって閉鎖されたとして「人権の後退は受け入れられない」と非難した。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090113-449614.html
東京新聞 1月23日 こちら特報部 (一部抜粋しています)
中国のホームページ規制
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中国当局は閲覧体制について明らかにしていないが、研究チームによると、ネット回線上に「天安門事件」や「チベット独立」といったキーワードを自動的に検出できるシステムを設置。
11の政府機関が数千人の規模で監視している。
プロバイダー(接続業者)も事実上、当局の管理下にある。
情報の通り道を押さえているため、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が非難する特定ホームページへの恣意的な接続遮断も自由自在。
それに加え、ネット利用者が接続しようとしたページに似せた偽ページに接続するような仕組みも作れるという。
ところで、こうした監視・規制技術。
日本などでは法規制があり、電子メールなどは保護されているが、技術的応用は可能。
専門家によれば、メールの検閲なんて簡単」といい、ネット空間には情報漏えいの危険性は常に付きまとう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
1月21日(水) TBSテレビ 関口宏のノンフィクション「五輪後、悩む中国」を見た。
中国の内陸部と沿岸部に住む中国人の格差はすさまじいですなぁ。
超成金のおっさんが出てきて、その家のど派手なこと。家の中の装飾品がすべて金ぴか。
アメリカの金融危機アメリカに輸出している企業の数万社が倒産し、内陸部から来ている出稼ぎ労働者の約2000万人が仕事が無くなり、故郷に帰っている。
故郷に帰っても田畑をすでに売っている人たちは生活する手段を持っていない。
都市に残った出稼ぎ労働者はロシアとの核戦争に備えて作られた地下壕で地下生活者になっている。
中国政府が旧正月(1月26日からの3日間)の暴動を警戒し、昨年末からにわかに治安警備を強化し始めた。
インターネット規制がさらに強化された。
数千人の規模で監視しているインターネット規制がどこまで激しくされているのだろう。全文検索なのだろうか。AND検索、OR検索なのだろうか。
たとえば「天安門事件」を検索したとき、「天安門で自転車が盗まれる事件がありました」がひっかからないときは「天安門の事件」はひっかからないだろう。
規制のレベルにもよるがブログの内容まで、すべて検索し削除しているのだろうか?
今年は天安門事件から20年目である。
何が起きても不思議ではない。
天安門広場から毛沢東肖像画が消えるのはそんなに遠い日でないのかもしれない。