河野デジタル相が自民党総裁選に立候補表明へ
【速報】河野デジタル相が自民党総裁選に立候補表明へ
2024年8月19日 日テレNEWS
自民党総裁選挙への立候補の意向を固めている河野デジタル相ですが、来週26日月曜日に記者会見を開き、正式に立候補を表明する方向で調整に入りました。
立候補に必要な推薦人20人は、所属する麻生派を中心に確保できているということです。
https://news.ntv.co.jp/category/politics/3b35ef9b09e544f9bcd6e56b3a58e25a
『疑う力』
真山仁/著 文春新書 2024年発行
世の中で“常識”とされていることは、本当にそうなのか。「資本主義が限界を迎えている」「日本は分断されている」「地球温暖化は悪」…。「正しいを疑う」を座右の銘としてきた社会派作家が、自分らしく生きるヒントを考える特別講義。
第2章 分断された民主主義 より
不勉強ゆえの無責任さ
事前レポートの中に「わたしたちは、政治についてもっと勉強すべきだ」という意見がありました。
大変重要な指摘ですが、今のような複雑な社会状況や政治の在り様を理解しようとすると、相当な勉強が必要です。そんな時間が果たして確保できるのでしょうか。
一国民として政治に参加しても、基本的には報酬は支払われません。それでも汗を流せる人はどのくらいいるでしょうか。
たとえば、日本の総理大臣を直接投票で決めようという話になったとします。
おそらく、声の大きい人、テレビなどメディアでの露出が多く人気のある人が選ばれる確率が高い気がします。
そういう人たちが絶対にダメだとは言い切れませんが、好感度が高いというだけの理由で政策には素人のような総理大臣が選ばれるのは、非常に危険です。
となると、やはり政治はプロに任せたほうがいいんじゃないか。自分たちの代理である政治家に対して税金から報酬を支払うというのは、ある程度納得のゆく仕組みです。ただし、議員を選ぶ選挙には真剣に臨まなければならない。現状、それができていません。
日本における選挙は、今や「ショー」の様相です。選挙運動はうるさいからやめてほしいと平気で言うくせに、投票後の開票速報はお祭り騒ぎでテレビの特番を見つめる。
そして選ばれた顔ぶれを見て「ほらな、またダメなやつばっかりだ」などと文句をつぶやく。
往々にして、そういう人は、投票をしていないケースも多く、この無意識の無責任さが日本の民主主義の非常に顕著な欠点です。