じじぃの「カオス・地球_425_2035年に生き残る企業・第1章・クアルコム・NPU」

【次世代の新プロセッサ】NPUとは? Snapdragonの凄さ!そしてAMDIntelも負けてない驚愕の性能を解説! 実はグラボ搭載PCの方が... No.131

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=KdxXdT5TmH8

クアルコムスマホやノートPCに向けて生成AIを実行できる新半導体製品を発表した


クアルコムが新半導体スマホやノートPCで生成AI利用

2023.10.26 xTECH
スマートフォンやノートパソコン(PC)で生成AIを手軽に利用できる時代がやってきた。
Qualcomm Technologies(クアルコム・テクノロジーズ)は2023年10月24日、年次イベント「Snapdragon Summit 2023」でスマホとノートPCに向けてそれぞれ新しい半導体製品を発表した。最大の特徴は、AI(人工知能)機能を強化したこと。いずれも大規模言語モデル(LLM)のような生成AIモデルをオンデバイスで実行できる。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08550/

IT業界の覇権は「GAFAM」から「GOMA」に変わる…ビッグテックの力関係を一変させる「生成AI」のインパク

2024/02/16 PRESIDENT Online
そのビッグテックとして、GAFAM――グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト――がテック業界を支配し、世界を支配しているというのがビジネス界の見方でしたが、生成AIの登場でこのビッグテックにも変化が起こっているのです。

ところが生成AIの登場によって、このバランスが崩れ、GAFAMからGOMAに変わろうとしている、というのです。
GOMAとは、グーグル(Google)、オープンAI(OpenAI)、マイクロソフトMicrosoft)、そしてアンソロピック(Anthropic)の4社です。
https://president.jp/articles/-/78646?page=3

2035年に生き残る企業、消える企業――世界最先端のテクノロジーを味方にする思考法』

山本康正/著 PHP研究所 2024年発行

世界のテクノロジーは、かつてない速度で進化しています。
2022年11月に登場したChatGPTのユーザー数は、公開からわずか5日で100万人を超え、瞬く間に世界中に広がりました。これはIT史上最速のスピードです。このブームに乗って、生成AIに必要な半導体を製造するエヌビディアの時価総額は、2024年6月、マイクロソフトやグーグル、アップルを抜き、約500兆円で、上場企業の時価総額において世界一となりました。
これまでIT業界を牽引してきたのはビッグテックのGAFAMが中心でした。

第1章 いま押さえておくべき最新テクノロジーの潮流 より

エヌビディアのGPUだけでなく、クアルコムのNPUも重要性を増す

Copilot+PCの要(かなめ)となっているのは、生成AIの深層学習(ディープラーニング)に使われるニューラルネットワークの処理に特化した、NPU(Neural network Processing Unit)と呼ばれる半導体です。Copilot+PCに搭載されるNPUは、アメリカのシリコンバレーではなく、その南にあるサンディエゴを本拠地にするクアルコムQualcomm)が開発したものが採用されています。

x AI、メタ……。目まぐるしく状況が変わる生成AI開発競争

オープンAIを離れたマスク氏は、2023年に新会社「x AI」を設立し、「グロック(Grok)」という生成AIサービスを開始しています。2024年5月には、60億ドルという巨額の資金到達をしたことが報じられました。

同月には、マスク氏が買収したX(旧称ツイッター)の有料ユーザーが、X上でグロックを使えるようになりました。

ただ、GOMAに追随企業として、筆者はx AIだけではなく、メタにも注目しています。
メタは「ラマ3(Llama 3)」という生成AIをオープンソース化しており、原則無償で商用利用できるようにしています。これによりラマ3を使ったサービスが急速に増える可能性があります。
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自社のモバイル(iPhohe)とPC(マック)を持つアップルも、それら端末の情報を活用することで、生成AI領域にさらに乗り出していくでしょう。

生成AIのエンジニアリングたちは、そのスキルを武器に、自分たちが仕事をしやすい場や、自分の価値観、ミッションが達成しやすい場へと、所属する組織をどんどん変えていきます。

現状、生成AIは多額の資金を集められる領域なので、資金が調達でき、高額な計算環境を整えることができれば、大企業に所属している必要性もありません。今後、スタートアップが急増する一方で、より魅力的なビジョンを掲げ、より働きやすい環境を提供する企業が、より優秀なエンジニアリングたちを集めて急成長する可能性があります。

また、これまでは資金を投じてパラメータの多い生成AIを開発する競争が進んできましたが、これからもその延長線上で、資金を投じれば生成AIの性能が上がり続けるかどうかはわかりません。

パラメータを増やさなくても高い性能を出せる生成AIの開発競争も、一方で進むでしょう。

このように各社の動向は目まぐるしく変わりますが、ひとまずはGOMAの動きを押さえておくだけでも、生成AI周辺の動きを理解するきっかけは得られるはずです。

これからは、当面、生成AIがテック業界を根底から変化させていく可能性が見込まれます。

独自のNPU開発でも8000万ドルを調達。韓国のスタートアップも存在感を発揮

アメリカが開発のトップを走る生成AI領域で、日本の隣の韓国がどう戦おうとしているのかも、ぜひ参照しておきましょう。

2023年、社員がChatGPTに機密情報をアップロードし、誤って流出させたことから、生成AIの使用を禁止したサムスン電子は、独自の生成AIを開発しています。

2023年11月に開催された同社主催によるイベント「Samsung AI Forum 2023」で、「サムスンガウスSamsung Gauss)」という生成AIを発表。2024年には自社のモバイル端末である「ギャラクシー(Galaxy)」の最新モデルに搭載する可能性を示唆した。

スタートアップも勢いを増しています。
2024年5月には、NPUを開発する韓国のスタートアップ「ディープエックス(DEEPX)」が8000万ドルの資金調達を行って注目を集めました。

ディープエックスの創業者であるキム・ロクォン氏は、かつてアップルで働いていたという経歴の持ち主です。