じじぃの「未解決ファイル_319_ピリ・レイスの地図」

PIRI REIS: Ancient Maps Had He -- Curious Alignments

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=T1xGccxK1x4

ピリ・レイスの地図


『絶対に明かされない世界の未解決ファイル99』

ダニエル・スミス/著、小野智子+片山美佳子/訳 日経ナショナルジオグラフィック社 2022年発行

ピリ・レイスの地図 より

【未解決ファイル 南極が描かれている16世紀の世界地図】
1929年、イスタンブールトプカプ宮殿で調査をしていたドイツ人の研究者が驚くべきものを発見した。トルコ人航海士のハジ・アーメッド・ムヒディン・ピリ、通称ピリ・レイスが1513年に作成した世界地図だ。興味深い点は多々あったが、とりわけ注意を引いたのは、まだ新大陸が見つかったばかりの時代の地図なのに氷の下の南極大陸が描かれていることだった。

大きなガゼルの羊皮紙に描かれている地図には、ピリがクリストファー・コロンブスの地図など、20ほどの地図を元に作成したという説明書きが付されている。
この地図からは少なくとも、16世紀初めの人々が地球についてどれだけ知っていたのか知ることができる。また、ピリがどうして重要な文献である地図をそれほどたくさん集めることができたのか、それ自体も謎だ。

一番不可解なのは南極大陸が描かれていることだ。厳しい自然環境の南極大陸に人々が目を向けるようになったのは19世紀初めのことであり、ましてや南極大陸が地図に書き入れられたのはさらに何年も後のことだというのが一般の常識だ。だが、ピリ・レイスの地図に描かれてい海岸線は現在の南極のクインモードランドに対応しているという意見もある。この地域への探険が初めて行われのは1891年のはずだ。おまけに、ピリの地図に書かれている海岸線は紀元前4000年には氷の層の下になった南極大陸のもののようだ。この大きな矛盾はどう説明すればよいのだろう。

南極説を否定する人々は、地図上の大陸は南極ではなく不正確に書かれた南米だと主張するが、さほど確信をもっているわけではない。航海技術をもつはるか古代の人々が南極を発見して作成した地図を、ピリがたまたま見つけて参照したのだろうか。ピラミッドら存在しない時代に、外洋を航海し遠方の大陸を地図に表わすことができた人々がいたのだろうか。

作家エーリッヒ・フォン・デニケンはそんな大昔に航海し南極大陸を発見したとすれば、地球外生命体の可能性が高いとさえ述べている。一方、ギャビン・メンジーズは著書『1421ー中国が新大陸を発見した年』の中で、そのような地図製作技術を持っていたのは中国の武将、鄭和(ていわ)の船団に違いないとしている。メンジーズによると、中国の抜きんでた航海士たちは、南北アメリカ大陸、オーストラリア、南極大陸を、”発見者”の名誉を与えられている人たちよりもずっと前に見つけていたという。

意図していたか否かはさておき、ピリが作成した世界地図は、心躍るミステリーを後世に残したのだ。

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じじぃの日記。

ダニエル・スミス著『絶対に明かされない世界の未解決ファイル99』という本に、「ピリ・レイスの地図」というのがあった。

ピリ・レイスの地図は、オスマン帝国の海軍軍人ピリ・レイス(1465? - 1554年)が作成した現存する2つの世界地図のうち、1513年に描かれた地図のことを指す。

大西洋を描く残存断片はこの海域の航海図になっており、陸地としてイベリア半島とアフリカ大陸北西部、南北アメリカ東海岸、および南アメリカから伸びる陸地が描かれている。

未解決ファイル 南極が描かれている16世紀の世界地図?

確かに、南アメリカの下に南極大陸の一部が描かれている。

南極大陸は19世紀に発見されたのだから、16世紀に書かれた地図に南極大陸が表れることはありえないことだ。

ピリ・レイスの地図は、歴史的にありえないオーパーツである。

中国が新大陸を発見?

中国(明)の鄭和の艦隊が南北アメリカグリーンランド南極大陸まで航海していたという説がある。

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