じじぃの「宗教・アステカ王国の原住民は白人を神と勘違いした?世界史の雑学」

イスラムはそもそも原理主義?】ガザ衝突 真因と本質 宮家邦彦×先﨑彰容 2023/10/25放送<前編>

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=osf46rlLUOA&t=19s


コルテスがアメリカ大陸に上陸し、アステカ王国へ侵入


ケツァルコアトル

ウィキペディアWikipedia) より
ケツァルコアトル(Quetzalcoatl)は、アステカ神話の文化神・農耕神である。
また、風の神とも考えられた。ケツアルカトル、ケツァールコウアトルとも呼ばれる。マヤ文明ではククルカンという名で崇拝されていた。

古くは水や農耕に関わる蛇神であったが、後に文明一般を人類に授けた文化神と考られるようになり、ギリシア神話におけるプロメテウスのように、人類に火をもたらした神ともされた。
特にトルテカ族の祖神として篤く崇拝されていたが、アステカ族の神話に取り入れられてからは、原初神トナカテクトリとトナカシワトルの4人の息子の1人として、ウィツィロポチトリらとともに、創造神の地位にまで高められた。「5つの太陽の神話」の中では太陽神としてのケツァルコアトルの逸話も残されている。岩に手を当てると岩がへこみ、その岩を持ち上げて投げると森が平地になるような怪力を誇る。
神話では平和の神とされ、人々に人身供犠をやめさせたという。

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『宗教が変えた世界史――ビフォーとアフターが一目でわかる』

祝田秀全/監修、かみゆ歴史編集部/編 朝日新聞出版 2023年発行

メソアメリカの原住民は白人を神と勘違いした より

中南米では独自の古代文明が栄えていたが、大航海時代コンキスタドールたちに次々と滅ぼされた。

中米に独自の多神教文化が生まれる

メソアメリカと呼ばれる中米地域ではオルメカ文明、テオティワカン、マ
ヤ文明が栄えました。
農耕生活を営んでいた人々は豊かな恵みをもたらす自然や動物に畏敬の念を持ち、自然現象や動物を信仰する多神教文化が発展。農耕と文化の神や、ケツァルコアトルや闇を支配する神テスカトリポカなど、自然を支配する神々が登場する創世神話が生まれました。やがてメソアメリカにはアステカ王国が、南米大陸にはインカ帝国が築かれます。インカ帝国の王は「太陽の子」として君臨しました。

しかし彼らの信仰心につけ込むかのように、東の大陸から侵略者が現れます。

コンキスタドールが略奪を行う

インカ帝国が繁栄した頃、世界は大航海時代を迎えます。
キリスト教の布教と領土拡大のため、スペインのコンキスタドール(征服者)コルテスがアメリカ大陸に上陸し、アステカ王国へ侵入。しかし当時のアステカ王は、抵抗するどころか彼らを丁寧にもてなしました。これは「一の葦の年(西暦1519年)に東からケツァルコアトル神が帰還する」というアステカ神話とコルテス来訪が一致したためで、汪はコルテスこそがケツァルコアトル神だと思ったのです。

コルテスは彼らの信仰心を利用し王の懐へと入り込みますが、黄金製品をはじめとする財宝を奪おうと、王国を襲撃、アステカ王国を滅亡させました。

コルテスが持ち帰ったアステカ王国の財宝に味をしめたスペインは、南米のインカ帝国コンキスタドールピサロを派遣。ピサロは皇帝にキリスト教への改宗と服従を要求するも拒否されたため、皇帝を処刑し大量の金銀を奪いました。
こうして中南米の広い範囲がスペインの支配下となったのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。

5~6年前、テレビでローランド・エメリッヒ監督 映画『紀元前1万年』を観た。

内容は、白人がマンモスを追って放浪するうちにエジプトに辿り着く。
エジプトではピラミッド建設に使われた奴隷を解放して、また故郷に戻るというストーリーだった。

白人はここでヒーローとして描かれ、人々を導く先導者として描かれていた。

メソアメリカの原住民は白人を神と勘違いした

大航海時代、スペイン、ポルトガルアメリカ大陸に向かいます。

「こうして中南米の広い範囲がスペインの支配下となったのです」

アジアの国で植民地にならなかったのは、日本、タイだけのようだ。

先日、BSフジ プライムニュースを観ていたら、先﨑彰容(日本大学危機管理学部教授)さんがこんなことを言っていた。

今の世界は「G7」のような西洋型民主主義国が世界を指導するような体制になっている。
イスラムの国々は西洋型民主主義ではないイスラム教が支配する世界だ。
これらの国々は数百年もその体制でうまくやってきた。
西洋型民主主義と違う世界があっても、いいのではないか。

というものだった。

コルテスやピサロによって、アステカ帝国インカ帝国が滅亡したが、征服された国の人々は果たして不幸だったのだろうか。

日本は、アメリカと戦争し負けて、西洋の思想がどっと入ってきた。

まあ、西洋型民主主義の国の一員になった。

一見、日本的な思想は無くなってしまったが、より自由な、民主主義を手に入れたのはベターな選択だったのではないだろうか。

イスラムの国々、ロシア、中国は大枠では原理主義の国なのだそうだ。