Are You Afraid of Snakes? Here's Why Humans Fear Snakes
ヘビの毒ががん治療薬開発に役立つ?
ヘビの毒が無害なタンパク質に、がん治療薬開発に光明か
2012年9月21日 AFPBB News
毒ヘビには自身の毒を無害なタンパク質に変える機能が備わっている――19日の科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載の研究論文で英豪合同チームが発表した。
研究結果は、がん治療での新薬開発など大きな可能性を秘めているという。
https://www.afpbb.com/articles/-/2902367
第1章 恐怖の生々しさと定義について より
警戒心、不安
中国出身、アメリカで活躍した地理学者(人文主義地理学)であるイーフー・トゥアン(1930~2022)の『恐怖の博物誌』(金利光訳、工作舎)においては、「では恐怖とはいったい何だろう? それは警戒心と不安という、はっきり区別されるふたつの心理的緊張がからみあった感情だ」と説明された。そして「警戒心は環境にふだんとちがう出来事が発生することで喚起される」と述べ、さらに不安については、「不安とは何か危険が起こりそうな予感といっていいが、その危険の原因が何なのかはっきりわからない。これだと特定できる脅威が周囲に見あたらないため、確固とした対応をとろうにもとれないのだ」と記す。
一般的に、不安はそれをもたらすものの正体が曖昧である。他方、恐怖は正体が明確化して棄権やダメージが予測されるけれども、逃げたり逆に立ち向かうのが困難な際に生じる感覚だろう。いずれにせよ、無力感やもどかしさが大きな要素を占める。
あらためて恐怖を定義する
①危機感、②不条理感、③精神的視野狭窄――これら3つが組み合わされることによって立ち上がる圧倒的な感情が、恐怖という体験を形づくる。
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なお、興味深いことに、①の「危機感」が実在していなくても、人は恐怖に駆られることがある。いわゆる恐怖症、精神科領域に属するとされる症状である。たとえば高所恐怖、閉所恐怖、尖端恐怖、視線恐怖、対人恐怖、広場恐怖、自己臭恐怖、醜態恐怖、不潔恐怖、学校(職場)恐怖、巨像恐怖、人間恐怖、甲殻類恐怖など。
いずれも、当人は「本当の」危機には直面していないしその可能性すらない。ただし「危機感」に代わる別な要素が「不条理感」および「精神的視野狭窄」と作用し合って恐怖感もどきが立ち上がっている。これについては第2章で、あらためて詳述したい。
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どうでもいい、じじぃの日記。
人間は、どんなことに恐怖を感じるのだろうか。
①危機感、②不条理感、③精神的視野狭窄――これら3つが組み合わされることによって立ち上がる圧倒的な感情が、恐怖という体験を形づくる。
私が1番、恐いことはやはり「死」だ。
山田風太郎著『人間臨終図巻』にはこんなことが書かれていた。
自分の死は地球よりも重い。他人の死は犬の死よりも軽い。
まあ、77歳になって、そろそろ死んだほうが世のためになる。
しかし、偉い坊さんが死に際に、「死にたくない!」と叫んだとか。
たぶん、「死」はどう頑張っても元には戻らないという無力感からくるのだろう。
医学の進歩で、がんになったからといって死とは必ずしもつながらなくなった。
だが、5年生存率は前立腺がんが約99%なのに対して、膵臓がんは10%ぐらいだ。
2番目は「ヘビ」だろうか。
分類すれば、「醜態恐怖」だろうか。
ヘビはもともとトカゲで一種で、進化の途中で足を作る遺伝子をなくしてしまったらしい。
だから、足を作るトカゲの遺伝子をヘビに注入すれば、足が出てくるのだとか。
便利な足をなぜなくしたのかは、謎らしい。
ヘビへの恐怖は、常識から外れている思い込み(錯覚)からくるのかもしれない。
3番目は「針」だろうか。
分類すれば、「尖端恐怖」だろうか。
まあ、眼に針を刺すと失明する、という連想が働く。
最近の研究で、毒ヘビが「がん」に効果があることが分かったとか。
私も、毒だらけなんです。
トホホのホ。