じじぃの「パルスオキシメータ・日本人の発明・ヘモグロビンの酸素度を測定!人体の雑学」

How to Use a Pulse Oximeter?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jL0pIvF0SBc

パルスオキシメータ


青柳卓雄氏とパルスオキシメータ

日本光電
世界中の医療現場で、患者さんの容態把握のために欠かせないパルスオキシメータ。
最近では、新型コロナウイルス感染症の重症化の目安となる血液中の酸素飽和度を測定できることから、注目を浴びています。
今から50年近く前に、このパルスオキシメータの原理を発明したのは、当社の技術者、青柳 卓雄氏です。
青柳氏の半生とパルスオキシメータの歴史をご紹介します。

●パルスオキシメータとは
パルスオキシメータは、動脈血中の酸素飽和度(ヘモグロビンがどの程度酸素と結びついているか)を、採血なしで連続的に測定する装置です。
ヘモグロビンは酸素と結びつくと鮮やかな赤色、結びついていないと暗い赤色になります。色によって光の吸収しやすさが異なることを利用して、動脈血酸素飽和度を算出します。指にセンサ(プローブ)を装着し、波長の異なる2種類の光を当て、吸収されずに指を通り抜けた光を測定して分析します。
https://www.nihonkohden.co.jp/information/aoyagi.html

『すばらしい人体 - あなたの体をめぐる知的冒険』

山本健人/著 ダイヤモンド社 2021年発行

第5章 教養としての現代医療 より

ある日本人が発明した画期的な医療機器――医学史に残る偉業

医療機器メーカー日本光電に勤めていた研究者の青柳卓雄は、今や世界的に用いられる「パルスオキシメータ」の生みの親である。

青柳が注目したのは、酸素と結合した酸素化ヘモグロビンと、結合していない脱酸素化ヘモグロビンで「赤い色の光を吸収する度合い」が違うことである。そのため、酸素を多く含む血液は鮮やかな赤色に、酸素の少ない血液は暗い赤色に見える。パルスオキシメータは、この吸光特性の差(赤みの差)を皮膚の表面から観測できるのである。つまり、「荷物を搬送中のトラック」と「荷台が空のトラック」の割合を知ることができるのだ。

パルスオキシメータを指先につけると、酸素飽和度の推定値を「パーセント」で瞬時に産出してくれる。この数字は、指に小さなキャップをつけておくだけでリアルタイムに変化する。驚異的な利便性である。

日本光電の公式サイトでは、「青柳卓雄氏とパルスオキシメータ」と題し、開発にわたるエピソードが紹介されている。

青柳が初めてこの原理を学会で発表したのは1974年である。その翌年、パルスオキシメータは商品化されるが、当時はさほど注目されずに開発は中断。その後、アメリカで全身麻酔手術中の患者が酸素不足になって死亡事故が相次いだことで、パルスオキシメータは再び注目されることになった。

1988年、同社はパルスオキシメータを再び発売する。青柳は当時、こう予言したという。

「今は単体装置が主流だが、将来は生体情報モニタリング機器に組み込むために不可欠になる」

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どうでもいい、じじぃの日記。

ブライアン・バターワース著『魚は数をかぞえられるか?』という本に、「生涯年収は基本的計算能力で決まる?」というのがあった。

「重要なのは出会う数字の数だけではない。いかに数字を理解しているかが大切だ。数字への理解が乏しいことは、個人にとって深刻なハンディキャップになるし、国家にとっても大きな損失になる。そういう人は仕事に就きづらいし、成人期にうつ病になるリスクが生じるし、生涯年収が大幅に下がる」

身近にある発明品といえば、文房具がある。

ホッチキスの発明者として考えられている人物が、機関銃の発明者でもある「ベンジャミン・B・ホッチキス」だ。

こういう理系の人が世の中を変えているんですね。

私はどうも文系の人間のようです。
直感力があまりない。

トホホのホ。