じじぃの「人の生きざま_805_原・昌宏(QRコード開発者)」

【速報】QRコード開発秘話 開発者の原昌宏さん

「昼休みに楽しんでいた囲碁がヒントだった」。
2次元コードQRコード」の生みの親、原昌宏さん(65)が開発秘話を語る。元々は工場の在庫管理向けに開発したが、スマートフォンでのキャッシュレス決済や飛行機のチケットなど用途が拡大。今では世界中で使われるようになった。
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https://www.youtube.com/watch?v=gOVD8qnGs3E

QRコードの作り方【スマホから無料で作成】しかも30秒で完成【QRのススメとは】iPhoneでの読み取り方法も説明しています

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https://www.youtube.com/watch?v=LUyU_r9FyGY

【衝撃のラスト】囲碁QRコードを作ったら読めるのか!?【mineo】

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https://www.youtube.com/watch?v=I6_Eq8xftw4

中国の就職説明会で、参加者がQRコードをスキャン


サイエンスZERO 「驚異の自動認識技術!QRコード開発秘話」

2020年5月17日 NHK Eテレ
【司会】小島瑠璃子 【ゲスト】原昌宏(デンソーウェーブ主席技師)
いまや世界中で活用が進む日本の技術「QRコード」。
決済手段や、命を救う医療現場に加え、高速で走る電車の制御や、最新の個人認証にまで利用されている。
0.03秒で7,000文字読み込み可能という速度は、QR=クイックレスポンスの名のとおりの性能だ。開発のカギは、自然界や人間の生活空間に存在しない、唯一無二のパターンを探し出すことだったという。発明者をスタジオに招き、開発秘話と最前線に迫る。

コード汚れの読み取りに対しては、誤りを復元できる誤り訂正符号として訂正効率が高く、汚れなどのバースト誤りに適したリード・ソロモン符号を採用し、コードの30%が汚れ、破損しても読み取りができるようにした。また、リード・ソロモン符号は、符号の設計自由度が高く、付加した冗長データの一部を誤り検出として利用し、誤ったデータとして、読む確率を10-9以下にした。
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/XQ2RW6GJ16/

2次元QRコードのデザイン化

岡山情報通信技術研究会 2019年4月23日
QRコード全体に画像を表示可能
https://www.eng.okayama-u.ac.jp/oict/wp-content/uploads/2019/06/doc41-4.pdf

日本経済新聞』 2023年7月2日発行

学士院恩賜賞のデンソーウェーブ主席技師 原 昌宏史 より

世界に広く普及しているQRコードを開発。その開発と普及の功績で第113回恩賜賞・日本学士院賞を受賞した。

恩賜賞は学術研究が対象で、ノーベル賞を受賞した山中伸弥氏など日本を代表する研究者がこれまで受賞。企業の実用的研究で受賞するのは極めて珍しい。「はじめは冗談かと思った。特許が学術論文と同じように評価されたと聞き、うれしかった」と話す。

わずか2人で開発に着手したのは1992年。少量多品種生産が進む工場で、バーコードより多くのデータを扱える新コードが求められていた。

QRコード普及「社会のため」

短時間に大量のデータを読むために位置を示す目印をつけたのが、確実に見つけられる目印が必要だった。最も間違えない目印の図柄とするため、各国の文字や絵の入った印刷物を半年かけて数千ページも調べ上げた。

特許は無償で解放した。自由につかって、もらうことで用途が広がり、一気に普及できると決断した。特許収入は得られなかったが、のちに豊田章一郎から「社会のためにいいことをした」と言われたという。

発表から来年で30年。
「画像などより多くの情報を扱えるようにしたい」とさらなる進化を見据えている。