じじぃの「ルーシー・ついに人間の脳が大きくなり始める!禁断の進化史」

復元されたアウストラロピテクス・ルーシーをFaceAppで美人にした結果www

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8EsTCWMu-r0

猿人「ルーシー」の300万年前の死因が明らかに「彼女の人間味がより増してきた」

2016年08月30日 ハフポスト NEWS
エチオピアで発見され、「ルーシー」と名付けられた約318万年前のアファール猿人の化石人骨調査をテキサス大学の研究グループが、300万年以上前に生存し亡くなった人類の先祖の標本の代表である「ルーシー」の死因を明らかにしたと発表した。
ルーシーは、小さな二足歩行の動物であり、学名「アウストラロピテクス・アファレンシス」で、絶滅種に属している小柄な二足歩行の猿人の化石だ。
https://www.huffingtonpost.jp/2016/08/30/lucy-died_n_11770410.html

『禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか 』

更科功/著 NHK出版新書 2022年発行

第1部 智慧の実はどこにあったのか より

第7章 類人猿を超えて

エネルギーを手に入れろ

少し整理しておこう。約700万年前以降の初期の人類も、おそらく木の道具を使って、小さな動物を食べていたであろう。それに対する証拠はないけれど、現生のチンパンジーなどの観察から、そのように推測することができる。

人類が肉を食べた最古の証拠は、エチオピアで見つかった約340年前の有蹄類(ゆうているい)の骨である。骨には石器で傷つけられた跡が残っており、おそらくアウストラロピテクス・アファレンシスの仕業だと考えられている(石器そのもので最古とされるのは約330万年前)。骨から肉を剥(は)がしたり、骨を割って骨髄を食べたりした跡だと考えられているが、どんな動物を食べていたのかはわからない。骨の大きさから考えると、ヤギやウシぐらいの動物を食べていたようだ。

ついに脳が大きくなり始める

さきほど述べたように、アウストラロピテクス・アファレンシスの時代から石器は使われていたものの、石器が広く普及し始めたのは260万年前以降のようである。

エチオピアで約250万年前のウシやウマの骨がいくつも見つかり、それらには鋭い刃の石器でつけられていた傷がついていた。そして、その地殻の同じ地層から人類の化石が発見され、アウストラロピテクス・ガルヒ(約270万~250万年前)と命名された。そこで、これらの石器を使用していたのは、アウストラロピテクス・ガルヒであると解釈されている。

アウストラロピテクス・ガルヒの脳は約450CCと小さく、上顎(うわあご)もかなり前に突き出しているので、アウストラロピテクス属に分類されている。しかし、脚はホモ属のように長く、身長は1.4メートルぐらいある。犬歯もホモ属並みに小さいので、ホモ属につながる系統だった可能性がある。

最古のホモ属の化石は、アフリカ南東部のマラウィで見つかった下顎である。種は特定されていないが、約250万年前のものとされている。また、エチオピアで見つかった約230万年前のホモ属の上顎は、これも種は特定されていないが、多くの石器と一種に産出した。

初期のホモ属としては、ホモ・ハビリス(約240万~130万年前)が有名である。ホモ・ハビリスの脳を見てみると、ケニアで発見された約190万年前のホモ・ハビリスは509ccだった。また、タンザニアで発見された約180万年前の化石は680ccだった。

大ざっぱな傾向としては、だいたい260万~250万年前に石器が普及し、そのころにホモ属が現れ、脳が大きくなり始めたと考えてよさそうだ。石器が普及することによって、日常的な肉食が可能になり、脳を大きくすることができたということだろう。

ホモ・エレクトゥスの出現

そして約200万年前になると、アフリカでホモ・エレクトゥスが現れた。初期のホモ属より顎や臼歯(きゅうし)が小さくなっており、脳も明らかに大きくなっていた(ホモ・エレクトゥス)の脳は変異が大きいが、全体の平均は1000ccぐらいだ)。

約180万年になると、ホモ・エレクトゥスの一部はアフリカから出て、ユーラシアへと進出した。ジャワ島では数万年前まで生きていた可能性が高く、多くの人類種のなかでも非常に繁栄した種と言える。

ホモ・ハビリスは、手が長いことなど樹上生活にも適応した特徴を持っていた。まだ夜には、樹上で寝ていたのかもしれない。しかし、ホモ・エレクトゥスになると完全に木から下りて、夜も地上で寝ていた可能性が高い。

ホモ・エレクトゥスは大柄な人類で、身長が170センチメートルぐらいあり、個体によっては180センチメートルを超える者もいたようだ。

                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。

アウストラロピテクスは人間と猿の特徴を持つ、最初の人間なのだそうだ。
顔、形は猿なのだが、ちゃんと直立二足歩行していたらしい。

1974年、エチオピアのアワッシュ川下流域で、アファレンシスの有名な個体「ルーシー」が発見される。
「ルーシー」という名前はビートルズの楽曲『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』にちなんでつけられた。

アウストラロピテクスが石器を作っていたかは定かではない。

ホモ属のホモ・ハビリスは、240万年ほど前に現れ、オルドワン石器と呼ばれる原始的な石器を使用していた。
次に、登場するホモ・エレクトゥスはさらに精巧な石器を作っていた。

ホモ・エレクトゥスの脳容量は950ミリリットルから1100ミリリットルで、現生人類の75%程度らしい。

北京原人ホモ・エレクトゥスの仲間。
太平洋戦争勃発の直前、北京原人の頭蓋骨が行方不明になった。今も謎のままです。