The Legend of Silk in Ancient China - What Is Silk?
蝶(チョウ)と蛾(ガ)
The Legend of Silk in Ancient China
「cool-hira まぎらわしい生きものたち」画像検索
繭(まゆ)
コトバンク より
一般には鱗翅類の昆虫のうち,いわゆるガ (蛾) に属するものが蛹化するとき糸を吐き出してつくる殻状の巣をいう。
普通は蚕 (カイコ) のつくるものをさし,生糸,絹製品の原料となる。繭を構成する繊維を4~11本引きそろえて生糸とする。
蚕の繭は俵形,楕円形,球形,紡錘形などで,色は白色,肉色,紅色,黄色,緑色,その中間色,濃淡さまざまであるが,日本種は俵形で白または黄色。繭1粒の重さは,原種で 1.5~1.8g,交雑種で 2.0~2.5gで,その 18~25%が繭層の重さである。生糸になるのは繭重の 15~20%程度。繭から繰取られる糸の長さはだいたい 600~1300mで,品種により 1500mをこえるものもある。品質については繭検定所で検査して格づけをする。
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『どっちがどっち まぎらわしい生きものたち』
梁井貴史、金子貴富/著 さくら舎 2021年発行
チョウとガ より
チョウ(蝶)は好意的に受け入れられますが、ガ(蛾)はどうも苦手という人が多いようです。その理由として、ガの羽の色は灰色や茶褐色といった地味な色をしており、特に夜、部屋の中入ってきて明かりに体を打ちつけて鱗粉(りんぷん)をまき散らすといったことが嫌われるようです。
その点、チョウは羽の色もカラフルで、日中お花畑などを優雅に飛んでいます。実際は、チョウの羽も鱗粉でおおわれているのですが、チョウとガには羽(翅)に鱗粉があることから、両者を合わせて「鱗翅目(りんしもく)」といいます。
鱗粉には雨をはじきとばす役目(撥水効果)があります。鱗翅目に属する昆虫は世界中で約18万種類いますが、そのうち1万5000種(つまり、1割にも満たないチョウで、残りの16万5000種(9割以上)がガです。ガのほうが圧倒的に多く、チョウはガの仲間の一部なのです。
チョウとガを区別して、それぞれ対応した言葉があるのは、中国語、日本語(両者とも蝶と蛾)、英語でbutterflyとmothくらいで、ドイツ語やフランス語ではことさら区別えずに、「昼のチョウ(いわゆる蝶)」「夜のチョウ(いわゆる蛾)」とよんでいます。
学問的にもチョウとガの間に厳密な区別はありません。強いて区別をするなら、チョウは一般的に羽の色と模様が美しいものが多く、体が細く、昼間ひらひらと飛びます。静止するときには羽を背中に合わせて立てて止まります。卵は1個1個産みつけられます。
一方、ガは一般的に羽の色は地味で、体が太く、夜間バタバタと一直線に飛びます。静止するときには羽を広げて止まります。
卵はかたまり(卵塊)で産みます。またチョウは繭(まゆ)をつくりませんが、ガは繭をつくります。
チョウは日中飛ぶので、異性に自分の存在を知ってもらうために目立つ必要がありますが、ガは夜行性なので美しく飾り立てても意味がありません。雌雄(しゆう)の出あいを視覚に頼ることができないため、ガのメスはにおい(フェロモン)を発して、オスにアピールします。
彼らの天敵は鳥です。チョウの羽の裏は地味な色になっていますが、止まっているときに羽を合わせるおとで、捕食者である鳥から身を守っているのです。
徹底的に鳥を避けて、ついには夜活動するようになったのがガです。昼に飛ぶガはいますが、夜に飛ぶチョウはいません。
チョウとガの区別で決め手となるのは触角の形です。チョウの触角は先端がふくらんでいますが、ガでは先が尖っています。日本にいるチョウやガでは例外なくすべてあてはまります。
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どうでもいい、じじぃの日記。
『どっちがどっち まぎらわしい生きものたち』という本に、「チョウとガ」が書かれていた。
本には、「アフリカゾウとアジアゾウ」「ムササビとモモンガ」「セイウチとトド」「タラバガニとズワイガニ」「ワシとタカ」「ジュゴンとマナティー」「バッタとイナゴ」など、絵(イラスト)を注意深く比べないと見分けがつかないような動物たちの例がたくさん載せられている。
これらの動物は「似て非なるもの」のことなのだろうか。
特に、「チョウ」と「ガ」は形は似ているが、光沢などから別の種のような感じだ。
チョウとガは「鱗翅目」に属するが、ダーウィンの進化論から外れたような生態をとる。
ダーウィンは言った。
「強いものではなく、環境に適応したものが生き残る」
女性生物学者リン・マーギュリスは言った。
「共生的相互作用は進化において、競争的相互作用と同じくらい影響があった」
サナギからチョウやガに変わるとき、何が起きているのか。
これらのチョウ類の変態プロセスでは、かなり不思議なことが起きているらしい。
中国のシルク文化
歴史的には、約5000年前に中国人が最初の蚕の繭とその性質を発見したことが証明されています。中国の各地での発掘調査で、紀元前3000年の文化層の中に蚕の繭が発見されました。発見された甲骨文字には、「蚕」「桑」「絹」「絹織物」と刻まれていました。
https://www.advantour.com/jp/silkroad/history-of-sericulture-in-china.htm
だそうです。