「強制連行」は完全否定 加藤官房長官 有村治子参議の質疑
2021年7月16日 一般社団法人 全国教育問題協議会
慰安婦に対するおわびと反省を表明した河野談話が発出されてから二十八年がたちました。政府が明言されているとおり、河野談話を作成した頃と現在とでは、歴史の真実をめぐってとても大きな環境変化があります。
暴力の限りを尽くして何百人の慰安婦狩りをしたと訴え続けた吉田清治氏が完全な作り話の詐欺師であったことが判明し、これを長年積極的に担いできた朝日新聞が関連記事の数々を取り消し、謝罪をしました。
https://www.zenkyokyo.net/assert/2716
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第1章 韓国併合への道 より
多くの同胞を餓死させている北朝鮮に「親近感」を抱く韓国民の異常な態度
ここで、編集部に寄せられた読者のご批判にお答えしようと思う。
要は、著者の「朝日新聞批判」が「しつこく」で「くどい」という批判である。とくに、単行本・文庫本化された『逆説の日本史 第二十三巻 明治揺籃編』については冒頭から半分近くが朝日新聞批判占められている。それほどの分量と朝日批判に費やしたことに納得がいかない、という厳しい指摘である。
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それともう1つ、これは本編と密接に関係するのだが、朝日新聞の影響力いや害毒は、この感想を寄せてくれた方々が認識しているよりはるかに大きい。それもその害毒とは時事問題だけでなく、近代史にもおよんでいる。その点を具体的に御説明しよう。
『反日種族主義』(文藝春秋刊)の編著者李栄薫元ソウル大学教授は、いったいなんのためにあの本を世に出したのか。その最終的な目的はなんだったのか、ご存じだろうか? 韓国内の言論の自由そして学問の自由を確立するためだろうか。もちろんそれもある。しかし、李栄薫の自国に対する憂慮はそれどころでは無い。
反日種族主義は、この国を再び亡国の道に引きずり込んで行くかもしれません。109年前、国を一度失った民族です。その民族が未だにその刻を失った原因が分からずにいるのであれば、もう一度失うのは題して難しいことではありません。憲法から「自由」を削除しようと叫ぶ勢力が政権を握っているではないですか。半数の国民が、彼らを支持しているではないですか。亡国の予感を拭(ぬぐ)い去ることができないのは、その原因を作っている反日種族主義の横暴に対し、この国の政治と知性があまりにも無気力なためです。
(『韓国は、いつから卑しい国になったのか』豊田有恒)
いくらなんでもオーバーだと考える人は、申しわけ無いが残念ながら典型的な日本人である。韓国が今直面している危機を理解していない。この危機については前にも一度述べた。「くどい」と言われるかもしれないが、重要なことなのでもう一度言う。今韓国が直面しているのは、人類の歴史上おそらく未曽有の事態である。約70年前、戦争があった。それは卑怯な不意打ちによって行われたもので、多くの韓国人がそのために死んだ。死者には当然遺族がいる。つまり韓国人は、北朝鮮を絶対に許せぬ仇敵として憎悪するはずである。
ところが、現在状況はまったく変わってしまった。国民の大多数、とくに若者がその北朝鮮に親近感を示すようになったのである。
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普通なら絶対不可能なことが、なぜ実現可能だったのか。その手品、いや人類史上他に類を見ない大マジックのタネが「反日」なのであり、あきらかに北朝鮮を支持し韓国内で「憲法から『自由』を削除しようと叫ぶ勢力」が反対派を黙らせる「切り札」として使ったのが、いわゆる「従軍慰安婦問題」である。
この28年間、日本との関係を最悪の水準に導いている慰安婦問題について、もう一度言及しておこうと思います。何人かのアマチュア社会学者たちが、何人かの職業的運動家たちが、この国の外交を左右しました。全国民が彼らの精神的捕虜になりました。全国が、彼らが巫女(みこ)となって繰り広げる鎮魂グッ(死霊祭)の会場になりました。シャーマニズムの賑やかなお祭りでした。至るところに慰安婦を形象化した少女像が建てられられました。誰も犯すことのできない神聖なトーテムでした。この本に載せた私の慰安婦関連の3つの章は、この全ての騒動がいつも軽薄な精神文化に立脚したものなのか、学術的に見ていかに実証からほど遠い虚偽に基づいたものなのかを暴露しました。その偽善のありように、書いている私も背筋が寒くなるほどでした。
(『韓国は、いつから卑しい国になったのか』豊田有恒)
まともな学者が「そのありように背筋が寒くなる」ほどの偽善が当たり前となり、真実を語れば「親日派」などと罵倒され社会から抹殺される。その結果、韓国では1945年(昭和20)以降は国としては1人の韓国人も「殺さず」韓国の発展に多大な貢献をしてきた日本(この事実も教えられていない)が「極悪人」にされ、実際にこの瞬間にも同じ朝鮮民族を大量に餓死に追い込んでいる北朝鮮が「友人」になってしまっているのだ。まさに「木の葉が沈んで石が浮かぶ」国になってしまった韓国。これを人類未曽有の現象だというのは、どんな専制国家でも近代以前の国家ではこれは不可能で、教育そして報道をコントロールできる社会でこそ可能だからだ。そんなあり得ない事態を可能にした「切り札」が「従軍慰安婦問題」なのだが、そもそもそのカードを韓国に提供したのはどこだったか? 朝日新聞である。豊田有恒が証言したように、そんな問題は影も形も無かった。朝日新聞が吉田清治(よしだせいじ)という大嘘つきの「戦前に済州島で、日本軍が慰安婦にするために朝鮮人女性を強制連行した」という「証言」をまともに取り上げ大々的にキャンペーンを張ったところからすべては始まったのである。韓国をこのような状況に追い込んだ責任のかなりの部分は朝日新聞にある。だからこそ「害毒」なのだ。