eye:山で逝った長谷川恒男さん 愛した村に記念の学校…パキスタン
登山家の長谷川恒男さん (nhk.jp より)
フンザの長谷川メモリアルスクールへ。
2018/04/07 広く浅くときどき深く
ハセガワメモリアルスクールとは登山家の長谷川恒男の奥さんがカリマバードに設立した学校で日本の小学校一年生から高校一年生に当たる生徒達が1000人以上、勉強しているそう。
https://hirokuasaku.net/archives/12247
キャッチ!世界トップニュース
2021年10月25日 NHK BS1
【キャスター】西海奈穂子、中川栞
●ワールドEYES 特集・日本人登山家の遺志継ぐ学校
パキスタン北部のカラコルム山脈のふもとに、日本人の名前が付けられた学校がある。「ハセガワ・スクール」。
前人未到だったアルプス3大北壁の冬期単独登はんに世界で初めて成功しながらも、当地で亡くなった登山家・長谷川恒男さんの遺志を継いで設立された。
特集では、長谷川さんの「果敢に挑む」という精神を胸に、将来の目標に向かって勉学に励む現地の子どもたちの姿を紹介する。
https://www.nhk.jp/p/ts/KQ2GPZPJWM/
減点 より
ハカセは自然観察や昆虫採集に出かけることが多い。アウトドアウエアは上も下も靴もだいたいモンベル製。軽くて、通気性にすぐれ、汗をかいても膝に貼りついたりすることもなく快適だ。ショップ会員にもなっているのだが、カタログに、社長の辰野勇さんがこんなことを書いているのを読んでちょっとじんときた。
彼は今年(2019年)の7月、激しい高山病に苦しみながらマッターホルンの山頂に立った。実に50年ぶり。50年前の1969年、彼は、アイガー北壁とマッターホルン北壁に挑み、登攀に連続成功した。
「頂上から眺めたあの景色を今一度、この目で確かめたかった。(中略)半世紀前の私の人生の『原点』に戻った錯覚さえ覚えた」
いいねえ。この「原点」という言葉がすばらしい。というのも、ハカセもちょうど彼がマッターホルンに登っていたこの夏、全く別の場所で自分の「原点」を確かめていたからだ。ただし、ハカセの原点は、辰野さんほど華々しい達成ではない。もっとずっとささやかな体験だった。
少年の頃からずっと憧れ続けていた大型の美麗なアゲハチョウ、コウトウキシタアゲハをこの目で確かめるため、台湾の南に位置する孤島、紅頭嶼(現在名・蘭嶼)という場所にはるばるでかけたのだった。この蝶は優美な黒い前翅と鮮やかな黄色の下翅をしている。その下翅は特殊な表面構造を持っており、角度によって真珠色にも、緑色にも見えるという。こんな蝶は他にはいない。図鑑にはそう書かれていた。私は、生きて飛翔しているこの蝶の輝きをひと目だけでも見たかった。
「原点」とは何か。それは私たちがまだ若かったあるとき、自然の精妙さや美しさ、あるいは地球の広がりや奥行きを発見し、自分が確かに世界とつながっていることを実感した、そのときの陶酔に似た感覚のことだ。生きていくための支点を見つけた瞬間といってよい。
それは辰野さんにとってはマッターホルンの頂上から見渡した、宇宙に繋がる全天空の青だっただろうし、私の場合は、蠱惑(こわく)的に揺らめく蝶の翅の輝きの予感だった。
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どうでもいい、じじぃの日記。
10月25日、NHK BS1 「キャッチ!世界トップニュース」を観た。
ワールドEYES 特集・日本人登山家の遺志継ぐ学校
パキスタン北部のカラコルム山脈のふもとに、日本人の名前が付けられた学校「ハセガワ・スクール」がある。
30年前にパキスタン北部で亡くなった世界的な登山家・長谷川恒男さん。
長谷川さんの奥さんが、夫の意志を継いで造った私立学校だ。
男女共学で、地元の幼稚園児から高校生までがここで教育を受けている。
長谷川さんの30回目の命日となった今月10日、生徒とともに当時を知る地元の人たちが学校に集まった。
当時ベースキャンプがあった標高3300m地点に長谷川さんは眠っている。