じじぃの「人の死にざま_1308_ジャン・ラシーヌ」

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Jean RACINE Andromaque Robert Schumann. 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=PfgR4rxurC4
De Jean RACINE 「Andromaque」

ジャン・ラシーヌ ウィキペディアWikipedia)より
ジャン・バティスト・ラシーヌ(Jean Baptiste Racine,1639年12月21日誕生、12月22日受洗 - 1699年4月21日没)は、17世紀フランスの劇作家で、フランス古典主義を代表する悲劇作家である。
シャンパーニュ地方出身。幼少時に両親を亡くし、ジャンセニスムの影響下にある修道院の付属学校で、厳格なカトリック教育を受ける。ラシーヌはこの学校で古典文学に対する教養と、ジャンセニスムの世界観を身につけた。このことは後のラシーヌの作品に深い影響を及ぼした。
その悲劇作品のほとんどは、三一致の法則を厳格に守り、主にギリシア神話古代ローマの史実に題材をとる。『旧約聖書』に題材をとるものを、ラシーヌは悲劇とせず史劇と呼んだ。
ラシーヌの代表作として今日もなお上演されるものには『アンドロマック』、『ベレニス』、『フェードル』などがある。
なお、彼の肖像はかつて、フランスの50フラン紙幣に描かれていた。

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『ミステリー主義』 阿刀田高/著 講談社 1999年発行
ジャン・ラシーヌ <アンドロマック>について (一部抜粋しています)
17世紀フランスの古典劇作家ラシーヌの代表的な戯曲である。私は大学でフランス文学を専攻したので、これは必読文献の1つであったけれど、一般にはあまり読まれている作品ではあるまい。
ラシーヌの戯曲は形式美の世界である。登場人物とせりふとドラマツルギーと調和を重んじ余分をはぶき間然するところがない。雑然とした中におもしろさを創り出すシェークスピアの戯曲とは対極をなしている。
ドラマの舞台は古代のトロイア戦争で、トロイア軍の総指揮官エクトルの妻アンドロマックは夫を敵に殺され、戦に敗れ、幼い子とともにギリシャ軍の捕虜となっている。この寡婦(かふ)にギリシャ軍の武将ピリュスが激しい恋情を抱き、このピリュスをギリシャの娘エルミオーヌが恋し、そのエルミオーヌに青年オレストが恋い焦がれている。たとえはわるいが、ねずみを猫が追い、それを犬が追い、さらに人が追いかけているような構図。どの恋も成就(じょうじゅ)せず、みんなが悲劇を迎える。
ラシーヌの長所をいかんなくみなぎらせている名作だが、それとはべつに私は短編小説を書くときに、
――<アンドロマック>のように書けばいいんだ――
と何度も考えた。
よけいなものは削ぐ。ストーリィは渦を巻きながら急速に結論へ向かう。せりふの随所に深い意味が隠されている。人物をどのように登場させ、どう組み合わせるか、形式を整えるにはとても役立った。

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ジャン・ラシーヌ Google 検索
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