じじぃの「ルソー・フランス革命・むすんでひらいての作曲者!本当にあった歴史雑学」

♪むすんで ひらいて - Musunde Hiraite|♪むすんで ひらいて てをうって むすんで【日本の歌・唱歌

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=i0MuFgQCk0g&t=19s

JJ Rousseau 「devin du village en 1752」

Jean-Jacques Rousseau

ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) より
ジャン=ジャック・ルソー(1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、フランスの哲学者、作家、政治論理家、独学者。
Maison 20 quai de Passy ou JJ Rousseau composa le devin du village en 1752 lors d'une cure thermale. Dessin de 1908, maison detruite vers 1910 actuellement avenue du President-Kennedy a Paris
https://commons.wikimedia.org/wiki/Jean-Jacques_Rousseau?uselang=ja

『ウソみたいだけど本当にあった歴史雑学』

青山誠/著 彩図社 2021年発行

讃美歌から童謡、そして軍歌として採用 ルソーが日本の軍歌を作曲していた より

本書の47ページで変態的な素顔を紹介したジャン・ジャック・ルソーだが、意外な方面で日本とのかかわり合いは深い。
彼は多才の人であり、音楽にも精通して音楽評論に関する著書も多く出版している。また、自らオペラの作曲を手掛けたこともあり、1752年には彼が作った曲がパリのオペラ座で公演された『村の占師』の中で発表されている。実はその曲の歌詞を替えたものが日本でも歌われているのだ。
このルソーの曲は讃美歌の歌詞がつけられ、日本では明治時代の初期から、各地の教会で歌われるようになっていた。それがやがて文部省の目にとまり、子ども向けの歌詞をつけて小学校の唱歌となる。それが、あの誰もが知っている『むすんでひらいて』である。
讃美歌や唱歌だけではない。ルソーの曲は他にも様々な方面で使われている。日本陸軍の軍歌としても採用され、明治28年(1895)には、『旅順閉塞』などを作詞した作詞家・鳥居忱(まこと)が歌詞をつけ『戦闘歌』のタイトルで発表されている。勇壮な軍歌に、のんびりと平和的な『むすんでひらいて』の曲に合うのかと思いきや、歌詞が替わるとまた雰囲気が替わる。
オペラから讃美歌、軍歌と歌詞を選ばず馴染んでしまう……ルソーって凄い作曲家なのかも!?

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どうでもいい、じじぃの日記。
ジャン・ジャック・ルソーといえば、フランス革命に大きな影響を与えた人物だ。
彼の著書『社会契約論』は、人間社会の成り立ちを、自由で平等な個人間の相互の契約を基礎としていると論じ、国家と政治も人間観の契約に基づいているとして当時の王権神授説の国家論を否定する新しい視角を人びとに与えた。
この社会契約論は、イギリスの名誉革命アメリカ独立戦争においても大きな影響を与え、今日の民主主義国家の基礎を形づくる理論の1つともなっている。
そのルソーは子どもの頃から音楽に囲まれ、晩年まで音楽と共に生きたのだという。
ルソーには癲癇の持病があり、人から無視されれば怒るくせに関心をもたれるとまたがまん出来なくなるという性癖があり、かつ猜疑心が強く最後の10年は半狂人であった。
とか。
あのルソーが癲癇持ちだったというのは意外で、『むすんでひらいて』を作曲した人物とは知らなんだ。