じじぃの「科学・地球_161_鉱物とは何か・7月の誕生石・ルビー」

Carnelian Gemstone | Believed to Enhance Self-Esteem | Metaphysical, History & More!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GCtnYz_VB84

例)コランダム(自色は無色。酸化アルミニウム Al2O3)の着色

鉱物の色

1. 微量成分が含まれることによるもの(同形置換によ る微量成分の存在)
これは他色の着色原因としては最も多く,遷移元素バナジウム・クロム・マンガン・鉄・銅など)を微量成分として含むことによる。
宝石としてよく知られているコランダム(ルビー,サファイア,パパラッチャ),緑柱石(エメラルド,アクアマリン,ヘリオドール,モルガナイト)などの色もこれが原因である。
http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/mineral-rock-sirabekata/mineral44/mineral-color/mineral-color3.html

鉱物の秘密がわかる本

科学雑学研究倶楽部(編)
第1部 鉱物の基礎を学ぶ
・鉱物のしくみと性質
・奇妙で不思議な鉱物たち
・面白くてためになる鉱物の知識
・誕生石の謎と神秘
第2部 鉱物と宝石図鑑
・鉱物編
・宝石編

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『鉱物の秘密がわかる本』

科学雑学研究倶楽部 学研プラス 2016年発行

第1部 鉱物の基礎を学ぶ

誕生石の謎と神秘 より

7月の誕生石 ルビー/カーネリアン

7月の誕生石のルビーは、情熱的で強力なパワーを持つ石として、権力者たちがこぞって身につけてきた宝石だ。
古代インドでは、ルビーは宝石の王とみなされ、ヒンドゥー教聖典リグ・ヴェーダ』にもその名が記述されている。不老長寿の木に実る果実がルビーであるといわれ、薬石としても扱われていたそうだ。特に、風邪や肝臓の病に効き目があるとされた。
ヨーロッパでは、ルビーの燃えるような赤色には、ローマ神話の軍神マルスが宿るとされ、マルスを象徴する火曜日にその力がもっとも増幅されると考えられた。また、身につける際には体の右側につけるのがよいというジンクスがあり、王家に生まれた男子の肖像画は、決まって右側に赤い宝石が描かれたといわれる。
ただし、ルビーは長い間、スピネルと区別がなされていなかった。14世紀半ばにイングランドエドワード皇太子が手に入れ、大英帝国王冠に飾られた140カラットの「皇太子のルビー」は、後世になって、それがスピネルであることが判明した。

ナポレオンが愛したカーネリアン

カーネリアンは別名「赤めのう」といい、古くから人々の信仰を集めてきた石だ。古代エジプトでは「幸運を呼ぶ石」とされていたほか、古代のユダヤ人は『旧約聖書』の記述をもとに、カーネリアンを1年の最初の月を象徴する神聖な石として扱ってきたといわれている。イスラム教においても、カーネリアンは特別な魔力を持つ石として、護符などに使われていた。
歴史上の人物でもっともカーネリアンびいきであったといわれるのが、フランス皇帝ナポレオンである。ナポレオンはカーネリアンにみずからの印章を刻み、遠征中でも肌身離さず身につけていたという。
ルビーやカーネリアンの特徴的な赤色は、生命力を表す色でもある。前に進む積極的でポジティブな力を持ち主に与えてくれるエネルギッシュな石だ。