SAITO ヘロンの反動式蒸気タービン
ヘロンの蒸気機関
安価な労働力がイノベーションを阻害する
2018年11月22日 オルタナティブ
かつてエジプトは古代ローマ帝国の支配下にありましたが、その最大都市のひとつアレクサンドリアには、ヘロンという優秀なエンジニアがいました。
彼は様々な発明をしていますが、その中には「蒸気の力で自動開閉する扉」を始めとした、蒸気の力を利用したものがありました。
今から2000年以上前に、ローマのエンジニアたちは蒸気がモノを動かし得ることに気付いていたのです。
●追い詰められた日本の底力に期待
必要は発明の母と言います。
高齢化と人口減少によって追い詰められた日本は、これから世界に先駆けて数々のイノベーションを生み出していくのではないか。
https://note.com/utp/n/n0708fac194e4
ジョン・ケイ (飛び杼)
ウィキペディア(Wikipedia) より
ジョン・ケイ(John Kay、1704年6月17日 - 1780年)は、イギリスの発明家。
飛び杼(とびひ)を発明したことで知られる。その発明は産業革命に大いに貢献した。
1733年、自身最大の革新的発明とも言える手織機用のローラー付きの杼 "wheeled shuttle" の特許を取得。
これにより経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと)を素早く通すことが可能となって織りにかかる時間が大幅に短縮され、同時により幅の広い織物を織れるようになった。
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『ウソみたいだけど本当にあった歴史雑学』
青山誠/著 彩図社 2021年発行
世界初の蒸気機関は、紀元前1世紀に誕生 より
ジェームズ・ワットが蒸気機関の開発に成功したのは1769年のこと。蒸気を送り込んでいる限りは、半永久的なパワーで動きつづける。これを工場に導入することで、手作業とは比較にならない生産量を達成でき、ヨーロッパで産業革命を巻き起こすことになった。
しかし、この文明の利器が発明されたのは、産業革命が起こるよりも遙か昔のこと。紀元前1世紀頃にはすでに蒸気機関は存在していた。
発明者の名前はヘロン。ローマ帝国の属領となっていたエジプトのアレクサンドリアに住む人物で、工学を教えながら発明に明け暮れていた。一説には聖水の自動販売機も彼の発明だったという。
そのヘロンは蒸気圧の力に着目。これを利用した様々な仕掛けを考案し、蒸気圧で開閉する世界初の自動ドアを完成させていた。しかし、これらをもっと様々な方面に応用しようという動くはなく、蒸気機関がすぐに忘れられた存在となってしまう。
ローマ帝国は征服地から大量の奴隷が供給され、タダ同然で労働力を得ることができる。蒸気機関に頼る必要がなかったのだ。もしも古代ローマに奴隷の労働者がいなかったら、紀元前1世紀の段階で産業革命が起きていた可能性がある?
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どうでもいい、じじぃの日記。
一説には、イギリスの産業革命は蒸気機関の発明から始まったのではなくて、ジョン・ケイの「飛び杼(ひ)」(織機)の発明から始まったといわれている。
もし、古代ローマ帝国の時代、自動で織れる織機が発明されていたら・・・。
産業革命は古代ローマ帝国から始まっていたかもしれません。
とか。
「安価な労働力がイノベーションを阻害する」
日本の底力に期待です。