じじぃの「科学・地球_123_半導体とは何か・大規模集積回路・システムLSI」

量子コンピュータ最前線】量子をつかったコンピュータのはなし

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BynwHupoqqk

ゲート方式の量子回路モデルのイメージ図

どんな量子計算も実行できる量子もつれ、東大が実現

2019年10月24日 EE Times Japan
●主流のゲート方式では、「技術的限界に達しつつある」
幅広い分野での応用が期待される量子コンピュータは、その実現に向けて世界各国で開発が進められている。
同大によると、現在主流となっている開発方式は、量子ビットを1個ずつ作製し、その量子ビットの間を配線したうえで、量子操作を順に行いながら計算を実行する「ゲート方式」で、現在は50量子ビット程度を搭載した量子コンピュータまで開発されているという。
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/1910/24/news035.html

半導体が一番わかる』

内富直隆/著 技術評論社 2014年発行

大規模集積回路LSI)の種類 より

素子の数が1,000~10万個規模の集積回路が大規模集積回路LSI)です。LSIを機能別に分類すれば、以下の4つに分けられます。
●メモリー
パソコンなどでおなじみの、信号を記録するためのLSIです。
電源を切ると記憶内容が消えてしまう揮発性メモリーと、電源を切っても消えない不揮発性メモリーがあり、前者はパソコンに内蔵されるRAM(ランダム・アクセス・メモリー)がその代表格、後者はUSBメモリーやデジカメのSDカードなどに使われるフラッシュメモリーがおなじみです。
●マイクロプロセッサー
高度な演算処理機能を持つLSIがマイクロプロセッサーです。プログラムを外部から読み込み、汎用処理が可能なMPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)と、あらかじめプログラムを書き込んだメモリーや周辺機器の制御回路を内蔵して特定の処理を行うMCU(プロセッサ・コントローラー・ユニット)に分けられます。MCUはワンチップマイコン(通称「マイコン」)とも呼ばれます。
●ASIC(エーシック)
携帯電話やデジタル家電など特定用途のために、複数機能の回路を1つにまとめて設計されたLSIです。メーカーごとに独自の設計を施すので、機能の特徴が出しやすく回路の機密性が保てます。実装面積の縮小や動作速度の向上、省電力が図れるほか、大量生産しやすいなどのメリットがありますが、開発費や開発期間が長くかかり、仕様変更に対応しにくいなどの欠点もあります。
●システムLSI(SOC)
モリーMCU、ASICなどを目的に応じて1つにまとめてシステム化したLSIがシステムLSIです。電子機器の省エネ化や高機能化が図れます。