じじぃの「岸大臣×河野前統幕長・中国の台湾侵攻動画を検証!プライムニュース」

中国軍が「台湾上陸」想定した軍事演習 米を牽制か (2021年7月28日)

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岸大臣×河野前統幕長 中国“台湾侵攻”動画 コロナ対策で自衛隊は 【後編】

動画 fnn.jp
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岸大臣×河野前統幕長 中国“台湾侵攻”動画 コロナ対策で自衛隊は 【後編】

プライムニュース 「岸大臣×河野前統幕長 中国“台湾侵攻”動画 コロナ対策で自衛隊は」

2021年7月30日 BSフジ
【キャスター】長野美郷、反町理 【ゲスト】岸信夫防衛大臣)、河野克俊(前統合幕僚長)、小原凡司(笹川平和財団上席研究員)
米・豪が例年実施してきた大規模な共同訓練に今年は日英が参加し、独仏印もオブザーバー参加するなど、軍事面で新たな連携の姿を具現化する自由主義陣営。
一方で中国は、“台湾上陸”を想起させる演習映像を内外に発信し、「譲らない姿勢」を堅持している。13日に閣議報告された「21年版・国防白書」で、「台湾安定」の重要性を初めて明記した日本は、どのような備えと覚悟を持って激変する東アジア情勢に臨んでいけばよいのか。
岸信夫防衛相と防衛の実情を知る識者を迎え、日本の国防にまつわる多層的な課題を検証する。
   
●日米台の戦略対話
7月29日、日華議連懇談会主催のオンライン形式で日米台戦略対話が初めて開催された。
岸防衛相は日華議連の1人として文書で参加。
岸信夫、「台湾を巡る情勢の安定は重要。戦略フォーラムなど有効な実績の積み上げが必要」
安倍晋三前首相は「香港で起こったことが台湾で起こってはならない。台湾のWHO参加、米台のTPP参加など連携強化を図るべき」と語った。
ハガティ米国上院議員は「何のために戦っているのか明確にすることが必要。米日と台湾は民主主義と自由を守るために戦っている」と語った。
台湾・游錫コン国会議長は「有事の際は中国共産党の行動を日米が阻むよう望む。日米豪印の『クアッド』にも参加する意思がある」と語った。
岸信夫、「国会議員が議員としての立場で参加している。私もメッセージを出すにあたっては議員として、日韓懇の幹事長という立場で出した。それぞれの国の国会議員が台湾を巡る情勢で様々な意見を述べた。意見のすり合わせ、情勢認識が交換できたのは非常に良かった」
●“台湾侵攻”想定シナリオ? 中国軍“演習映像”を分析
中国が今月に入って内外に発信している軍事演習の狙いについて読み解く。
台湾対岸の福建省に拠点を置く「第73集団軍」は今月だけでも2回の大規模演習を行い、その模様は国営メディアを通じて世界に発信されている。
VTRは作戦発令から夜間上陸、ドローンなどの偵察、銃撃戦、揚陸部隊の上陸まで一連の流れを追うように作られている。
中国国営テレビがSNSで公開している7月16日の陸海合同演習の映像。
小原凡司、「長距離弾道ミサイルが映っていない。素人が見て格好いいなと思わせるようなもの」
河野克俊、「国内向けの宣伝映像だろう。兵隊さん募集用に作ったのではないか」
岸信夫防衛相に問う 防衛白書“日本の針路”
防衛白書20年→21年。
数値以外に変化なし。
わが国を巡る安全保障環境の図(中国、北朝鮮、ロシア)。
岸信夫、「何が脅威かということは変わっていないかもしれないが中身は年々変わってきている」
反町理、「中国がこの地域における飛び抜けた脅威であると確定してよいのか」
河野克俊、「わが国にとっての最大の脅威は尖閣の問題も直面しているし中国ということで良いのだろうと思う」
小原凡司、「脅威という言い方をするのか、日本周辺の安全保障環境という言い方をするのかだが、安全保障環境はどんどん変化している、その趨勢は変わっていないということだと思う」
河野克俊、「防衛白書の中に、海警が日本の正当たる漁船に対して不法漁業だといって法執行している。これを許すということは施政権が中国にあるということを内外に示そうとしている。ここは日本は絶対に許してはいけない。白書でも強調してもらえれば良かったと思う」
岸信夫、「今年2月に中国が一方的に海警法という法律を施行した。適用海域がどこなのか曖昧など国際法に全く合致しない部分であって我々としては認めるわけにいかない」
●米中“新構図” 日本の備えは
台湾海峡のことが防衛白書に書き込まれた。
反町理、「防衛省自衛隊台湾海峡の安定のために何をするのか」
岸信夫、「我々としては台湾海峡の平和と安定の重要性を国際社会に共有しているということを内外に示していく事が必要」
麻生副総理・財務相の発言要旨。
「台湾で大きな問題が起きれば間違いなく存立危機事態に関係するといってもおかしくない。日米で一緒に台湾を防衛しなければならない」と語った。
平和安全法制の枠組(目的、主な活動)の図。
河野克俊、「台湾海峡の問題が出てきたが、それは米国が中国を脅威ナンバーワンに指定したから。冷戦中の安全保障の最前線はヨーロッパだったが、この段階に至って世界の安全保障の最前線が第一列島線に移った。日本は世界の安全保障の最前線に立ってしまった。これはもう逃げられない段で、認識を深めるべき。存立危機事態になれば防衛出動が発令される。台湾海峡に一番ハードな状況で中国から武力統一を狙ってきたときには、これは何事態だと10分も20分も考えている時間はないと思う」
反町理、「台湾海峡で何らかの事態が発生した場合に我々はどういう覚悟をしなければならないのか」
岸信夫、「巻き込まれるという論理ではなく、まさに自分のことになることを覚悟した上で考えなくてはいけない」
小原凡司、「台湾有事に日本は台湾を防衛しないといけないのか。日本と台湾とでは軍事上の協定がない。しかし台湾と与那国島とは100キロしか離れていない。中国が台湾に侵攻したら必ず海上封鎖してくる。そうなると沖縄まで中国のコントロール下に置かれることになる。中国の台湾侵攻は日本に影響することを中国に知らせることが重要」

【提言】 「日本が進むべき国防」

小原凡司 「台湾問題&サイバー攻撃も『日本の安保問題』として対処を」
 しっかりと経済力を持って防衛力を整備することが日本を守る。
河野克俊 「正面から議論を!!」
 今の日本の国防の現状を正直に国民に伝える。
岸信夫 「国際協調」
 中国の脅威は日本だけでは解決しない。国際社会を味方にすることで我が国の平和と安定をしっかり守る。
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