じじぃの「東京五輪2020・究極の道具を生み出せ!スポーツサイエンス最先端」

テドロス事務総長が「日本が世界に勇気を与える」と発言した。

動画 news24.jp
https://www.news24.jp/articles/2021/07/21/10909605.html

Sexiest Female Pole Vaulters

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RClQ-8rTFrg

棒高跳びの進化

世界のドキュメンタリー 「スポーツサイエンス最先端 究極の道具を生み出せ!」

2021/06/26 NHK BS1
原題:science & sports equipment(フランス/日本 2021年)
東京オリンピックパラリンピックでのメダル獲得を目指し、世界では運動能力に革命をもたらす道具の開発が進む。魔法のランニングシューズなど。メダル獲得への挑戦。
東京オリンピックパラリンピックに向けて、世界ではいま最先端科学を駆使したアスリートのパフォーマンス向上の研究が進む。
2回シリーズでその最前線をルポ。2回目は、運動能力に革命をもたらす道具の開発。ランナーの酸素消費量を減らすことができるランニングシューズや、空気抵抗を最小限に抑える自転車の開発など。
    
今、記録更新の切り札となるのは競技に使う道具。
近年開催されたオリンピックを分析すると国別メダル獲得数と国の資金力には密接なつながりがあることが分かった。
世界記録への近道はテクノロジー
バイオメカニスト(運動力学者)たちは、コンピューター、ビデオ、その他の装置を駆使して各競技の動きを分析した。
用具、器具関連のデザイナーも、素材や空気抵抗などの研究をもとに、流線型のボブスレーやレーシング用自転車を開発してきた。
ラソン選手のキプチョゲが履いていたのはスポーツ用品メーカーナイキの革新的なシューズ。
世界有数の自動車部品サプライヤーボンタズ社のエンジニアはフランス代表のボブスレーチームに協力している。
良い成績を挙げているのはスポーツ科学が進んだ国々。
論文の数が多い国の上位は米国、中国、英国。
英国チームのため、競技用自転車のパーツを提供してきたメトロン社。
特に高く評価されているのが3Dプリンターで製作するハンドルバー。
https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/Y54K5RG8NR/

『オリンピック・パラリンピックまるごと大百科』

真田久/監修、CORE(筑波大学オリンピック教育プラットフォーム)/編集 学研プラス 2017年発行

オリンピックにおける用具の進化 より

●サッカーボールの進化
・牛の革をぬい合わせたボール。(~1950年代ごろ)
・五角形と六角形で構成されたボール。(1960年代~2000年代ごろ)
・さらに真球に近く、空気抵抗の影響を受けにくいボール。(現在)
●ボールが結果を左右する?
19世紀、世界にサッカーが広まったころ、ボールには牛や豚のぼうこうが使われていました。その後、牛の革やぬい合せたボールが登場しますが、大きさや形は不規則で、雨が降ればすぐに水を吸って重くなる不便なものでした。
1960年代に入ると、五角形と六角形で構成された形状のボールが普及し、1980年代には人工皮革のボールが開発されます。この進化は、選手のボールコントロールを安定させるとともに、チーム戦術を大きく変化させました。
現在では、より空気抵抗を受けにくい形状に進化し、無回転の「ブレ球」など、多様なキックが可能になっています。
●スキー板の進化
スキーがスポーツとして普及した当初、スキーの板は木製でした。その後、金属エッジの考案、合板や金属製のモデルを経て、グラスファイバーやケブラーと呼ばれる素材を用いた現在のスキーの板が開発されました。素材の特性は、トップスキーヤーの技術の革新に大きく関わっています。
棒高跳びの進化
かつて棒高跳びでは竹や木製のポール(棒)を使用していたため、選手はポールを曲げることができず、腕力に任せてバーを飛び越していました。
金属製を経てグラスファイバーやカーボン製のポールが開発されると、ポールを曲げてその反発力を跳躍につなげる方法が考案され、記録が飛躍的に向上しました。