じじぃの「赤い教典・習近平が崇める『毛沢東語録』とは!中国の暴虐」

毛沢東語録の現代版?習主席の思想学ぶアプリが人気 (19/02/19)

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毛沢東語録 (平凡社ライブラリー) Paperback Bunko Amazon

by 毛沢東 (著), 竹内実 (翻訳)
仕事場で、学校で、公園で、人びとが幾度も唱えた毛主席の言葉、言葉、言葉。天安門広場をうめつくす紅衛兵が手にしていた、あの赤い冊子はなんだったのか。世界を揺るがした「文化大革命」とは、いったい、なんだったのか。

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『中国の暴虐』

櫻井よしこ楊逸、楊海英/著 WAC 2021年発行

第4章 習近平が崇める『毛沢東語録』の歪んだ世界観 より

語録は「願望」であって現実ではない

櫻井 毛沢東語録』を再度、読み始めたのですが、我々が最も警戒すべきところはどこか、素直に読めばいいことばかり書いてあって、「これがほんとうだったらどんなに素晴らしいだろう」と思うくらいです。共産党員なんて、これ以上の人格は存在しないとさえ思えてきます(笑)。
楊海英 共産党員が”人類の模範”になるくらい(笑)。習近平の頭の中にはこれしか入っていないと思います。彼はいろいろ外国を訪問するたびに、ロシアへ行ったら「トルストイを読みました」、フランスではフランスの有名な作家のリストを挙げて教養を示しますが、内実は読んでいないはずです。彼はあまり字を読めない人なので……。
櫻井 え、習近平主席が字を読めない? 世界はそう思っていませんね。習近平氏はむしろ頭がいいというイメージがありませんか。
楊海英 でも、若いときに勉強していないので、あまり字が読めない人なんです。
楊逸 彼は下放青年ですから……。
楊海英 習近平は69年に17歳で下放されているんですよね。王毅外相も、同じように下放された経験があるはず。
楊逸 うちの1番上の姉が16歳のときにロシア国境の地域に学生下放され、戻ることなく、1976年にそこで事故死しているんです。王毅外相は同じ世代ですね。
楊海英 王毅さんは、私の北京第2外国語学院の先輩です。私の入学は彼が卒業して1年後か2年後なので、直接会っていませんが、「中国の外交部に就職した立派な先輩」と、後輩の我々に先生たちが語っていました。私の先生たちのうちの何人かも彼の同級生で、日本がつくった通称・太平学校で研修を受けた人たち。当時は日本にとても好意的でした。けれど王毅さんは習近平にすり寄って、徹底的に毛沢東思想に先祖返りしてしまいました。そうしないと生き残れないからです。
毛沢東思想のどこが面白いかというと、いくつか特徴があります。日本では平凡社ライブラリー版が一般的ですが、竹内好さんの訳注がわかりやすいです。でも中国語のオリジナルで読めれば、毛沢東の文章がかなり素晴らしいことがわかるはずです。
櫻井 少しでもそれに触れたいと思って中国語と日本語の併記版を探したのですが、残念ながら見つかりませんでした。
楊海英 毛沢東の文章は、いま我々が学術論文を書くときの参考にもなります。西洋人の書き方に似ていて、全ての段落で、先に結論を述べています。それから証拠を示していく。また、「すべてにおいて、表があれば裏がある」と、毛沢東は必ず言う。世の中には革命派がいれば反革命分子もいると。
櫻井 それが彼のいう「反動」ということですね。
楊海英 とても弁証法的で、演出がうまい。しかも、ふつうの人が読んでもわかりやすいほどの文章の巧さ。中国では1910年にようやく口語体の文章が定着していくのですが、それまで知識人たちはまだ気取った文章を書いていて、半分古典的、半分近代的な形の、明治期の日本語のような形態です。それでは庶民はわからない。でも毛沢東のものとは、とてもわかりやすい。

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どうでもいい、じじぃの日記。

習近平とは何物か

月刊『Hanada』8月号に、マイク・ポンペオの独占インタビューが載っていた。

ポンペオ氏が語る習近平は、「賢いが、残虐な人物」だそうです。

櫻井よしこ楊逸、楊海英/著『中国の暴虐』という本に「習近平が崇める『毛沢東語録』の歪んだ世界観」が載っていた。
中国では、1966年から約10年間にわたって「文化大革命」が起きた。
青少年集団の紅衛兵たちが、赤い教典『毛沢東語録』を手に持って中国全土を歩き回った。
習近平の思想・行動を知る手がかりは、『毛沢東語録』にあるのだそうだ、
毛沢東思想のどこが面白いかというと、いくつか特徴があります。日本では平凡社ライブラリー版が一般的ですが、竹内好さんの訳注がわかりやすいです。でも中国語のオリジナルで読めれば、毛沢東の文章がかなり素晴らしいことがわかるはずです」
イメージとしてはあまり面白い本とは思わないが、楊海英氏が言うことではとても面白いらしい。
まあ、毛沢東習近平が引き継いだのだとしたら、『毛沢東語録』の内容もそんな程度なのだろう、と思ってしまう。