じじぃの「マヤ・グアテマラの密林に隠されたピラミッドと石舞台!宇宙考古学」

Lasers On Planes Used To Reveal Massive Massive Complex Of Mayan Ruins | NBC Nightly News

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zXa_aDbwvM4

Sprawling Maya network discovered under Guatemala jungle

Sprawling Maya network discovered under Guatemala jungle

2 February 2018 BBC News
Results from the research using Lidar technology, which is short for "light detection and ranging", suggest that Central America supported an advanced civilisation more akin to sophisticated cultures like ancient Greece or China.
https://www.bbc.com/news/world-latin-america-42916261?piano-modal

知られざる古代文明 ~マヤ・密林に隠されたピラミッドと石舞台~

2017年2月12日 NHK BSプレミアム
【リポーター】佐藤健 【語り】古野晶子
俳優の佐藤健さんの案内で、新たなる科学技術の挑戦を追う古代文明シリーズ。
第2弾は中米マヤ文明マヤ文明の遺跡の多くが密林地帯にあり、樹木に覆われて未発見のままだ。そこで茨城大学が中心となって上空から最新鋭レーザー観測を実施、未知なる神殿ピラミッドらしい痕跡をいくつも捉えた。また、近くの陥没湖でも掘削調査を行い、湖底の堆積物から当時の環境を細かく再現しようと取り組んでいる。マヤ文明盛衰のドラマに迫る。
グアテマラのジャングルの中には、見つかっていない遺跡が沢山ある。
この忘れ去られたマヤ遺跡を発見するのに重要な役割を果たすのは「ライダー技術による土地起伏図作成」である。
実際には、小型飛行機から地上にレーザーを発射し、その往復時間から土地起伏図をコンピューターで作成するのである。
研究者がこのようなライダー技術を使って発見した構造物は現在まで15,000余である。
番組では、ライダー技術を使ってセイバル遺跡内に発見された構造物の実地調査の状況が詳細に報告された。
https://cardiac.exblog.jp/26639004/

『宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ』

サラ・パーカック/著、熊谷玲美/訳 光文社 2020年発行

第6章 世界一周”新”考古学の旅 より

アラバマ州バーミングハムの通りを歩いているときに、私が好きなことの1つが、道路工事の穴をのぞき込むことだ。もうちょっとましなことを趣味にするべきかもしれないが、長い年月をかけて積み重なってきた、層になった道路を見るのが大好きなのだ。住んでいる町の周りに何本か残っている丸石を敷いた道では、遠い昔の馬や馬車、人々を思い浮かべる。ほぼどんな場所でも、歴史は私たちの足の下で待ち伏せしているのだ。
砂漠や森林の下には、考古学者がまだ発見していない遺跡や、文明までもが隠されているが、そのとてつもない数を私たちは正しく把握していない可能性がある。ある遺跡に新しい遺構を1つ発見したり、まったく新たな遺跡を1つ見つけたりするのは、それはそれで重要だ。ところが今では宇宙考古学を利用して、教百、数千、あるいは数万という新たな遺跡や遺構を見せつけられるようになった。

マヤ遺跡のマッピング

すでに説明した通り、考古学調査がLIDARによって大変革を遂げたのは、中米のベリーズでのダイアン・チェイスとアーレン・チェイスの研究が始まりだった。同じ研究の一環として、チェイス夫妻はメキシコ中西部にあるアンガムコ遺跡の周辺で、9平方キロメートルの範囲をLIDARでマッピングした。アンガムコは、アステカ帝国の敵国だったタラスカ王国が建設した都市だ。チェイス夫妻の研究からは、数百の住居地区が巨大建築物へとつながる、大規模な都市型集落の姿が浮かび上がった。そんな驚きの研究成果が明らかになると、すぐに他のマヤ文明研究者たちのLIDARマッピングプロジェクトにも研究助成がおりるようになった。
それでは、ヘリコプターに乗って、マヤ帝国が支配した地域の素晴らしい景観を鳥瞰的に眺めていこう。グアテマラへ向けて内陸に進むと、ベリーズ熱帯雨林の上空を飛行する。その緑の海を見下ろしていると、ジャガーやフェルドランスという毒ヘビがいるこの熱帯雨林でのフィールドワークは、臆病者には向かないことがよくわかる。私は大学学部生の頃、そこで実施されたベリーズ・バレー考古学踏査プロジェクトの踏査に参加する機会があった。2週間にわたって熱帯雨林で生活し、マヤ族が埋葬や儀式に使って洞窟網のマッピング作業を手伝うという、素晴らしい経験をした。木の板根を乗り越え、草木のつるが生い茂るなかを歩いていくことさえ一苦労だった。
グアテマラの領空に入り、同国で最も有名な遺跡とされるティカル遺跡に近づくと、ピラミッド型の石灰石の建築物が樹冠からちらりと見えてくる。『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のワンシーンを思わせるが、映画とは違って、けたたましい鳴き声のアカコンゴウインコが美しい姿を見せる。実際にその映画の撮影場所であるこの遺跡には、異世界めいた景色が広がっている。現実のティカル遺跡では、銀河帝国軍のストームトルーパーと出くわす心配はないが、ここではウマバエのほうがはるかに恐ろしい。ウマバエのウジ虫は孵化直後、人間の皮膚の下に入り込んで寄生するのだ。
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それはともかくとして、遺構が同じような密度で分布していると仮定すると、このプロジェクトの調査対象地域だけでも、未知の構造物が40万件存在する可能性がある。マヤ帝国は、西暦800年頃の全盛期には30万平方キロ以上の面積があったので、中央アメリカのうっそうとした熱帯雨林の下には、860万近くの遺跡は遺構が隠されている可能性があることになる。さらにこの数字には、マヤ帝国がおこなった大規模な景観の改変事業は入っていない。私の学生たちにいわせれば、「ヤバい」というところだろうか。

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どうでもいい、じじぃの日記。
再放送だったが、NHK BSプレミアム 「~マヤ・密林に隠されたピラミッドと石舞台~」を観た。
グアテマラのティカル遺跡は、現在は樹木に覆いつくされていてピラミッドの存在も分からない。
この忘れ去られたマヤ遺跡を発見するのに重要な役割を果たすのは「ライダー技術による土地起伏図作成」である。
実際には、小型飛行機から地上にレーザーを発射し、その往復時間から土地起伏図をコンピューターで作成する。
ライダー技術で空から地上を眺めたときに、あたかもレントゲン写真のように樹木が剥ぎ取られ地表のみが表われてくる。
三角形の大地はさすがに自然が造ったものなのか、人工物なのか判断が難しいが、四角状の台地は、明らかに人間が造ったものだ。
推測では、マヤの王たちが集まって宗教的行事を行っていたのではないか、とか。
よくマヤといえば、生贄が出てくる。
彼らはいったい、何をしていたのだろうか。