じじぃの「宇宙開発競争・中国が宇宙強国に・天問1号が火星着陸に成功!風をよむ」

China's Probe Lands on Mars

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EkSslYfCeMk

An illustration of the Tianwen-1 landing module. /CNSA

Hi Mars! China's probe lands on Red Planet

15-May-2021 CCTN
The lander carrying China's first Mars rover has touched down on the Red Planet, the China National Space Administration (CNSA) confirmed on Saturday morning.
https://news.cgtn.com/news/2021-05-15/China-s-probe-lands-on-Mars-10h4ctrNmla/index.html

はやぶさ2」が皮切り、サンプルリターン計画の黄金時代が到来

2021.02.04 MIT Tech Review
日本の「火星衛星探査計画(MMX:Martian Moons Exploration )」ミッションは2024年に打ち上げ予定で、火星の衛星フォボスを訪問し、地表からサンプルを採取して2029年に地球へ持ち帰る計画だ。
https://www.technologyreview.jp/s/233882/were-living-in-a-golden-age-of-sample-return-missions/

サンデーモーニング

2021年5月16日 TBS
【司会】関口宏 【サブキャスター】橋谷能理子 【パネリスト】田中優子安田菜津紀、涌井雅之、青木理

【風をよむ】

●宇宙開発競争の果てに
中国政府は、無人探査機「天問1号」が5月15日に火星への着陸に成功したと発表した。
2020年、「嫦娥5号」が月の土壌サンプルの持ち帰りに成功した。
中国版GPS「北斗」は全世界で運用開始している。
ロシアは国際宇宙ステーションから脱退し、独自の宇宙ステーションを建設する。
習近平国家主席は祝電の中で「天問1号が火星着陸に成功したことで、中国の星間探査は重要な一歩を踏み出し、地球・月間から惑星間への飛躍を実現し、火星に初めて中国人の足跡が残した。これは中国の宇宙事業の発展におけるもう1つの一里塚だ。勇敢に挑戦し、わが国を惑星探査分野で世界トップレベルのグループに押し上げた皆さんの優れた功績を、祖国と人民は永遠に心に刻むだろう」と語った。
●何用あって…
NASA(米航空宇宙局)は4月21日、火星探査車「パーシビアランス」に搭載した装置で、地球以外の惑星で初めて大気中の二酸化炭素から酸素を生成することに成功したと発表した。
インドは2022年までに有人宇宙飛行の実現を目指す。
2020年7月に日本から打ち上げられた、UAEアラブ首長国連邦)の火星探査機「ホープ」が、2021年2月、火星周回軌道への投入に成功した。
UAEが火星周回軌道への到達に成功したのは、米国、ソビエト連邦(ロシア)、欧州、インドに次いで4番目で、中東・アラブ諸国では初の偉業となる。さらに月探査や、2117年までに火星に都市を建設する計画も進める。
https://note.com/tbsnews_sunday/n/nf2b1eb3ce290?magazine_key=m26cde3a1301e

『科学の謎 研究者が悩む99の素朴な疑問』

ナショナル ジオグラフィック 日経ナショナル ジオグラフィック社 2019年発行

人類は火星で生きられるのか? より

地球の人口に資源が追いつかなくなったら、何が起きるだろう?
別の惑星に移住できないものかと考える人は多い。地球以外の太陽系惑星のうち、居住可能性がもっとも高いのは火星だという点で、科学者たちの意見は一致している。だが、多くを望むことはできない。自立した火星人の世界をつくることが目標なら、その生活は困難で危険なものになるだろう。
火星と地球にはいくつかの類似点がある。軸の傾きがほぼ同じなので、火星にも地球と同じように季節がある。ただし、軌道離心率が地球よりはるかに大きいため、季節の長さは変わり、1年も地球のほぼ2倍の長さになる。1日の長さはほぼ同じだ。また、火星の砂漠地帯は地球上の一部の地域に似ている。
だが、そうした類似点にもかかわらず、火星はきわめて過酷な環境だ。呼吸できる空気はなく、大気圧もごく小さい。長期的に定住するなら、重力の小ささも問題になる。気温は激しく変化する。21℃まで上がることもあれば、一部の地域ではマイナス142℃まで下がることもある。土壌は有毒で、太陽からの放射線も致死量を超える。そうした諸条件は、地球とは違いすぎるように思えるかもしれないが、一部の科学者と少数の企業家は、火星での生活という夢を実現したいと考えている。
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宇宙空間は民間セクターに開放されつつあり、一部の企業が火星での生活に向けて小さな一歩を踏み出している。宇宙探査技術会社スペースXの創業者イーロンマスクは、8万人が暮らす植民地の構築を目指している。スペースXは、早ければ2026年に人類を火星に送り込む計画を発表している。これはNASAの計画よりも10年早い。