じじぃの「世相診断・偏見や差別・今必要なダイバーシティとは!倫風」

Why Lacoste Is Changing Their Signature Crocodile Logo After 85 Years

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cTycnI-lXnk

森田ゆり主宰 エンパワメント・センター

元旦の北カリフォルニアは快晴。2日目3日目は朝から雨。感謝。ここでは雨は命の恵み。
今年も年頭にあたって、去年一昨年と同じ以下の言葉2つを日々のガイドにします。
http://empowerment-center.net/

『倫風』 2021年2月号

実践倫理宏正会

世相診断 今、必要な「ダイバーシティ」とは――”多様性を尊重する社会へ” 【執筆者】エンパワメント・センター主宰 森田ゆりさん より

日本社会の「同調圧力」を見直そう

ダイバーシティとは、個人が各自それぞれに違うということを認識して、「一人ひとりの多様性を大事にする社会を作っていこう」という考え方です。1960年後半に、アメリカで生まれた概念で、「人種」と不可分に結びついています。
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日本は島国という地理的な条件や長い歴史もあってほかの人と同じ行動・考え方を選択したり、他者にも望む傾向があります。いわゆる「同調圧力」が強いのです。また、他国の人を容易に受け入れない傾向もあります。現在でも、法律・制度的にも、他国の人たちが生活するにはかなり困難な社会といえます。
ですが日本には、近年、急激に外国人労働者が増えています。少子化が急速に進行しているため、外国人を排除すれば、50年後には日本社会は成り立たなくなるという予測もあります。外国人労働者を受け入れなければ、今後の日本経済は危機に陥る可能性が高いのです。
そこで3年ほど前から政府が動き始め、2年前には入国管理法を大きく改正し、外国人労働者と準労働者に関する制度を整備しました。彼らに日本国内で仕事をしてもらおうとするものです。
ただし、外国人を「労働力」としてしか見ておらず、彼らの「人権」には思い至っていないようです。
外国人労働者を積極的に入国させても、政府は表立った「移民」政策を取っていません。実歳は移民と変わりがないのに移民とは呼ばず、認めないのです。

人は皆、違うからこそ尊い

移民尾問題だけではありません。ダイバーシティの核となる「多様性」は、「人間は皆、その価値において等しく尊い」という「人権」の概念を、「人は皆、違うからこそ尊いのだ」という考え方に発展させたものです。近年、これまでとかく低い地位に位置付けられていた女性たちや、偏見に満ちた目で見られていたLGBT性的少数者セクシュアルマイノリティ)の人たちの権利を認めようとする動きが拡がり、さらに障がいの有無などによる差別や偏見をなくして、彼らを平等に扱おうという取り組みが拡がってきました。歓迎すべきことだと思います。

画像の説明

偏見や差別は「目に見えない」部分から発する。

氷山の水面上・・・言語、芸術、音楽、食べ物、建築、服飾、儀式、コミュニケーションのスタイル、神のメッセージ
氷山の水面下・・・信念、世界観、倫理観、帰属感、清潔感、死生観、集団的トラウマ
2つの氷山が出合う時、ぶつかるのは水面下の部分。
異なる文化を持つ者同士が共存するときに起きる摩擦は、水面下に隠れたいるものが原因となることが多い。代表的なものが「清潔感」である。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になってもやってきた。
「今日は、節分の豆とゆずういろうを持ってきました」
パラパラと『倫風』 2月号を読んでみた。

今、必要な「ダイバーシティ」とは

ダイバー? スクーバダイビングをする人のこと?
ダイバーシティとは多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと、だそうです。
「偏見や差別は『目に見えない』部分から発する」
日本人はゴミ出しでも、「分別していない」、「汚い」、「臭い」などに敏感なのかもしれない。
中野信子著『空気を読む脳』という本には、こんなことが書かれていた。
見知らぬ人から「アンケート調査にご強力をお願いできませんか?」と話しかけられたとき、話しかけた相手が、ラコステのワニのロゴがはっきりわかるセーターを着ていた場合、アンケートに答えてくれた人の割合はどん!と、はね上がったのだそうです。
日本人は相手が「清潔感」があるかどうか、で判断することが多いのかも。
もう少し若かったら、ラコステのワニのセーターでナンパもあったかもなあ。 (^^;;