じじぃの「ナチスのフランス侵攻・すすり泣く男!死ぬまでに観ておきたい世界の写真」

The Weeping Frenchman

The Mystery of the Crying Frenchman

Posted on 9th December 2018 by harbel
●Anonymous - The Weeping Frenchman
Like so many other mystery photographs, this one is attributed to an anonymous photographer.
Some sources I found, say the Associated Press. But always one for a good mystery, I started looking a little harder.
http://harbel.com/the-mystery-of-the-crying-frenchman/

『死ぬまでに観ておきたい 世界の写真 1001』

ポール・ロウ/著、小川浩一、竹村奈央、風早仁美/訳 実業之日本社 2019年発行

すすり泣く男 より

撮影者 未詳
撮影年:1941年
撮影地:マルセイユ、フランス
フォーマット:35mm
誰も予想しえなかったほど、それは早く起こった。1940年5月10日、ドイツ軍は北海沿岸低地帯を経由してフランスを攻撃し、フランス政府は数週間のうちに降伏したのである。人々は、自由が奪い去られるのを信じられない思いで見つめているしかなかった。
降伏後のフランス国民の悲嘆は、やがてひとりの男性が涙を流すたった1枚の写真に象徴されるようになった。彼はマルセイユの街で、ナチスから逃れアフリカへ撤退するフランス軍の行進を見つめているのだ。この男性の名は後にジェローム・バルゼッティだとわかった。
アメリカでは『ライフ』1941年3月3日号にこの写真が掲載された。バルゼッティや他の見物人たちの記録映像も撮影され、第二次世界大戦中、さまざまなニュース映画の中で映写された。また、アメリカのプロパガンダ映画『Why We Fight(我々はなぜ戦うのか)』シリーズ全7作のうち、フランク・キャプラ監督の『Divide and Conquer(分割統治)』(1943)の一場面としても使われた。映画の終盤でバルゼッティの声が流れる。「人々は、名誉が失われてしまったことに対して涙を流しているのです」。この写真は実際、映画の一場面から抜粋されたスチール写真ではないかと思われる。

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