じじぃの「よいこと・心の窓を開けましょう?世界一素朴な質問」

こころはどこに?脳の歴史をビジュアル・ストーリーで振り返る!

2016.02.08 POST
紀元前460年頃、医者ヒポクラテスはいままで、超自然的な力(迷信・呪術)や神々仕業と考えられてきた病気を、自然的原因をもっているとしました。
そんなヒポクラテスは「人の喜び、笑い、快感、勇気が生まれる場所は脳であって.それ以外のどこでもない」としています。
その後、プラトンは、こころの座を脳と脊髄にあるとします。脳には理性・知性で代表される「神の座」、胸髄には「人間の精神」の中の情熱を作る動物的な魂が、腹髄には食欲をつくる植物性の魂が宿るとしました。
一方、プラトンの弟子、アリストテレスはこころは心臓で、脳髄は心臓から循環してきた血液を冷却する場だといいます。
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『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』

ジェンマ・エルウィン・ハリス/編者、西田美緒子/訳 2019年発行

「よい」は、どこから生まれるの? 【回答者】A・C・グレイリング(哲学者) より

わたしたちは「よい」という言葉を、みんなが好きなこと、暮らしをよりよくすること、ほかの人に新設にすることをいいあらわすときに使います。「よい人」は、正直で、まわりの人にやさしくて、約束をまもり、いつも一生懸命になにかをしている人のことをさします。「よいこと」はとてもたいせつです。この世界を、よりよい場所にしてくれるからです。
「自分が行動したり人に接したりするときの、正しい方法とはなんだろう」と、はじめて考えたときから、人々は「よいこと」とはどんなものかと話しあってきました。古代ギリシャの哲学者は「よいこと(善)」について議論をはじめ、それから今まで議論はつづいています。哲学者たちは、「よいこと」はわたしたちが「する」ことだけではなく、わたしたちの「考える」方法にもあてはまると教えてくれました。行動は考えることできまるので、考え方はとてもたいせつです。わたしたちがみんなが、正しく生きる方法、正しく行動する方法について、考えなければなりません。
だから、もんなが、自分で自分にこんなふうに質問する必要があります――わたしはなにが「よいこと」だと思っているの? どうしてそう思うの? 今しようとしていることは正しいこと? それとも正しくないこと? こうした質問に答えるときには、ほかの人もそうだと言ってくれるかどうかを考えることが肝心です。自分だけがそうだと思うのは、とてもかんたんですからね!
わたしたちがよいことをできるように、よいことについて考えるには、ほかの人と話をし、異なる社会で暮らす人がどう考え、なぜそう考えるかを知り、みんながなにかをよいまたは悪いと考える理由をたずねることも大事です。
これで、次のようなことがわかりました。自分の考えと行動が、自分自身やほかの人たちに、さらにそのまわりの世界に、どんなふうに影響するかについて、責任感と良識のある判断をすることから、「よい」が生まれます。

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どうでもいい、じじぃの日記。
心には、求める心、感じる心、考え話す心があります。それらが心の3要素――欲求・感情・言葉なのです。
新型コロナウイルス」が終息する気配ありません。
デイサービスが休業し、自分の部屋にこもるようになったお年寄りたち。数日後から行動に変化が表れました。認知症の発症です。
古代ギリシャの哲学者は『よいこと(善)』について議論をはじめ、それから今まで議論はつづいています」
「愛」や「感情」や「神」について考えることは「形而上学」という学問だそうです。
形而上学は人間が考える究極の学問なんだそうです。