How to Inject Insulin
血糖値を下げる薬のメカニズム
脂質の摂取がDPP-4阻害薬の血糖改善作用の長期維持に重要(平成29年12月28日)
2017.12.27 関西電力 医学研究所
*DPP-4阻害薬の服用開始半年後から1年後に血糖改善作用が減弱する患者さんは日常的な食事の脂質、特に飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸の摂取量が有意に多い。
*DPP-4阻害薬の長期血糖改善効果の減弱の程度は、飽和脂肪酸の摂取量と有意な相関を示す。
*DPP-4阻害薬の血糖改善作用の長期維持には、摂取する脂質の種類や量に注意する必要がある。
http://kepmri.org/news/%E8%84%82%E8%B3%AA%E3%81%AE%E6%91%82%E5%8F%96%E3%81%8Cdpp-4%E9%98%BB%E5%AE%B3%E8%96%AC%E3%81%AE%E8%A1%80%E7%B3%96%E6%94%B9%E5%96%84%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%95%B7%E6%9C%9F%E7%B6%AD%E6%8C%81/
『読むだけで健康でいられる家庭の新医学』
東茂由/著 KAWADE夢文庫 2015年発行
薬で血糖値を下げても合併症は進むことがある より
糖尿病というと、まず「血糖値を下げることが重要」と認識されています。しかし、本当の目的は、その先の合併症を防ぐことにあります。
血糖値を下げるための方法には、食事制限と運動、経口薬、インスリン注射などがあります。しかし、薬だけに頼って血糖値を下げると、血糖値は下がったのに合併症は進むということがあります。だから、糖尿病の専門医は「血糖値を下げるのに、薬だけに頼るのはたいへん危険」であると注意をうながすのです。
血糖値を下げれば合併症が予防できると思っている糖尿病の人は多いでしょうが、実際はそうではないようです。
名郷直樹・武蔵野国分寺公園クリニック院長は著書『後悔したくなければ「医者のいいなり」はやめなさい』(日本文芸社)で、
「合併症を予防するために、糖尿病では血糖値をなるべく正常値に近づけようとしてたくさんの薬が使われます。そうすれば血糖値は下がります。数値が下がれば患者さんは『これで安心』と思うでしょう」
と述べ、しかし安心はできないと、次のように続けています。
「血糖値を下げたとしても(1~2ルズムの血糖の平均を示すHbA1cという指標を1%減らした場合)、網膜症や腎症という糖尿病特有の合併症が完全になくなるわけではありません。割合で言うと、100人の合併症の患者さんを80人に減らすという効果しかないのです」
合併症を予防できないどころか、増えたという研究するあるそうです。
さらに、糖尿病は脳卒中と心筋梗塞とも関わりが深いことから、そのリスクを減らすために血糖を下げる薬が使われますが、その薬を服用しても、「100人が80人に減るレベル」「脳卒中についてはほとんど減らない(つまり効果なし)」と述べています。
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どうでもいい、じじぃの日記。
昨日、家の近くの糖尿病専門病院に行ってきた。
世界における糖尿病の有病率は9%で、日本の患者数はこの40年間で約3万人から700万人程度にまで増加している。
血糖値の大まかな変動を反映するのがHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)だ。
HbA1c・・・過去1~2ヵ月の血糖の平均値を反映する臨床検査値、「糖尿病コントロール指標」で、基準値は4.6~6.2
今年の7月に14.1だったのが12月に10.6にまで下がった。
1月から7月まで、「SGLT2阻害薬」で糖をむりやりおしっことして出す薬を飲んでいたが、やたらとトイレにいく回数が増えたので、7月途中からこの薬を止めてインスリン注射(14単位)に変えた。
HbA1cの値が14.1 → 10.6になった。まだかなり高い値だがインスリン注射が効いているのだろうか。
先生は「この調子で行きましょう」、とか言っていた。
来年が楽しみであるが、本当に良くなるのかしら、という思いもある。